ミニ四駆がコースを走るのに欠かせないのが、「タイヤ」。
そんなタイヤのサイズ、タイヤ径によってもそれぞれ特徴が変わってきます。
✅この記事の内容
- 大径タイヤのメリットデメリット
- 中径タイヤのメリットデメリット
- 小径タイヤのメリットデメリット
この記事では、ミニ四駆のタイヤサイズについて。
各タイヤサイズのメリットデメリットを解説します。
ミニ四駆のタイヤは、タイヤのサイズによって特徴が大きく変わってきます。
※3種類で比較した場合
サイズの大きいタイヤほどトップスピードは伸びやすくなりますが、その大きさの分加速に時間がかかってきます。
逆に小さいタイヤの場合は、加速力に優れていますが最高速がそこまで伸びません。
また同じタイヤ径でも、ローハイトの場合はさらに違った特徴が。
特にゴム部分が薄いことによる反発力の小ささは、同じタイヤサイズでも跳ねづらさが変わってきます。
タイヤはサイズの違いだけではなく、形や種類もいろいろ。
そんなさまざまなタイヤを、自分のマシンの走りに合った組み合わせで使うことが必要です。
おすすめのタイヤについては、こちらの記事で紹介しています。
ミニ四駆のタイヤサイズ
タイヤサイズ=タイヤ+ホイール
ミニ四駆のタイヤ径は、ゴムとホイールの組み合わせで決まってきます。
通常ミニ四駆のタイヤは、ホイールにタイヤのゴム部分をはめ込んで使用。
この組み合わせによって、マシンのタイヤ径が決まります。
なので同じタイヤでも、使用するホイールによってはタイヤ径が変わってきます。
たとえば、中径(ローハイト)サイズのホイールに小径サイズのタイヤをはめた場合。
タイヤサイズは約25mmになり、通常の中径タイヤより一回り小さいタイヤとして使うことが可能に。
ただし逆に、小さいホイールに大きいタイヤを取り付けることはむずかしい点には注意。
走行中の衝撃でタイヤが外れてしまうので、適切なホイールとタイヤを選ぶことは重要になってきます。
ローハイトタイヤとは
ローハイトタイヤとは、通常のタイヤに比べてゴム部分が薄いタイヤになります。
ミニ四駆のタイヤには、同じタイヤ径でも2種類のタイヤがあります。
その中でも、通常のスリックタイヤよりもゴム部分が薄く作られているのが「ローハイトタイヤ」。
専用のホイールと組み合わせて使うことで、同じタイヤ径にすることができます。
ローハイトタイヤは、ゴム部分が薄いことで通常のタイヤとは違ったメリットがあります。
特に薄いゴムによる反発力の小ささは、マシンの跳ねづらさにも関係。
このゴムの薄さを利用したメリットが、ペラタイヤにも活かされています。
ローハイトによる反発力の小ささなどもあり、無加工で同じタイヤ径を比較した場合ローハイトタイヤの方が使いやすいタイヤに。
しかし使用する際は、専用のローハイトホイールとセットで使う点には注意が必要です。
ペラタイヤについては、こちらの記事で紹介しています。
大径タイヤ
大径タイヤのメリット
ミニ四駆での大径タイヤとは、タイヤ径が約31mmのタイヤになってきます。
大径タイヤのメリット
- 1回転で進む距離が長い
- 最高速が速い
タイヤ径が大きいほど、1回転で進む距離が長くなってきます。
なのでマシンの最高速度、トップスピードが伸びやすいのが特徴。
ストレートの多いフラットコースなどでは、大径タイヤも多く使われてきます。
大径タイヤのデメリット
大径タイヤはそのタイヤの大きさから、タイヤを回転させるためのパワーも多く必要になってきます。
大径タイヤのデメリット
- タイヤの回転にパワーが必要
- 加速に時間がかかる
- 着地で跳ねやすい
大径タイヤの場合、中径や小径のタイヤと比べてもタイヤの重さがあります。
なので1回転に必要なパワーもかかり、スピードが乗るまでに時間がかかる。
さらにマシンの重心も高くなるので、ジャンプ後の着地などでも跳ねやすいのも気になる部分です。
同じ大径タイヤの中でも、大径のローハイトタイヤにすることで多少は跳ねやすさを抑えることはできます。
商品リンク:タミヤ グレードアップパーツシリーズ 大径ローハイトタイヤ & ホイール
中径タイヤ
中径タイヤのメリット
ミニ四駆の中径タイヤは、大径と小径の間の約26mmサイズのタイヤ。
小径ローハイトタイヤもこのサイズになってきます。
中径タイヤのメリット
- ゴム部分が薄い
- 反発力が小さく跳ねづらい
- 加速もしやすい
「ローハイトタイヤとローハイトホイールの組み合わせ」にすることで、中径サイズのタイヤに。
ゴム部分が薄いことによって、通常のタイヤよりも跳ねづらいのが特徴です。
さらに、選べるタイヤの種類が多いのも大きなメリット。
ノーマルタイヤだけでなく、スーパーハードタイヤやローフリクションタイヤ。
ハードタイヤであれば、カラーバリエーションも豊富なのでマシンに合わせて選ぶこともできます。
タイヤの硬さによる違いについては、こちらの記事で紹介しています。
中径タイヤのデメリット
中径タイヤの場合、良くも悪くも大径と小径の間のサイズになってきます。
中径タイヤのデメリット
- 最高速では大径タイヤに劣る
- 加速力では小径タイヤに劣る
大径タイヤや小径タイヤと比較すると、中途半端になってくるのが中径タイヤ。
最高速では大径タイヤに劣り、加速面では小径タイヤに敵いません。
それでも標準的な性能で、使いやすいのが中径タイヤ。
選べるタイヤの種類も多いことから、他のタイヤ径よりは使い勝手が良くなっています。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツシリーズ ローハイトタイヤ&ホイールセット 5本スポーク
小径タイヤ
小径タイヤのメリット
小径タイヤはサイズが小さいので、加速力に優れています。
小径タイヤのメリット
- 加速力に優れる
- 重心が低く跳ねづらい
今のミニ四駆コースの場合、マシンが減速してからの再加速が重要。
小径タイヤの場合加速するのが早いので、減速してもスピードの回復も早くなってきます。
さらにタイヤ径が小さいので、マシンの重心も低い位置に。
この重心の低さもあり、ジャンプ後の着地でも跳ねづらいのが特徴です。
立体コースとも相性が良いので、ペラタイヤとしても小径サイズが多く使われています。
小径タイヤのデメリット
小径タイヤのデメリットは、大径タイヤとは逆。
1回転で進む距離が短いので、トップスピードが伸びにくいのがデメリットにもなってきます。
小径タイヤのデメリット
- 1回転で進む距離が短い
- 最高速が伸びにくい
小径タイヤの場合、トップスピードを伸ばすにはタイヤの回転数が必要に。
なので他のサイズに比べて、最高速が伸びづらくなってきます。
またタイヤ径が小さいのは、マシンセッティングの面でもデメリットに。
特にマシンの車高が低くなると、ブレーキセッティングが限られるなどの不便さも。
シャーシやバンパーの作りによっては、ブレーキセッティングに苦戦する場合も出てきます。
立体コースと相性が良いことから、ペラタイヤとしても多く使われている小径タイヤ。
しかしマシンセッティングが限られてくる部分もあるので、マシンに合わせた調整が必要になってきます。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツシリーズ ローフリクション小径ナロータイヤ(24mm) & カーボン強化ホイール(3本スポーク)
ミニ四駆のタイヤサイズ まとめ
ミニ四駆のタイヤは、タイヤのサイズによって特徴が大きく変わります。
※3種類で比較した場合
サイズの大きいタイヤほどトップスピードは伸びやすく、タイヤの大きさ分加速に時間がかかってきます。
逆に小さいタイヤの場合は、加速力に優れていますが最高速がそこまで伸びません。
さらに同じタイヤ径でも、ローハイトの場合はさらに違った特徴も。
特にゴム部分が薄いことによる反発力の小ささは、同じタイヤサイズでも跳ねづらさが変わってきます。
タイヤはサイズの違いだけではなく、形や種類もいろいろあります。
そんなさまざまなタイヤを、自分のマシンの走りに合った組み合わせで使うことが必要です。
おすすめのタイヤについては、こちらの記事で紹介しています。
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