ミニ四駆でマシンを速くするために使うのが、ベアリングローラー。
しかし新品のローラーを買って使ってみても、思っていたほど回らないことがあります。
手で回してみても、ゴリゴリという感触があってあまり長時間は回らないことが多いです。
✅この記事の内容
- ベアリングローラーが、ゴリゴリして回らない原因
- ベアリングを外すための、2種類の方法
- ベアリングローラーの内圧抜き
この記事では、ミニ四駆のベアリングローラーについて。
新品のローラーほど、あまりよく回らない理由。
そしてそんなローラーを、回るようにするための方法についても紹介します。
新品のベアリングローラーほど、意外と回らないことが多いです。
その原因に多いのが、中心に使われているベアリングの圧入になってきます。
しかしそんなベアリングローラーも、ちょっとした調整によって回るようにすることも可能。
- ローラーからベアリングを外す
- 外したローラーの内圧を調整
- ベアリングの脱脂
- 脱脂したベアリングにオイルを注入
- 外したベアリングをローラーに戻す
ベアリングを外すのも、専用の治具がなくても、身近なミニ四駆のパーツで可能になってきます。
ちょっとしたひと手間を加えるだけで、回転数に違いが出てくるのがベアリングローラー 。
マシンを速くしようと改造する場合、やらない理由が特にありません。
ベアリングローラーが、ゴリゴリして回らない原因
ベアリングローラーにも個体差がある
新品のアルミベアリングローラーにも当たりはずれ、個体差があります。
最初からよく回るものもあれば、ゴリゴリという感触がありあまり回らないものも。
アルミベアリングローラーは、中心に「520ベアリング」が内臓されています。
このベアリングの回り具合で、ローラーの回転数が決まってきます。
ベアリングに脱脂をするだけで改善するものもあれば、脱脂だけでは変わらないものも。
これはローラー中心部のベアリングの、圧入具合による当たりはずれにもなってきます。
ベアリングが圧迫されて、回らなくなっている
ベアリングローラーを回した時のゴリゴリは、ベアリングの圧入が原因になっています。
520ベアリングは、その名の通り5mmの大きさ。
そしてそんな520ベアリングが内蔵されているローラーの中心部が、5mm以下の大きさの場合。
中のベアリングが圧迫されてしまい、スムーズに回らなくなってしまいます。
この時のベアリング内の干渉が、ゴリゴリの原因。
これはベアリングが入る部分が、テーパー状の構造になっているのも関係してきます。
これを解決するためには、ベアリングをローラーから外して圧迫を解消する必要が出てきます。
ベアリングを外すための、2種類の方法
ベアリングローラー専用の治具を使う方法
ベアリングローラーからベアリングを外すためには、専用の治具が出ています。
ベアリングローラー専用のため、手軽にベアリングを外すことが可能。
治具によって手順は変わってきますが、だいたいのやり方は同じ。
外したいベアリングローラーをセットし、ベアリングに圧をかけて外します。
治具のメリットは、ローラーをしっかり固定し、外したり圧入したりできること。
これによってローラーに対して真っ直ぐ、ブレることなくベアリングを調整することが可能です。
ベアリングの圧入の仕方によってローラーの回転具合が変わってくるため、専用の治具による正確性は間違いありません。
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身近なミニ四駆パーツを使う方法
ベアリングローラーからベアリングを外すのは、身近なミニ四駆パーツを使っても可能です。
実際に使うパーツとしては、20mm以上のビスとスペーサー。
そして片軸のカウンターギヤとナットを用意すれば、ベアリングを外すための治具となってきます。
- ビスにスペーサーを通し、外したいローラーをセット
- カウンターギヤを通し、反対側をナットで固定
- ビスを締めていくと、ローラーからベアリングが外れる
余ったミニ四駆パーツだけでできることからも、専用の治具なしでかんたんです。
しかしビスを締めていくのに力が必要なので、やり方によってはビス頭が舐めてしまうことがあります。
真っすぐに力を入れる必要があるなど、注意しながらの作業も必要となってきます。
ベアリングローラーの内圧抜き
520ベアリングに負荷がかからない大きさに調整
ベアリングを外した後、ローラーの内圧抜きをすることで回転がスムーズになってきます。
外したローラーの中心部を、520ベアリングに負荷がかからない大きさに調整していきます。
この時に使うのが、棒ヤスリや紙ヤスリ。
穴を少しずつ削っていくことで、520に負荷がかからない大きさに。
この時、微調整しながら削っていくことが重要。
削りすぎてしまうと、ベアリングが抜け落ちやすくなってしまいます。
少し削っては、ベアリングを戻してみて確認。
削り足りなければ、またベアリングを外して削る。
根気のいる作業にはなってきますが、失敗しないためには重要。
スムーズに回るローラーにするためには、必要な作業となってきます。
脱脂やオイル注入をしてベアリングを戻す
ヤスリによる調整が終わったら、ベアリングを戻して最終確認です。
ベアリングを戻す時に、新品の場合は脱脂やオイル注入をしておく方が効果は出てきます。
またベアリングを戻す時は、ローラー側の向きにも注意。
ローラーのベアリングをはめる部分は、微妙にテーパー状になっています。
なので、広い方からベアリングを押し込んでいく必要があります。
ベアリング自体は、治具を使って押し込んでいったり、手の力でもはめ込むことは可能。
この時、ベアリングを斜めに圧入しないように注意しながら押し込んでいきます。
内圧抜きしても回らない場合は、ベアリング自体を交換
新品のベアリングローラーほど、回らないことが多いです。
その原因は、中心に使われているベアリングの圧入がほとんど。
そんなベアリングローラーも、ちょっとした調整によって回るようにすることができます。
- ローラーからベアリングを外す
- 外したローラーの内圧を調整
- ベアリングの脱脂
- 脱脂したベアリングにオイルを注入
- 外したベアリングをローラーに戻す
ベアリングを外すのも、専用の治具がなくても、身近なミニ四駆のパーツで可能です。
ベアリングローラーの内圧抜きをしても、あまり改善しない場合もあります。
そんな時は、ベアリング自体に問題がある場合も。
ベアリングが目には見えない変形をしている可能性もあるので、新品の520ベアリングに替えることがおすすめになってきます。
ちょっとしたひと手間を加えるだけで、回転数に違いが出てくるのがベアリングローラー 。
マシンを速くしようと改造する場合、やらない理由が特にありません。
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