プロクソンのミニルーターを使っていると、動かなくなってしまうという話をよく聞きます。
僕自身も、ある時から突然スイッチを入れても動かなくなりました。
調べていくと、そのほとんどが長時間使用による熱によってスイッチ周りが溶けたのが原因。
作業が中断になってしまったことや、それなりの価格で買ったからこそ何とか直す必要がありました。
✅この記事の内容
- プロクソンのミニルーターが壊れた原因
- 自分で修理するために準備するもの
- プロクソンのミニルーターを、自分で修理する手順
この記事では、プロクソンのミニルーターの修理について。
動かなくなった原因と、実際に修理した方法について紹介します。
プロクソンのミニルーターが突然使えなくなったというのは、調べてみると意外に多いです。
その原因のほとんどが、長時間の使用によって熱を持ちスイッチ周りが溶けてしまったこと。
これが原因だった場合、カスタマーサービスによる修理以外にも、自分で必要な道具を準備することで直すことも可能になってきます。
- 本体カバーをはずすための専用ドライバー
- 付け替えるためのスイッチ
- はんだ付け用のはんだごて
あくまでこの方法は、熱によるスイッチ故障が原因だった場合。
それ以外の故障原因については、カスタマーサービスの必要が出てきます。
しかし決して安くはない金額で購入した、プロクソンのミニルーター。
そんなリューターだからこそ、少しでも安く直せて使えるのであればその方が良いです。
プロクソンのミニルーターが壊れた原因
調べてみると意外と多い、同じような故障
いつも通りにミニ四駆の加工に使っていた、プロクソンのミニルーター。
しかしある日突然、スイッチを入れても動かなくなりました。
何度か試みましたがダメだったので、ネットで原因を自分なりに調べてみることに。
すると、他にも同じような故障が起きている人がちらほら。
プロクソンのミニルーターを使う上では、よくある故障だったようです。
集中しすぎて、長時間使いすぎたのが原因
その調べた故障原因のほとんどが、本体の熱によるスイッチ周りの故障でした。
リューターは長時間の使用によって、本体が熱を持ちやすくなっています。
パワーのあるプロクソンのミニルーターの場合は、なおさらです。
なので本体にも、定格使用時間15分などの記載もあるのかと。
僕の場合、ミニ四駆の加工をしていてつい集中しすぎてしまったことが原因ではと。
長時間の使い過ぎが、故障の原因ではと考えました。
自分で修理するために準備するもの
ミニルーターを分解するためのドライバー
プロクソンのミニルーターを分解する場合、ミニ四駆の工具とは違ったドライバーが必要となってきます。
今回使用したのは、精密ドライバーセット。
本体をネジ止めされているネジ頭が、普通のネジとは違った形状。
「ペンタローブ」とよばれる、星型の小さなネジ穴となっています。
僕の場合手持ちにあったのは、ごく一般的なドライバーだけ。
なのでミニルーターの分解のためには、形の合うドライバーを準備する必要がありました。
商品リンク:Bestechno 32in1 精密ドライバーセット 修理ツール 多機能ツールキット
スイッチ故障の場合、替えのスイッチを準備
故障の原因がスイッチだった場合、新品のスイッチと付け替える必要があります。
プロクソンのミニルーターに使われているスイッチは、可変抵抗器とよばれるもの。
今回は、Aカーブ、100kΩの可変抵抗器を準備。
普段電気関係に触れていない僕にとっては、こちらも見慣れないような形と形状でした。
僕の場合は熱によるスイッチ故障が原因だったため、プロクソンのミニルーターのサイズと規格に合った替えのスイッチを準備しました。
商品リンク:Linkman スイッチ付きボリューム(Aカーブ、100kΩ) R1610S-2B1-A104
固定のためには、はんだ付けのための道具も必要
故障しているスイッチを付け替える場合、固定するためにはんだごても必要となってきます。
もちろん普段はんだごてを使用することもないので、こちらも準備。
とりあえずこのミニルーターの修理のために使えればよかったので、用意したのははんだごての入門セット。
このセットには「はんだごて」と「ヤニ入りはんだ」、「はんだ吸取線」がセットになっています。
故障したスイッチの取り外し、替えのスイッチの取り付けには、はんだ付けが必要となってきます。
商品リンク:白光(HAKKO) BLUE SET 電気器具/電気部品用はんだこてセット 40W はんだ/吸取線/簡易こて台付き FX511-01
プロクソンのミニルーターを、自分で修理する手順
専用ドライバーで本体カバーをはずし、故障原因を特定
まずは故障の原因特定のために、プロクソンのミニルーター本体を分解。
この時に専用のドライバーを使って、ネジ4本をはずし、カバーを開けていきます。
開けてみると、スイッチとなっていたであろう赤いパーツが落ちてきました。
ここがミニルーターを使いすぎの熱によって溶け、故障の原因になっていたよう。
これを確認したことで、故障の原因を特定できました。
故障の原因がわかってから、必要なスイッチやはんだを準備する方がムダがないのでおすすめです。
はんだを溶かしながら、壊れた可変抵抗器を取り外し
次に故障の原因となっている、スイッチ部分を付け替えていきます。
まずは付けられているスイッチ周りを、はんだごてで溶かしながら取り外し。
この時に僕のように普段はんだ作業に慣れていない人は、写真を撮っておくことをおすすめします。
取り付ける場所や付け方など、その画像を見ながらやった方が間違いも少なくなってきます。
取り付けられているはんだをすべて溶かせば、基板から可変抵抗器を取り外せるようになります。
新しいスイッチをはんだ付けし、動作確認
最後に、付け替える可変抵抗器をはんだ付けしていきます。
取り外し前に撮影した画像を元に、取り付ける位置を確認していきます。
付け替える前と同じように固定していくことで、はんだづけの失敗も少なくなるので安心。
はんだ付け後は本体カバーを戻して、固定していたネジを戻していきます。
動作確認として、ミニルーターがしっかり動けば修理は完了になります。
長く使い続けるためにも、修理ができる方が良い
プロクソンのミニルーターが突然使えなくなったというのは、調べてみると意外に多い。
その原因のほとんどが、長時間の使用によって熱を持ち、スイッチ周りが溶けてしまったことです。
今回のように熱が原因だった場合、自分で必要な道具を準備することで直すことも可能。
いろいろと修理に必要なものはありますが、すべてそろえても2000円以内。
普段使わないようなものがほとんどですが、何かあった時のために準備していても困らないもの。
決して安い金額で購入したわけではない、プロクソンのミニルーター。
だからこそ、長く使い続けられるに越したことはありません。
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