ミニ四駆の速さの元となってくるモーターは、種類によって特徴がいろいろ。
スピードに関係する「回転数」や、パワーに関係してくる「トルク」も、モーターごとに性能が違っています。
そんなミニ四駆モーターも、大きく分ければ2種類。
「チューン系モーター」と「ダッシュ系モーター」それぞれでおすすめのモーターも変わってきます。
✅この記事の内容
- チューン系モーターの種類
- チューン系モーターのおすすめランキング
- ダッシュ系モーターの種類
- ダッシュ系モーターのおすすめランキング
- どのモーターを選べばいいか
チューン系モーターのおすすめランキング
ダッシュ系モーターのおすすめランキング
今回はこれまで全種類のモーターを使ってきた経験から、おすすめのモーターをランキング。
なのでどのモーターも、タミヤの公式大会でも使用可能なモーターになっています。
ランキングとしては、ミニ四駆初心者にも扱いやすい「チューン系のモーター」。
そこからさらに速いマシンにしていく、「ダッシュ系モーター」に分けて紹介。
使うシャーシと求める速度域によって、おすすめのモーターも選びやすくなっています。
チューン系モーターの種類
1位 | 2位 | 3位 | ||||
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アトミックチューン2 | アトミックチューン2PRO | トルクチューン2 | トルクチューン2PRO | レブチューン2 | レブチューン2PRO | |
画像 | ![]() |
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適正電圧(V) | 2.4~3.0 | 2.4~3.0 | 2.4~3.0 | 2.4~3.0 | 2.4~3.0 | 2.4~3.0 |
推奨負荷トルク(mN・m) | 1.5~1.8 | 1.6~1.8 | 1.6~2.0 | 1.7~2.1 | 1.2~1.5 | 1.2~1.5 |
回転数(r/min) | 12700~14900 | 12300~14500 | 12300~14700 | 12200~14400 | 13400~15200 | 13200~14900 |
消費電流(A) | 1.8~2.2 | 1.5~1.7 | 1.7~2.0 | 1.7~2.0 | 1.6~2.0 | 1.5~1.8 |
ミニ四駆のモーターは、使用するシャーシによっても種類が分かれてきます。
「VZ」や「FM-A」、「AR」シャーシであれば、片軸シャーシ用のモーター。
「MS」や「MA」シャーシのような両軸シャーシの場合は、「PRO」と記載のある両軸用のモーターになってきます。
使うシャーシによって使えるモーターも変わってくるので、選ぶ際は注意が必要です。
チューン系モーターのおすすめランキング
1位:AT2モーター/AT2モーターPRO
チューン系モーターの中で、もっともバランスのとれたモーターが「アトミックチューン2モーター」になります。
トルク面でも回転数でも、トルクチューンやレブチューンモーターの中間くらいになっています。
しかしその分モーターとしては扱いやすく、初心者にもおすすめのモーター。
複雑なコースレイアウトでなければ、本格的なセッティングでなくても完走は可能になってきます。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆 グレードアップパーツ No.486 アトミックチューン2モーター 15486
商品リンク:タミヤ ミニ四駆 グレードアップパーツ No.489 アトミックチューン2モーターPRO 15489
2位:TT2モーター/TT2モーターPRO
チューン系モーターの中でも、トルク寄りになってくるのが「トルクチューン2モーター」になります。
今のミニ四駆コースのほとんどが、ジャンプやバンクなどの多い立体コースです。
なのでマシンの走り方としては、ブレーキによる速度制御からの再加速などが必要。
そんな立体コースでは、トルクチューンのパワーが活きてきます。
モーターにも個体差があるため、モーターの個体やコースによってはアトミックチューンより速い場合も。
1位のアトミックチューンモーターと合わせて、初心者向けのモーターになっています。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆 グレードアップパーツ GP.484 トルクチューン 2モーター 15484
商品リンク:タミヤ ミニ四駆 グレードアップパーツ GP.487 トルクチューン 2モーターPRO 15487
3位:RT2モーター/RT2モーターPRO
チューン系モーターの中でも、最高速向けなモーターが「レブチューン2モーター」です。
チューン系モーターの中でも回転数が高いので、最高速を出しやすいのが特徴。
しかし現代のコースは、パワーの必要となる立体コースがほとんど。
なのでトルク面で劣ってくるレブチューン2モーターは、立体コースに合ったモーターとはいえない部分も。
なので他のチューン系モーターと比較すると、あまり実用的なモーターではありません。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆 グレードアップパーツ GP.485 レブチューン 2モーター 15485
商品リンク:タミヤ ミニ四駆 グレードアップパーツ GP.488 レブチューン 2モーターPRO 15488
ダッシュ系モーターの種類
1位 | 2位 | 3位 | |||||
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ハイパーダッシュ3 | ハイパーダッシュPRO | パワーダッシュ | スプリントダッシュ | マッハダッシュPRO | ライトダッシュ2 | ライトダッシュ2PRO | |
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適正電圧(V) | 2.4~3.0 | 2.4~3.0 | 2.4~3.0 | 2.4~3.0 | 2.4~3.0 | 2.4~3.0 | 2.4~3.0 |
推奨負荷トルク(mN・m) | 1.5~1.8 | 1.6~1.8 | 1.5~2.0 | 1.3~1.8 | 1.3~1.8 | 1.3~1.9 | 1.3~1.9 |
回転数(r/min) | 12700~14900 | 12300~14500 | 19900~23600 | 20700~27200 | 20000~24500 | 14600~17800 | 14600~17800 |
消費電流(A) | 1.8~2.2 | 1.5~1.7 | 2.5~3.3 | 2.8~3.8 | 2.6~3.5 | 1.5~2.2 | 1.5~2.2 |
ダッシュ系モーターについても、使用するシャーシによって使えるモーターの形状が変わってきます。
さらにダッシュ系モーターの場合、高性能モーターの種類がシャーシによって違います。
方軸シャーシの場合は、回転数の高い「スプリントダッシュモーター」かトルクのある「パワーダッシュモーター」。
両軸シャーシの場合は、回転数とトルクの両方が高い「マッハダッシュモーター」の1種類だけになっています。
ダッシュ系モーターというだけあり、どのモーターもチューン系モーターに比べれば高性能になっています。
ダッシュ系モーターのおすすめランキング
1位:HD3モーター/HDモーターPRO
ダッシュ系モーターの中で、回転数もパワーも中間くらいの位置にあるのが「ハイパーダッシュモーター」です。
チューン系モーターから乗せ換えた時の、速さの違いはあきらかです。
毎年ジャパンカップに合わせて新しいモデルが発売されるのも、人気があって使いやすいから。
モーターが速くなる分、マシンの制御はむずかしくなってきます。
しかしコースによっては使いやすいモーターにもなるので、ひとつは持っていて間違いないモーターです。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆 グレードアップパーツシリーズ No.477 GP.477 ハイパーダッシュ3モーター 15477
商品リンク:タミヤ ミニ四駆 グレードアップパーツシリーズ No.375 GP.375 ハイパーダッシュモーターPRO 15375
2位:PDモーター,SDモーター/MDモーターPRO
ダッシュ系の中でも高性能なモーターになってくるのが、片軸シャーシの場合は「パワーダッシュモーター」や「スプリントダッシュモーター」。
MAやMSなどの両軸シャーシであれば、「マッハダッシュモーター」になります。
片軸シャーシ用のパワーダッシュとスプリントダッシュモーターの違いは、トルク寄りか最高速寄りか。
「パワーダッシュモーター」は、力強い走りによる再加速などに向いたモーター。
「スプリントダッシュモーター」は、回転数も高いので最高速の出るモーターになります。
また両軸モーターの中でもっとも回転数が高く、多くのレーサーに使われているのが「マッハダッシュモーター」。
両軸モーターで最速なモーターは1種類だけになりますが、公式大会などはMSフレキと合わせて多く使われています。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツシリーズ No.317 GP.317 パワーダッシュモーター 15317
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツシリーズ No.318 GP.318 スプリントダッシュモーター 15318
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツシリーズ No.433 GP.433 マッハダッシュモーターPRO 15433
3位:LDモーター/LDモーターPRO
ダッシュ系モーターの中で、もっとも性能としては低いのが「ライトダッシュモーター」になります。
遅いモーターといっても、チューン系モーターに比べればじゅうぶん速いです。
他のダッシュ系モーターとは使われているブラシの違いもあるので、扱い方はチューン系モーター寄りになってきます。
ライトダッシュモーターの場合、パワーや回転数などは他のダッシュ系モーターに及びません。
しかし扱いやすい分、コースレイアウトによってはハイパーダッシュモーターなどよりも速い場合があります。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆 グレードアップパーツ No.455 ライトダッシュモーター 15455
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツシリーズ No.402 GP.402 ライトダッシュモーターPRO 15402
ミニ四駆モーターのブラシの違いについては、こちらの記事で紹介しています。
どのモーターを選べばいいか
引用:タミヤ公式HP
初心者におすすめは「チューン系モーター」
チューン系のモーターは、初心者にこそおすすめのモーターになります。
キット付属のノーマルモーターからチューン系のモーターに変更するだけでも、マシンの速さは変わってきます。
その分コースアウトしないためのセッティングが必要となりますが、チューン系であればそこまで本格的な改造も必要なし。
「ファーストトライパーツセット」を取り付けるだけでも、ある程度のコースなら完走は可能です。
それなりに速いモーターながらも扱いやすいので、子どもにもおすすめ。
「アトミックチューン2」や「トルクチューン2モーター」に替えるだけでも、ミニ四駆を十分に楽しめます。
ファーストトライパーツセットについては、こちらの記事で紹介しています。
チューン系の次は「ハイパーダッシュモーター」
チューン系モーターで慣れてきたら、「ハイパーダッシュモーター」に交換がおすすめです。
高性能なダッシュ系モーターの中でも、特にハイパーダッシュモーターは速くてバランスのとれたモーター。
毎年ジャパンカップモデルも発売されるほどなので、持っていても間違いはないモーターです。
モーターが速くなる分セッティングはむずかしくなりますが、それもミニ四駆の楽しみのひとつ。
チューン系モーターにも慣れて初心者から一歩先へ進みたい人には、「ハイパーダッシュモーター」がおすすめです。
おすすめのモーター まとめ
ミニ四駆のおすすめモーターはこちら。
チューン系モーターのおすすめランキング
ダッシュ系モーターのおすすめランキング
特にチューン系モーターであれば、「アトミックチューン2モーター」か「トルクチューン2モーター」。
ダッシュ系モーターであれば、「ハイパーダッシュモーター」がおすすめです。
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