ミニ四駆のローラーには、いくつもの種類があります。
大きさや形、材質も違うローラーがたくさんある中で、マシンに合ったローラーを選ぶのはむずかしいです。
しかし取り付ける場所や目的によって、ある程度最適なローラーは決まってきます。
✅この記事の内容
- フロントにおすすめのローラー
- リヤにおすすめのローラー
- スタビとしておすすめのローラー
この記事では、ミニ四駆でおすすめのローラーについて。
フロントとリヤでマシンセッティングにおすすめのローラー。
また、スタビとしても使えるローラーも紹介します。
数あるミニ四駆のローラーの中でも、実際に使われているローラーの種類は限られてきます。
マシンに取り付ける場所やセッティングの目的によって、ローラーの選択肢もいろいろ。
特にフロントやリヤ、スタビによってローラーの使い方も変わってきます。
フロントローラーにおすすめ
リヤローラーにおすすめ
スタビとしておすすめ
フロントローラーの場合は、LCなどでのコースへの食いつきの良いアルミローラーがおすすめ。
さらに2段アルミローラーにすることで、マシンの傾きにも強くなります。
またリヤローラーには、速度か安定性かによって使うローラーも変化。
プラリング付きやオールアルミローラーを、速度や安定性のバランスで使い分けていくことになります。
さらにマシンに取り付けられるローラーの個数が自由な今のレギュレーションでは、スタビとしてのローラーも有効。
使うローラー径に合わせてスタビローラーを替えることで、マシンの安定性を上げることもできます。
フロントにおすすめのローラー
13-12mm 2段アルミローラー
フロントローラーとして定番になっているのが、「13-12mmの2段アルミローラー」です。
アルミローラーということで、コースへの食いつきが良いのが特徴。
これによって、しっかりコースの壁をローラーで捉えることができます。
また2段になっていることで、マシンの傾きにも強くなっています。
上段が12mm径なので、普通にコースを走っている分にはコースの壁に接触しません。
なので摩擦抵抗による、減速もなし。
マシンが傾いた時だけコースに接触し、マシンが横転するのを防いでくれます。
13mm径という使いやすいローラー径と、食いつきの良いアルミローラー。
立体コースのLC対策として、フロントには最も使われているローラーになってきます。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツシリーズ No.398 GP.398 2段アルミローラーセット 13-12mm 15398
9-8mm 2段アルミローラー
13-12mmより径は小さいですが、同じ2段アルミローラーとして使いやすいのが「9-8mmの2段アルミローラー」です。
ローラー径が小さい以外は、基本的な特徴としては13-12mmの2段アルミと同じです。
しかしFRPやカーボンステーで取り付けた場合、取り付け位置が13-12mmよりフロントタイヤに近い位置になります。
なのでマシンの走りとしても、多少の違いが出てきます。
取り付け位置がフロントタイヤに近いことで、直線での安定性やコーナリングの速さなどが変わってきます。
コーナー直後のDBやスロープのジャンプの安定性なども変わってくるので、13-12mmの2段アルミと使い分けるのもおすすめです。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツシリーズ No.403 GP.403 2段アルミローラーセット 9-8mm 15403
ローラーベースによる走りの違いについては、こちらの記事で紹介しています。
リヤにおすすめのローラー
19mmプラリング付きアルミベアリングローラー
リヤ用のローラーとしておすすめになるのが、「19mmプラリング付アルミベアリングローラー」です。
数あるローラーの中でも、摩擦による抵抗が少ないのがプラローラーの特徴。
摩擦抵抗の小ささから、コーナリング時の減速も少なくなります。
ただプラスチック製ローラーといっても、キット付属のプラローラーからプラリング付きのベアリングローラーなどいろいろあります。
その中でもローラーの精度や耐久性を考えた場合に、実際に使いやすいローラーが19mmプラリング付きアルミベアリングローラー。
プラリング付きのアルミベアリングローラーの選択肢としては、19mmか17mmのみです。
そして17mmのプラリング付きローラーの場合、取り付け位置にも注意が必要。
FRPやカーボンプレートによっては、17mmの取り付け穴がないのでそのまま取り付けできない場合があります。
なので使いやすさや性能面でもおすすめになってくるのが、19mmのプラリング付きベアリングローラーです。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツシリーズ No.251 GP.251 19mmプラリング付アルミベアリングローラー 15251
13mmオールアルミベアリングローラー
リヤに13mm径のローラーを使う場合のおすすめは、「13mmオールアルミベアリングローラー」です。
現状タミヤ公式で発売されている13mm径のローラーには、プラリングローラーがありません。
なのでリヤローラーとして13mm径のローラーを使う場合は、13mmオールアルミベアリングローラー一択になってきます。
13mm径のローラーといっても、「オールアルミ」と「ローラー用13mmボールベアリング」の2種類があります。
ただローラーとしての作りが違うため、重さを比較すると使いやすいのはオールアルミべアリングローラー。
アルミ製ローラーなので、コースへの食いつきが良い。
なので3レーンコースなどでは、LC対策としても使いやすいローラーなのが大きな特徴になります。
普段走らせるコースとしては、立体LCのある3レーンがほとんど。
なので多少抵抗になるとしても、マシンの安定性の面で13mmのオールアルミベアリングローラーを取り付けておけば間違いありません。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツシリーズ No.437 GP.437 13mmオールアルミベアリングローラー 15437
ローラーの種類については、こちらの記事で紹介しています。
スタビとしておすすめのローラー
830ベアリング,850ベアリング
フロントに2段アルミローラーを取り付けた時は、AOパーツの「830ベアリング」や「850ベアリング」がスタビとしておすすめです。
本来スタビを取り付ける目的は、マシンが傾いた時などに支えるため。
そのためにフロントスタビとしては、湯呑スタビといわれる「ハイマウントチューブスタビ」をよくみかけます。
そんなフロント用のスタビとして、ローラーを取り付ける場合もあります。
その中でもスタビとして使いやすいのが、AOパーツになっている830や850ベアリング。
13-12mmや9-8mmの2段アルミローラーを使った場合、傾いた時にだけスタビのローラーが接触します。
なのでコースを走っている時は抵抗にならず、傾いた時にだけ支えになることで湯呑みスタビほどの減速もありません。
スタビを取り付ける場合は、ローラー径より少し小さい径が理想。
湯呑みスタビと違って減速しないという部分でも、830や850ベアリングはおすすめです。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆用AOパーツ AO-1008 830ベアリング 2個セット 94386
商品リンク:タミヤ ミニ四駆用AOパーツ AO-1012 850ベアリング 2個セット 94392
スタビやベアリングについては、これらの記事で紹介しています。
17mmプラリング付きアルミベアリングローラー
フロントローラーとして19mmローラーを使う場合は、「17mmプラリング付 アルミベアリングローラー」がスタビとしてはおすすめです。
19mm径のローラーよりひと回り小さいのが、17mmのプラリング付きベアリングローラー。
プラリングということで、コースに接触した時の抵抗も少ないです。
コースに接触してもローラーとして回るので、普通のスタビのように減速しづらいのが使いやすい部分。
公式大会のような5レーンコースでは、19mm径のローラーがフロントローラーとして使われることも多いです。
そんな時に、フロントローラーのスタビとして17mmプラリング付きベアリングローラーがおすすめです。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツシリーズ No.449 GP.449 17mmプラリング付 アルミベアリングローラー 15449
ローラーの基本的な使い方を知っておく
数あるミニ四駆のローラーの中で、それぞれのローラーとしておすすめなのはこちらです。
フロントローラーにおすすめ
リヤローラーにおすすめ
スタビとしておすすめ
フロントローラーには、LCなどでのコースへの食いつきの良いアルミローラー。
またリヤは、速度か安定性かによってプラリングやアルミのローラーを使い分け。
さらにローラーの制限の無い今のレギュレーションでは、スタビとしてのローラーもおすすめです。
他にもマシンに安定性を持たせたい場合、リヤに19mmのオールアルミローラーをセッティングとして使う場合もあります。
ローラーセッティングは、マシンやコースレイアウトに合わせた調整が必要。
しかし基本的な組み合わせや使い方を知っておくことで、セッティングの幅が広がってきます。
またベアリングローラーを使う場合、しっかりと脱脂をすることでベアリングの性能を引き出すことができます。
ベアリングの脱脂については、こちらの記事で紹介しています。
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