- スライドダンパーって自作できるの?
- 治具を使えば作りやすい?
- スライドダンパー治具の使い方は?
スライドダンパーを作る治具として話題になっているのが、「SKWのスラダン加工治具」。
実際に使ってスライドダンパーを作成してみても、しっかり精度の高いスライドダンパーが作れるのでおすすめです。
SKWのスラダン加工治具のメリット
- カーボンスラダンが使いやすくなる
- 通常品のカーボンプレートで作成が可能
- 自分のマシンに合わせて作成できる
もちろん治具を使う必要があるかや、加工の難易度などのデメリットに感じる部分も。
そこらへんも含めてレビューしていきます。
商品リンク:SKW-0019 スラダン加工治具
SKW-0019 スラダン加工治具
- 型番:SKW-0019
- 品名:スラダン加工治具
- 材質:ボンデ鋼鈑
- フロントワイドステー及びカーボンマルチ補強プレート用加工治具
- 既存の穴を利用するので、ヤスリのみで加工が可能
- 治具の3mm穴で、真鍮パイプの加工も可能
スラダンを自作する理由と注意点
タミヤ製スライドダンパーの限界
タミヤからもスライドダンパーは発売されていますが、使い方が限られてしまいます。
今のミニ四駆の改造に必要となっているのが、スライドダンパー。
タミヤ製のスライドダンパーでもカーボン製は剛性もあり、精度もすばらしいものになっています。
しかしスライドダンパーとしての使い方を考えた時、使いづらい部分も。
特にシングルバネの作りになっているので、ダブルバネのスライドダンパーを使いたい場合はむずかしくなってきます。
シングルバネとダブルバネでは、スライドダンパーとしての動きも変わってきます。
なのでダブルバネのスライドダンパーを使う場合は、自作する必要が出てきてしまいます。
タミヤ製のスライドダンパーについては、こちらの記事で紹介しています。
精度を出すには細かな調整が必要
スライドダンパーを自作する上では、加工の精度が求められてきます。
スライドダンパーを使う上では、コースを走らせた時にしっかりと機能する必要があります。
走行中のコースからの衝撃吸収はもちろん。
スライドダンパーが稼働した後に、しっかりと元に戻るスムーズな動きも必要になってきます。
そんなスライドダンパーの加工においては、治具を使うことで加工がやりやすくなります。
しかし治具を使うことで、かんたんに精度を出せるわけではありません。
あくまでも治具は作りやすくするために使うものであって、精度が保証されているものではない。
精度のあるスライドダンパーにするためには、治具での加工に合わせて細かな調整も必要になってきます。
スライドダンパーを自作する上で、治具が大きな助けにはなってくるのは間違いなし。
ただ精度の良いスライドダンパーにするためには、細かな加工や調整も必要になってくる点には注意が必要です。
SKWのスラダン加工治具のメリット
カーボンスラダンを使いやすくなる
治具を使ってスライドダンパーを作成することで、カーボン製のスライドダンパーがセッティングに使いやすくなってきます。
今のミニ四駆のスライドダンパーに欠かせないのが、カーボン製であること。
タミヤから通常品として発売されているスライドダンパーも、精度は良くてもジュラルミン製なのでかんたんに曲がってしまいます。
また最初に発売されたカーボン製のスライドダンパーも、精度が良く使いやすいためすぐに見かけなくなりました。
2022年10月には新たにカーボンスラダンが発売されましたが、これもいつまで手に入れられるかはわかりません。
今のミニ四駆のセッティングに欠かせないのが、カーボン製のスラダン。
そんなカーボンスラダンを、気軽に使えるのは治具で作ることができる大きなメリットになります。
限定品を使わずにカーボンスラダンが作れる
SKWのスラダン加工治具の大きなポイントは、通常品のカーボンプレートだけで作成できてしまうことです。
カーボン製のスラダンを作る場合、加工するためのカーボンプレートも必要になってきます。
SKWの治具で使うカーボンプレートは2種類で、「カーボンフロントワイドステー」と「カーボンマルチ補強プレート」。
どちらも通常品のカーボンプレートなので、手に入りやすいです。
限定品を使わずに精度の高いカーボンスラダンを作れるのは、治具を使って自作するからこそになってきます。
自分のマシンに合わせて作成できる
治具を使ってスライドダンパーを作る場合、自分のマシンに合わせて形を変えることもできます。
タミヤ純正のカーボンスラダンの場合、ローラーの取り付け穴の位置も決まっています。
例えば19mmローラーを取り付けようとした場合、取り付け位置もマシンの前寄りに。
しかし治具を使ってスラダンを作った場合は、使うカーボンプレートによって穴位置も変わります。
治具を使う上で重要となってくるバネの位置と可動部分の位置が合うプレートであれば、スラダンが作成可能。
決して推奨されている使い方ではありませんが、タミヤ純正のスラダンとは違いローラー位置を変えることができるのは自作だからこそになります。
タミヤ純正と比較した場合
自作のカーボンスラダンとなると重要なのは、精度やタミヤ純正との違いです。
タミヤ純正のスラダンがバネ1つなのに対しSKW製の方はバネが2つなど、比較しづらい部分もあります。
しかし2つとも共通しているのが、ビスで固定した時の稼働方向がななめになっていること。
前に向かって進むミニ四駆の衝撃は、前からきます。
そんな衝撃に対して稼働方向も考えられているので、スライドダンパーとしての動きはどちらも実用的になっています。
なので精度の良いスラダンになるかどうかは、加工の仕方次第になってくる部分が大きくなってきます。
自作用スラダン加工治具 まとめ
SKWのスラダン加工治具を使って自作するメリットは大きいです。
- カーボンスラダンが使いやすくなる
- 通常品のカーボンプレートで作成が可能
- 自分のマシンに合わせて作成できる
使用するカーボンプレートも通常品だけなので、治具さえあれば作りやすいのもよく考えられている部分。
使うカーボンプレートや作り方によって応用も利くので、今の時代に欠かせないカーボンスラダンを自分のマシンに合わせて作ることができます。
2022年10月には、タミヤからもカーボン製のスラダンが新しく発売されています。
しかし以前発売されたカーボンスラダンも、人気だったためすぐに見かけなくなりました。
なので新しい純正のカーボンスラダンも、いつまで手に入れやすいかはわかりません。
「SKWのスラダン加工治具」さえあれば、通常品のカーボンプレートを用意するだけでいつでも作ることができます。
長く使うという部分を考えれば、手元に置いておいても損はない治具になってきます。
商品リンク:SKW-0019 スラダン加工治具
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