ミニ四駆に欠かせないのが、ローラーセッティング。
フロントやリヤなど、ローラーを取り付けるべき場所も多いです。
そんなミニ四駆のローラーも、いくつ取り付ければ、最適な高さはどれくらいなのかなどむずかしいです。
そんなローラーセッティングの基本となるのが「たからばこセッティング」になってきます。
✅この記事の内容
- ローラーセッティングの基本
- ローラーはいくつ取り付ければいいのか
- ローラーを取り付ける高さはどれくらいがいいのか
この記事では、ミニ四駆のローラーセッティングについて。
基本となってくる「たからばこセッティング」。
最適なローラーの数や高さについても紹介します。
ミニ四駆のローラーセッティングの基本となってくるのが「たからばこセッティング」。
フロントに2つ、リヤに4つというバランスの取れた取り付けによって、GUPでもあるファーストトライパーツの元にもなっています。
そんなローラーも、2022年時点では取り付けられる数が無制限。
しかしローラーも数を付けるほど重さも増し、マシン速度にも影響してきます。
なので基本の取り付け位置に加えて、スタビなどの代わりに取り付けるくらいが最適。
ローラーの高さもマシンのシャフトを中心に考え、傾いたマシンを支えられる高さが理想。
マシンの重心と合わせて取り付け位置を考えていくことが必要です。
ローラーセッティングの基本
以前のレギュレーションでは、ローラーは最大6個まで
ミニ四駆のローラーセッティングの基本となっている考え方は、フロント2つにリヤが4つの取り付け方です。
これは2017年以前のタミヤの公式レギュレーションの中で定められていたから。
ルール上、マシンに取り付けられるローラーの数は最大で6個でした。
このローラー6個での最適解が、フロント2つリヤ4つになっていました。
2022年時点でのレギュレーションでは、特別ルールとしてローラーの個数は無制限になっています。
なのでマシンに取り付けられるローラーの数に上限はありません。
しかし、ローラーの配置を考える時の基本は同じになってきます。
ローラー配置の基本は「たからばこセッティング」
ローラーセッティングの基本の考え方は、「たからばこセッティング」からきています。
「たからばこセッティング」とは、たからばこという模型店の名前が由来となっているセッティング。
- ローラーはフロントとリヤ
- ローラー幅は105mmギリギリまで広げる
- フロントは左右1つずつをシャフトの少し上
- リヤは左右2つずつを上下に分けて取り付け
- マシンを横向きに置いた時、ローラーで直立できるように
この時マシンを横から見ると、ローラーの配置がフロントを頂点に二等辺三角形になっています。
フロント2つリヤ4つというローラー配置が基本の考えになっているのは、このたからばこセッティングから。
初心者向けのGUPとしてタミヤから発売されている、ファーストトライパーツセットもこの考えから作られています。
商品リンク:タミヤ グレードアップパーツシリーズ No.450 GP.450 ARシャーシ ファーストトライパーツセット 15450
公式リンク:HOBBY SHOP たからばこ
ローラーはいくつ取り付ければいいのか
2022年時点では、ローラーの数が無制限
2022年時点でのタミヤのレギュレーションでは、ローラーの数は無制限になっています。
前述の通り、2017年以前はローラーの個数は最大6個と決められていました。
しかしそれが今は、特別ルールとして無制限に。
特別ルールということでまた元に戻るのではといわれていましたが、何年も変わらず無制限が続いています。
ローラーの数が無制限になったことで、マシンのセッティングの幅は広がってきます。
しかしローラーを増やすことでマシンが安定してくる分、マシンの速度にも影響してくる部分が出てきます。
ローラーを増やせば抵抗も増え、マシン速度に影響
ローラーの数を増やすほどマシンの走りは安定してきますが、マシンの速度も変化。
その影響となってくるのが、ローラー自体の重さやローラーによる抵抗です。
ミニ四駆は、ローラーをコースの壁に当てながら走っています。
なのでローラーとコースとの間には、少なからず摩擦による抵抗が発生。
これによってローラーの数が多いと接触する部分も増え、マシンにとっては減速につながってきます。
この影響も、使うローラーの種類や位置によって抵抗の大きさは変わってきます。
しかしマシンの速度や安定性を考えた場合、「6個のローラーでたからばこセッティング」が1番バランスの取れたセッティングになってきます。
ローラーを取り付ける高さはどれくらいがいいのか
フロントローラーは、シャフトより少し上が理想
フロントローラーの取り付け位置として1番安定してくるのは、車軸より少し上くらいにフロントローラーを取り付けた場合です。
シャーシにそのままローラーを取り付けた場合、ちょうどシャフトの上くらいの位置。
バンパーカットなどをした場合は、バンパーの高さも変わってくるのでこれくらいの位置が目安となってきます。
このフロントローラーの位置が高すぎると、マシンがアウトリフトしやすくなります。
外側のタイヤが浮いてしまい、マシンは減速。
逆に位置が低すぎてもマシンが遠心力の影響を受けやすくなるので、コースアウトしやすくなってきます。
フロントローラーのスラスト角によっても変わってきますが、フロントローラーの最適な高さは車軸より少し上くらいになってきます。
リヤローラーは、マシンの傾きを抑える
リヤローラーの最適な高さについても、「たからばこセッティング」の考え方が重要になってきます。
基本的にリヤのローラーは、マシンがインリフトやアウトリフト、浮き上がった時の抑えになっています。
なので下段ローラーは、シャフトより低い位置で低く。
上段ローラーは、シャフトより上の位置でレギュレーションの範囲内が理想になってきます。
最適な位置がむずかしいのは、上段ローラーの高さ。
高い位置につけすぎると、ジャンプ後の着地時などにコースに引っかかりやすくなってきます。
なのでリヤローラーの高さについては、基本的にはシャフトを中心に上下に取り付け。
ここで「たからばこセッティング」の、マシンを横から見て二等辺三角形という考え方も重要になってきます。
たからばこセッティングを基本に付け加えていく
ミニ四駆のローラーセッティングの基本は、「たからばこセッティング」です。
ファーストトライパーツセットの元になっているほど、バランスの取れた取り付け位置になっています。
そんなローラーの数も、2022年時点では取り付けられる数が無制限。
しかしローラーの数によって重さも増し、抵抗によってマシン速度にも影響してくるので多く取り付ければいいわけではありません。
ローラーを取り付ける高さも、マシンのシャフトを中心に考えていきます。
特にリヤローラーは、傾いたマシンを支えられるように上下での取り付けが理想。
ローラーの取り付け位置は、マシンの重心と合わせて考えていくことが必要です。
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