ミニ四駆を改造する時に必要になるのが、タイヤ(ホイール)選び。
今のミニ四駆では、タイヤの種類だけでも何十種類以上もあります。
この記事では、今のミニ四駆の改造ではこのタイヤを使っておけば間違いないというものを厳選しています。
✅ミニ四駆におすすめのタイヤ
ぼく自身、ミニ四駆をはじめたばかりの頃は、

タイヤの種類が多すぎてどれが良いかわからない…
と悩んだ経験があります。
なのでこの記事では、
「ここで紹介するタイヤを使っておけば間違いない!」
という部分まで落とし込んでいます。
- 本格的に速いマシンにしたい→「ローフリクションタイヤ(26mm)」
- 小径サイズのタイヤが使いたい→「ローフリクション小径ナロータイヤ(24mm)」
- セッティングのバリエーションが欲しい→「スーパーハードタイヤ(26mm)」
- B-MAXのセッティングを増やしたい→「スーパーハード小径ナロータイヤ(24mm)」
- 加速の優れたマシンにしたい→「ハードタイヤ(26mm)」
さらに記事の中では、タイヤの選び方についても紹介しているので参考にしてください。
タイヤの選び方
タイヤ径(サイズ)で選ぶ
大径タイヤ&ホイール | 中径(ローハイト) | 小径タイヤ&ホイール |
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大径タイヤ&ホイール
スピード重視のセッティングにしたい時に使われるのが、「大径タイヤ」です。
1回転で進む距離も大きくなるので、トップスピードが伸びやすいのが特徴。
しかし今のミニ四駆コースのほとんどが、ジャンプや着地の多い立体コース。
なので加速のしづらさや重心の高さの面では、立体コースとの相性は良くありません。
なのでフラットコースなどの、ストレートの多いコースでこそ使われるタイヤになってきます。
中径(ローハイト)タイヤ&ホイール
大径と小径の中間で、もっとも使いやすいのが「中径(ローハイト)タイヤ」です。
「ローハイトホイール+ローハイトタイヤ」という組み合わせにより、タイヤサイズは26mm。
スピード面や加速面において、バランスの良いサイズになっています。
GUPでも数多くの種類が発売されるほど、使いやすいタイヤです。
無加工でもペラタイヤでも、もっとも多く使われているタイヤサイズが中径サイズになります。
小径タイヤ&ホイール
もっとも径が小さく、加速力や安定性が高いのが「小径タイヤ」になってきます。
約17mmの小径ホイールに小径タイヤを合わせることで、タイヤサイズとしては24mm。
トップスピードについては劣ってきますが、タイヤ径が小さいことによる加速がスムーズなのが特徴。
またタイヤによる重心も低くなるので、マシンの安定性も増してきます。
なのでペラタイヤ加工したタイヤなどでも、タイヤ径が24mm以下になっているものも多いです。
タイヤ径が小さい分、ブレーキセッティングのむずかしさはあります。

今のミニ四駆コースとは、1番相性の良いタイヤサイズになっています。
ミニ四駆のタイヤサイズについては、こちらの記事でも紹介しています。
タイヤの硬さ(素材)で選ぶ
ゴムタイヤ | スポンジタイヤ | シリコンタイヤ |
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ゴムタイヤ
ミニ四駆のタイヤとして一般的なのが、「ゴム製のタイヤ」になります。
そんなゴム製のタイヤには、硬さによっていくつもの種類があります。
- ローフリクションタイヤ
- スーパーハードタイヤ
- ハードタイヤ
- ノーマルタイヤ
逆に柔らかくなるほどグリップが効いて、加速力などが増してきます。
今のミニ四駆コースは、ジャンプ後の着地が大切になってきます。

ジャンプ後の着地などで跳ねづらいので、今は硬いタイヤの方が多く使われています。
スポンジタイヤ
スポンジ製ということで、非常に軽いタイヤにできるのが「スポンジタイヤ」です。
昔のミニ四駆の改造としては一般的だったのが、スポンジタイヤ。
タイヤを軽くして速くできるということもあり、多くのマシンに使われていました。
さらに摩擦抵抗も大きいので、コーナリングなどで減速してしまいます。
なのでアップダウンの多い現代コースとは相性が良くないため、今ではほとんどのマシンで使われることがありません。
シリコン(ソフト)タイヤ
ゴムやスポンジとは違い、シリコン製の柔らかい素材なのが「シリコンタイヤ」になります。
なのでコースの路面を捉えるグリップ力に優れていて、加速面ではもっとも力を発揮します。
しかし柔らかいタイヤということで、ジャンプ後の着地などでは跳ねやすい。
またコーナリング時にも摩擦が起きるため、あまりコーナリングの速度は伸びません。
ただ他のタイヤにはないグリップ力はあるため、ハーフタイヤにするなどして工夫して使う必要があります。
ミニ四駆のタイヤの硬さについては、こちらの記事でも紹介しています。
タイヤの形(形状)で選ぶ
スリックタイヤ | バレルタイヤ | オフセットトレッド | 中空タイヤ |
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スリックタイヤ
タイヤ表面に溝などがない、平らなタイヤ表面になっているのが「スリックタイヤ」です。
なので、モーターの回転力を確実に走りに伝えることができます。
ただしスリックタイヤには、幅が広いタイヤが多い。
タイヤ幅が広い分摩擦抵抗は増えるので、コーナリング時などではデメリットに。
タイヤ素材としても、硬いタイヤでもハードタイヤになります。

他のタイヤと組み合わせたり、加工しての使用がおすすめになってきます。
バレルタイヤ
タイヤの形状が樽型になっているのが、「バレルタイヤ」です。
なので摩擦抵抗が少なく、トップスピードが伸びやすいタイヤになっています。
しかし形状的に、タイヤ径は大きくなってしまう点には注意。
加速力や跳ねやすさの部分で、使いづらい場合も出てきます。
ただ最高速は出やすいので、フラットコースなどの直線的なコース向けなタイヤになっています。
オフセットトレッドタイヤ
タイヤの形状が「ハの次」のテーパー状になっているのが、「オフセットトレッドタイヤ」です。
なので摩擦抵抗も小さく、速度が出やすいタイヤです。
さらにタイヤの取り付ける向きによって、マシンの走りに変化も。
タイヤの接地面を狭くするか広くするかで、マシンの安定性や速さが変わってきます。
タイヤとしてはハーフタイヤに近い要素があるので、タイヤの種類によっては十分実用的なタイヤになってきます。
中空タイヤ
タイヤを取り付けた時に、中が空洞になるのが「中空タイヤ」になります。
少し前のミニ四駆では、中空タイヤによって制振性を上げていました。
しかし今のミニ四駆の制振機能としては、マスダンパーが一般的。
さらに跳ねづらい硬いタイヤなどによって、中空タイヤを使う理由も見つけづらくなっています。
中空タイヤはサイズも限られるため、中空タイヤそのままでは使いづらくなってしまっています。
ミニ四駆のタイヤの形については、こちらの記事でも紹介しています。
ミニ四駆のおすすめタイヤ5選
1位:ローフリクション小径ローハイトタイヤ(26mm) | 2位:ローフリクション 小径ローハイトタイヤ(マルーン) | 3位:ローフリクション小径ナロータイヤ(24mm) | 4位:スーパーハード小径ローハイトタイヤ(26mm) | 5位:スーパーハード小径ナロータイヤ(24mm) | 番外編:ハード小径ローハイトタイヤ(26mm) |
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1位:ローフリクション小径ローハイトタイヤ(26mm)
今のミニ四駆のタイヤの中で、手に入れやすさや使いやすさで1番なのは「ローフリクション小径ローハイトタイヤ」です。
色も黒ということで、どんなマシンにも使いやすい色になっています。
ローフリクション小径ローハイトタイヤのメリット
- 1番使われている硬くて跳ねづらいタイヤ
- 摩擦が少ないのでコーナリングが速い
- 通常品番で手に入れやすい
ローフリクション小径ローハイトタイヤの気になるポイント
- マルーン色とのグリップの違いがある
ローフリクションタイヤが通常品として発売されたことで、初心者やミニ四駆を始めたばかりの人にも手に入れやすくなりました。
同じローフリクションタイヤのマルーンと比較してみると、グリップ面では多少の違いを感じる部分も。
しかしこれも、人によって意見が分かれてきます。

ローフリクション小径ローハイトタイヤが1番おすすめなタイヤなのは間違いありません。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツ ローフリクション小径ローハイトタイヤ(26mm) & カーボン強化ホイール(フィン)
2位:ローフリクション ローハイトタイヤ(マルーン)
「ローフリクションローハイトタイヤ(マルーン)」も、タイヤの硬さや大きさなど全てにおいておすすめできるタイヤです。
硬くて跳ねづらいだけでなく、摩擦抵抗も少ないのでコーナリング速度も高いのが特徴。
ローハイトサイズであれば、そのままでも使いやすい。
またペラタイヤ加工をすることで、任意の小径タイヤに加工ができるのも使いやすい部分になっています。
ローフリクションローハイトタイヤ(マルーン)のメリット
- もっとも硬くて跳ねづらいタイヤ
- 摩擦が少なくコーナリングが速い
- 今のミニ四駆もっとも多く使われている
ローフリクションローハイトタイヤ(マルーン)の気になるポイント
- 大人気のため入手がむずかしい

「速いマシンが使っているタイヤを使いたい」という人には、今のミニ四駆のタイヤで1番使われているローフリクションローハイトタイヤ(マルーン)がおすすめです。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆特別企画商品 ローフリクション ローハイトタイヤ
ローフリクションタイヤについては、こちらの記事でも紹介しています。
3位:ローフリクション小径ナロータイヤ(24mm)
小径サイズのローフリクションタイヤとしては、「ローフリクション小径ナロータイヤ」がおすすめです。
なのでB-MAXマシンのような無加工マシンでも、24mm径のローフリクションタイヤを使うことができます。
今のミニ四駆の立体コースでは、安定性や再加速などの面でも小径タイヤは使いやすいです。
さらにタイヤ加工をしなくても小径タイヤを使えるので、タイヤ加工が苦手な人にもおすすめ。
ローフリクション小径ナロータイヤのメリット
- 使いやすいローフリクションタイヤ
- 無加工でも小径サイズ
- B-MAXなどの無加工マシンにも最適
ローフリクション小径ナロータイヤの気になるポイント
- 加工した同サイズのタイヤより重い

「小径サイズのローフリクションタイヤが使いたい」という人には、無加工でも使うことのできるローフリクション小径ナロータイヤはおすすめです。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツシリーズ ローフリクション小径ナロータイヤ(24mm) & カーボン強化ホイール(3本スポーク)
4位:スーパーハード小径ローハイトタイヤ(26mm)
ローフリクションタイヤよりもグリップが欲しい時などに使いやすいのが、「スーパーハード小径ローハイトタイヤ」になります。
それでも他のタイヤに比べて跳ねづらく、摩擦抵抗も少ないのでコーナリングも速いのが特徴。
2025年1月には、通常品番としてスーパーハードタイヤが発売されました。
これまで以上に入手しやすくなったことで、セッティングの幅を広げることが可能に。
スーパーハード小径ローハイトタイヤのメリット
- 実用性の高いスーパーハードタイヤ
- タイヤ加工も可能なローハイトサイズ
- 通常品も発売されて手に入りやすい
スーパーハード小径ローハイトタイヤの気になるポイント
- 性能的にはローフリクションに及ばない

「タイヤセッティングのバリエーションが欲しい」という人には、入手しやすいスーパーハード小径ローハイトタイヤもおすすめになります。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツ スーパーハード小径ローハイトタイヤ(26mm)&カーボン強化ホイール(Yスポーク)
5位:スーパーハード小径ナロータイヤ(24mm)
小径サイズのローフリクションタイヤと合わせて使う場合、「スーパーハード小径ナロータイヤ」もおすすめです。
これによって無加工でも小径サイズが使えるのに加え、ローフリクションタイヤと合わせることでセッティングの幅も広がります。
さらに付属のホイールがカーボン強化ホイールということで、プラ製のホイールと比べても強度が高い。
小径のカーボン強化ホイールという部分だけでも、使う価値は高くなっています。
スーパーハード小径ナロータイヤのメリット
- 小径サイズのスーパーハードタイヤ
- 付属のホイールはカーボン強化の小径ホイール
- ローフリと合わせればセッティングの幅が広がる
スーパーハード小径ナロータイヤの気になるポイント
- 小径スーパーハード単体では限界がある

「B-MAXマシンのセッティングの幅を広げたい」という人には、ローフリクションタイヤと合わせることで加速面を補えるスーパーハード小径ナロータイヤはおすすめです。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツ スーパーX・XX スーパーハード小径ナロータイヤ(24mm)&カーボン強化ホイール(3本スポーク)
番外編:ハード小径ローハイトタイヤ(26mm)
タイヤセッティングの選択肢として使う場面も多いのが、「ハード小径ローハイトタイヤ」になります。
なので加速面に優れ、ハーフタイヤなどで接地面積を減らすことで調整も可能になります。
さらにハードタイヤの使い方としては、「縮みタイヤ」としての使い方も。
ハードタイヤのグリップを抜くことでタイヤが硬くなり、ローフリクションタイヤのような素材のタイヤを使うこともできます。
ハード小径ローハイトタイヤのメリット
- グリップ力からくる加速力が特徴
- カラーバリエーションが豊富
- 縮みタイヤとしての使用も可能
ハード小径ローハイトタイヤの気になるポイント
- そのままの使用では上位タイヤに及ばない

「マシンに合わせた色のタイヤが欲しい」という人には、カラーバリエーションも豊富なハード小径ローハイトタイヤがおすすめです。
商品リンク:タミヤ(TAMIYA) ミニ四駆グレードアップパーツ スーパーX・XX ハード小径ローハイトタイヤ (26mm・グレイ)&カーボン強化ホイール (ディッシュ)
縮みタイヤについては、こちらの記事で紹介しています。
結局どのタイヤを選べばいいのか
速いマシンにするなら「ローフリクションタイヤ」
本格的に速いマシンにしようとする場合、「ローフリクション ローハイトタイヤ」がおすすめです。
マシンによってタイヤサイズの違いはありますが、マシンの安定性や速さの面では欠かせないタイヤです。
さらにローハイトサイズを加工してペラタイヤにすることで、タイヤの重さも変わってきます。
物足りないグリップ力も、タイヤのサイズやスーパーハードタイヤなどと組み合わせることで補うことが可能。
2024年には黒のローフリクションタイヤが通常品として発売されたことで、手に入れやすくなったのも大きなポイント。

速いマシンにしようとした場合、ローフリクションローハイトタイヤは手に入れておいて間違いはありません。
B-MAXなら「小径ローフリクションタイヤ」
B-MAXなどの無加工マシンの改造の場合、小径の「ローフリクションタイヤ」や「スーパーハードタイヤ」がおすすめです。
B-MAXなどの無加工マシンの場合、タイヤの加工もできません。
なので今のミニ四駆の改造に多い小径タイヤを使おうとすると、無加工でも小径サイズである必要があります。
タイヤとしての性能が高いのはもちろん、組み合わせて使うことでマシンやコースに合わせた調整もできます。
特に方軸シャーシの場合、小径のスーパーハードタイヤをモーター側に持ってくることでパワフルな走りに。
タイヤがグリップすることで、モーターからのパワーをしっかり走りに活かすことができます。

タイヤ加工をする場合、ローハイトサイズの代用としてローハイトホイールに小径を履かせて使用するのもおすすめです。
ミニ四駆におすすめのタイヤ5選 まとめ
今のミニ四駆の中で、おすすめのタイヤはこちらです。
- 本格的に速いマシンにしたい→「ローフリクションタイヤ(26mm)」
- 小径サイズのタイヤが使いたい→「ローフリクション小径ナロータイヤ(24mm)」
- セッティングのバリエーションが欲しい→「スーパーハードタイヤ(26mm)」
- B-MAXのセッティングを増やしたい→「スーパーハード小径ナロータイヤ(24mm)」
- 加速の優れたマシンにしたい→「ハードタイヤ(26mm)」
今のミニ四駆のタイヤとして最適なのは、「ローフリクションローハイトタイヤ」なのは間違いありません。
マルーンは手に入れづらさがありますが、黒であれば通常品なので手に入れやすく使いやすいです。
マシンによっては、ハードタイヤを活用するのもひとつの方法。

マシンに合わせたカラーのハードタイヤを縮みタイヤにすることで、使いやすいタイヤにすることも可能です。
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