ミニ四駆をコースで走らせる楽しみにもなるのが、マシンの速さを出すこと。
コースアウトしないためのセッティングも必要ですが、どうせコースを走らせるなら速いマシンの方が楽しい。
基本的なセッティングを見直すだけでも、マシンを速くすることはできます。
✅この記事の内容
- ミニ四駆を速くする方法
この記事では、ミニ四駆を速くする方法について。
パーツ選びからセッティングのコツまで、誰でも実践できるポイントを紹介します。
ミニ四駆でマシンを速くするだけであれば、基本的な部分を見直すだけでもマシンを速くすることはできます。
ミニ四駆を速くするポイント
- 高回転数のモーター
- 高性能の電池
- スピード重視のギヤ比
- マシンを軽量化
- 摩擦抵抗の少ない大径タイヤ
- 摩擦の少ないベアリングローラー
- グリスアップ
- ブレーキを使わない
これらのポイントは、誰でも実践しやすくなっています。
GUPの特徴を活かすことで、マシンの速さにメリットとなる改造になってきます。
ただし今のミニ四駆コースは、ただ速くするだけでは完走さえもむずかしいのがむずかしい。
アップダウンの多い立体コースだからこそ、あえて速度を抑える部分も必要になってきます。

あくまでもマシンを速くする部分だけ考えるのであれば、見直すべきポイントになっています。
ミニ四駆を速くする方法8選
高回転数のモーター
ミニ四駆を速くする場合、高回転数のモーターを使うことでマシンを速くすることができます。
マシンの速度に大きな影響となってくるのが、「モーター」と「電池」。
特にモーターの場合は、高回転数なモーターの方がマシンの速さを出すことができます。
モーターの種類でいえば、「ダッシュ系モーター>チューン系モーター>ノーマルモーター」の順で回転数が変化。
中でもハイパーダッシュ3モーターやハイパーダッシュモーターPROが、ダッシュ系モーターの中でもおすすめになってきます。
他にも、モーターを慣らすことで回転数を上げる方法もあります。
ブラシが削れることによって回転数が上がり、開封直後より高回転な状態でモーターを使い始めることができます。
モーター慣らしについては、あくまでも中級者〜上級者向けの方法。

なのでまずは、ダッシュ系の高回転数のモーターでマシンの速さを出すのがおすすめです。
おすすめのモーターやモーター慣らしの方法については、こちらの記事で紹介しています。
高性能の電池
ミニ四駆を速くするためには、電池の性能も重要になってきます。
ミニ四駆で使う電池は、大きく2種類。
使い切りだが高出力の「アルカリ電池」と、充電することで繰り返し使うことのできる「ニッケル水素電池」があります。
なのでパワーが落ちることによって、マシンの速度も遅くなってしまうことに。
逆にニッケル水素電池でもあるネオチャンプは充電することで繰り返し使用ができ、使い続けてパワーが落ちてきても電池容量を戻すことが可能。
電池の容量を増やしたり出力を安定させることで、安定した電圧で使い続けてマシンの速さを維持できます。

ニッケル水素電池は充電や育成が必要になりますが、マシンを速く走らせ続けるという部分では選択肢になってきます。
おすすめの電池や電池の育成については、こちらの記事で紹介しています。
スピード重視のギヤ比
マシンのギヤ比は、「スピード重視」か「パワー重視」かを決める重要なポイントになってきます。
ミニ四駆のギヤ比はシャーシによって変わってきますが、組み合わせによって走り方も変わります。
スピード重視 | パワー重視 | |||
超速ギヤ | ハイスピードEX | ハイスピード | 高速 | 標準 |
3.5:1 | 3.7:1 | 4:1 | 4.2:1 | 5:1 |
スピード重視の3.5:1のギヤ比にすることで、マシンの速さを出すことができます。
ただし実際にコースを走らせてみると、スロープやバンクなどの立体セクションもあるためパワーが必要な場面も。
なのでコースレイアウトによって、ギヤ比の正解が変わってくる面もあります。

それでもマシンを速くするだけであれば、スピード重視の超速ギヤが選択肢になってきます。
おすすめのギヤ比については、こちらの記事で紹介しています。
マシンを軽量化
モーターと電池のパワーだけで走るミニ四駆の場合、マシンが軽いほどマシンの速度も出やすくなります。
ミニ四駆を速くしようとした場合、マシンの重さは重要な要素です。
なので改造として欠かせないマスダンパー以外の部分で、いかにマシンを軽くするかが大切になってきます。
マシンを軽量化しようとした場合、改造に使うパーツを替えるだけでも軽量化することが可能。
- プラボディ→ポリカボディ
- FRPプレート→カーボンプレート
- ロックナット→アルミロックナット
他にもプレートの肉抜き加工や、不要なパーツを取り外すだけでもマシンの重量を減らすことは可能。

ただしマシンを軽量化していくほどマシンの剛性も落ちてきてしまうので、バランスも必要になってきます。
おすすめのポリカボディやFRPとカーボンについては、こちらの記事で紹介しています。
摩擦抵抗の少ない大径タイヤ
マシンがコースを走る上で欠かせないタイヤについては、タイヤの素材や大きさによって速さが変わってきます。
タイヤの径が大きいほど、1回転で進む距離が伸びます。
これによって同じ回転数でも距離が進み、マシンのトップスピードも速くなります。
そしてタイヤがコースと接地している限り、コースの路面との間に摩擦が生まれます。
この時の摩擦が少ないほどコーナリング時の抵抗も減り、マシンは速い。
なのでマシンの速さだけ考えるのであれば、大径のローフリクションタイヤが速度を出すことができるタイヤに。
さらにタイヤの種類を摩擦抵抗の少ないローフリクションタイヤにすることで、コーナリング時の横滑りでの摩擦抵抗を少なくすることができます。
ただ実際にコースを走らせてみると、マシンの重心が上がることで制振性などの部分でセッティングがむずかしい部分も。
それでもチューン系モーターなどであれば、タイヤ径の大きいセッティングの方が速度を出すことができます。

さらにタイヤを取り付けるホイールも、回転した時にブレが無い方がタイヤの接地が安定して速くなります。
おすすめのタイヤやローフリクションタイヤについては、こちらの記事で紹介しています。
摩擦抵抗の少ないベアリングローラー
ローラーについても、摩擦抵抗の少ないローラーの方がマシンを速くすることができます。
ミニ四駆は、コースの壁にローラーを接触させて走ります。
接触するローラーの素材や回転の良さが、マシンの速さにも大きく影響。
なのでマシンを速くしようとした場合、プラリング付きのベアリングローラーがもっとも速くできるローラーに。
さらに同じプラ素材でも、キット付属のようなプラローラーよりもベアリング内蔵ローラーの方が回転性が良くマシンを速くすることができます。
コースに接触するローラーの数も少ないほどマシンは速くなりますが、マシンの安定性を考えると最低限の数は必要。

またベアリングローラーを使う場合は、脱脂などのメンテナンスも重要になってきます。
おすすめのローラーやベアリングの脱脂については、こちらの記事で紹介しています。
グリスアップ
ミニ四駆を速くするためには細かなメンテナンス、グリスアップも重要になってきます。
マシンを組み立てる時にも欠かせない、グリスアップ。
ギヤ周りやシャフトの軸受けなど、摩擦抵抗の生まれる部分にグリスを塗ることで摩擦抵抗を減らすことができます。
ただしグリスアップする際は、グリスの塗り方にも注意が必要。
ギヤ周りや軸受けに対しても、薄く塗り伸ばすことが大切になってきます。
グリスアップには、グリス以外にオイルを使う場合もあります。
これもグリスと同じように摩擦抵抗を減らすことができ、グリスよりも粘度が低いので薄く塗り伸ばしやすくなっているのが特徴。

マシンを素組みしただけの場合も、グリスアップしているかしてないかでマシンの速さは変わってきます。
おすすめのグリスやグリスアップについては、こちらの記事で紹介しています。
ブレーキを使わない
マシンの速度制御に欠かせないブレーキですが、当たり前ですがブレーキを使わない方がマシンは速くなります。
今のミニ四駆にブレーキが欠かせないのは、立体コースにおけるコースアウトを防ぐため。
スロープなどのジャンプの際に、マシンの速度超過によってコース外に飛び出さないようにブレーキで速度を抑えています。
そんなブレーキも、摩擦抵抗によってマシンの速度を抑えているため使わない方がマシンを速くすることができます。
なのでブレーキを使わない、ノーブレーキで走るマシンほど減速が少なくトップスピードも出やすくなります。
それでも速いモーターほど、ノーブレーキで立体コースを完走するのはむずかしい部分も。
なのでブレーキの種類や効き方を変えるだけでも、マシンの速さを出すことができます。

白ブレーキよりも青ブレーキ、またはブレーキの高さを変えるなどの調整も大切になってきます。
おすすめのブレーキについては、こちらの記事で紹介しています。
ミニ四駆を速くする方法 まとめ
ミニ四駆でマシンを速くするだけであれば、基本的な部分を見直すだけでもマシンを速くすることはは可能。
ミニ四駆を速くするポイント
- 高回転数のモーター
- 高性能の電池
- スピード重視のギヤ比
- マシンを軽量化
- 摩擦抵抗の少ない大径タイヤ
- 摩擦の少ないベアリングローラー
- グリスアップ
- ブレーキを使わない
GUPの特徴を活かすことで、マシンの速さにメリットとなる改造になってきます。
ただし今のミニ四駆コースは、ただ速くするだけでは完走さえもむずかしいのがむずかしいのが難点。
アップダウンの多い立体コースだからこそ、あえて速度を抑える部分も必要になってきます。

あくまでもマシンを速くする部分だけ考えるのであれば、見直すべきポイントです。
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