現代のミニ四駆コースのように、テクニカルな立体コースには欠かせないのがブレーキ。
しかしミニ四駆のブレーキと言っても、種類もいろいろあり、ブレーキの厚みなども変わってきます。
そんなブレーキだからこそ、どう使うのが効率的なのかなどむずかしい部分が多いです。
✅この記事の内容
- ミニ四駆にとってのブレーキの役割
- より効果的なブレーキの効かせ方
- 実際のコースでのブレーキの使い方
この記事では、ミニ四駆のブレーキについて。
ブレーキの種類や効き方の違い。
また実際にコースで使う時の、ミニ四駆のブレーキの使い方についても解説します。
DBやスロープなど、立体コースが主流の現代ミニ四駆ではブレーキが欠かせません。
そんなブレーキだからこそ、種類や使い方によって大きく差が出てきます。
緑 | 青 | 黒 | 赤 | 灰 | |
---|---|---|---|---|---|
厚み | 約3mm | 1,2,3mm | 約2mm | 1,2,3mm | 約2mm |
効き具合 | 弱い | 弱い | 普通 | 強い | 強い |
※5種類で比較した場合
マシンの速度制御のためや、マシンのジャンプ姿勢をコントロールするため。
またブレーキの厚みや貼る位置などによっても、マシンの走りは変わってきます。
ミニ四駆上級者ほど、ブレーキの特性を理解し、工夫してうまく使いこなしている印象。
ブレーキを使いこなすためには、それなりに経験も必要になってきます。
しかしそれぞれのブレーキの違いを知っておくだけでも、コースでマシンを走らせる上では役に立ってきます。
ミニ四駆にとってのブレーキの役割
コースアウトしないために、ブレーキで速度制御
ミニ四駆におけるブレーキの目的は、コースアウトしないための速度制御になってきます。
立体コースが主流の現代ミニ四駆。
そんなテクニカルなコースにおいては、ブレーキが必須。
DBやスロープなどで、マシンがコースの外に飛び出してコースアウトしないようにする必要があります。
平面やバンクなどではブレーキを効かせず。
DBやスロープなどのコースアウトする可能性のあるセクションで効かせる、バンクスルーが理想のブレーキとなってきます。
ブレーキを当てて、ジャンプ時のマシンの姿勢を制御
ブレーキを使う目的は、マシンのジャンプ時の姿勢制御にもあります。
マシンがDBやスロープでジャンプ後、コースにしっかり復帰するかどうかはマシンの姿勢が大切。
どんなにコース内に飛んだとしても、マシンが斜めに飛んだりしていては着地が上手くいきません。
そして何とかコース内に着地したとしても、マシンの姿勢が悪ければその後の加速にも影響してきます。
そんなマシンのジャンプ姿勢を整えるために、少しブレーキを当てることで姿勢を制御する使い方もあります。
より効果的なブレーキの効かせ方
市販されているスポンジブレーキは5種類
ミニ四駆のブレーキは、種類や材質によって効き具合が変わってきます。
今現在タミヤから市販されている、スポンジブレーキは5種類。
緑 | 青 | 黒 | 赤 | 灰 | |
---|---|---|---|---|---|
厚み | 約3mm | 1,2,3mm | 約2mm | 1,2,3mm | 約2mm |
効き具合 | 弱い | 弱い | 普通 | 強い | 強い |
※5種類で比較した場合
それぞれのブレーキの色によって、効き具合も変わってきます。
実際に手に取ってみることで、それぞれのブレーキの硬さや滑りやすさの違いがわかります。
この材質による硬さや滑りやすさの違いが、ブレーキの効きに影響してきます。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆 グレードアップパーツ No.492 ブレーキスポンジセット (1/2/3mm レッド) 15492
商品リンク:タミヤ グレードアップパーツシリーズ No.512 ブレーキスポンジセット マイルド 1/2/3mm ブルー 15512
商品リンク:タミヤ グレードアップパーツシリーズ No.441 GP.441 ブレーキスポンジセット 15441
厚みのあるブレーキの方が、面で当たって効きが良い
ブレーキは、厚さによって効き具合が変わってきます。
ブレーキがもっともよく効くのは、コースに対して「面」で当たった時。
これはブレーキが厚い方がコースにしっかり当たり、摩擦を起こしてくれるから。
逆に薄いブレーキの場合、コースに対して「点」で当たってしまうことになります。
よく使われる赤や青のブレーキには、1mm、2mm、3mmのように3種類の厚みがあります。
このスポンジブレーキの場合、厚みのある方がよく効いてきます。
使ってるブレーキの種類によっても変わりますが、厚みだけ考えた場合、ブレーキは厚い方が効きがよくなってきます。
ブレーキの高さを変えることで、効き具合を調整
ブレーキを取り付ける高さによっても、ブレーキの効き具合は変わってきます。
シャーシの高さに対して低くブレーキを取り付けている場合。
地上高1mmギリギリにブレーキの高さを持ってくる方が、ブレーキはしっかり効いてきます。
逆にブレーキの高さがある場合。
ブレーキがコースと当たりづらく、コースのレイアウトによっては効く場所と効かない場所も出てきます。
このようにブレーキステーの高さを変更することで、ブレーキの効き具合を変えていくことも可能になってきます。
マシンの速度を落としたいのか、姿勢を制御したいのかでも、ブレーキの高さ調整は変わってきます。
フロントとリヤ、貼る位置によっても効き具合が変化
ミニ四駆のブレーキは、貼る位置によっても効き具合が変わります。
ミニ四駆でブレーキがよく使われるのは、フロントかリヤ。
フロントとリヤで比較した場合、フロントブレーキの方がよく効いてきます。
フロントブレーキの場合は、これからマシンが進む方向へのブレーキ。
ブレーキがコースに接触してから、マシンが進んでいきます。
それに対してリヤブレーキは、マシンが進んでいる中でコースに接触。
マシンが進む力を抑えるという意味では、リヤ側よりもフロント側の方が効果が表れてきます。
これと同じように、同じリヤ側でもブレーキの効きに違いがあります。
シャーシに近い位置と遠い位置でもブレーキの効き方は変わってくるので、ここもコースに合わせてのセッティングになってきます。
実際のコースでのブレーキの使い方
ブレーキがはがれないように、しっかり貼り付ける
コースでマシンを走らせる時、せっかく貼ったブレーキをはがれないようにすることも大切になってきます。
ブレーキがはがれにくくするやり方も、人それぞれのやり方があります。
- 両面テープを使い、しっかり貼り付け
- マルチテープなどで、ブレーキの前側を隠す
- ブレーキの角を、ハサミなどで切り落としておく
せっかく貼ったブレーキがはがれてしまえば、速度制御も、マシン姿勢の制御もできなくなってしまいます。
またはがれかけたブレーキの状態で走ると、大きな減速の原因に。
コースで走らせる上では、ブレーキがはがれないようにしっかりと固定していくのが重要です。
汚れて効きが悪くなったら、拭くか交換
ミニ四駆のブレーキは、コースを走らせ使っているうちに汚れてきます。
コース内のほこりやゴミなどが、ブレーキに貼り付いてきます。
この汚れによって、ブレーキの効き具合は大きく変化。
ブレーキとして機能させるためにも、こまめなチェックは必要となってきます。
そんな汚れたブレーキも、多少の汚れであれば拭き取って落とすことが可能。
家でのマシンメンテナンスでは、パーツクリーナー。
コースで走らせながらの場合は、ユニクリーナーなどが便利です。
こうすることで、ブレーキの効きも戻ってきます。
しかしマシンの安定性のために使っているブレーキ。
ずっと使い続けて汚れていたり、ボロボロの場合は貼り替える方が良くなってきます。
商品リンク:KATO ユニクリーナー 24-023 鉄道模型用品
圧縮ブレーキなどの応用した使い方も
ミニ四駆のブレーキの使い方は、上級者ほど効果的な使い方をしています。
そのひとつになってくるのが、「圧縮ブレーキ」。
アイロンなどで熱圧縮することで、ブレーキスポンジを縮ませてブレーキの効きを上げるやり方。
ブレーキ自体の厚みは薄くなりますが、同じ赤ブレーキでも効き具合が大きく変わってきます。
他にも電熱線でラインを入れて、ブレーキの効きを強める場合も。
同じブレーキでも、使い方を工夫することでマシンの走りに大きく影響してきます。
同じブレーキでも、コンディションによって変わってくる
DBやスロープなど、立体コースが主流の現代ミニ四駆では欠かせないのがブレーキ。
そんなブレーキも、今は5種類のスポンジブレーキが市販されています。
緑 | 青 | 黒 | 赤 | 灰 | |
---|---|---|---|---|---|
厚み | 約3mm | 1,2,3mm | 約2mm | 1,2,3mm | 約2mm |
効き具合 | 弱い | 弱い | 普通 | 強い | 強い |
※5種類で比較した場合
ブレーキの使い方としては、マシンの速度制御やジャンプ姿勢をコントロールするため。
そんなブレーキの効きも、ブレーキの厚みや貼る位置などによっても変わってきます。
ブレーキについては、同じブレーキでもコースのコンディションによって効き方も変化。
これがミニ四駆における、ブレーキのむずかしい部分。
こればかりは、経験を積んでいくしかない部分になってきます。
そんな経験を積むためにも、ブレーキの種類による違いや貼り方など、効果的な使い方を知っておくだけでも役に立ってきます。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆 グレードアップパーツ No.492 ブレーキスポンジセット (1/2/3mm レッド) 15492
商品リンク:タミヤ グレードアップパーツシリーズ No.512 ブレーキスポンジセット マイルド 1/2/3mm ブルー 15512
商品リンク:タミヤ グレードアップパーツシリーズ No.441 GP.441 ブレーキスポンジセット 15441
コメント
1mm青ブレーキの消費量が多いのは自分だけじゃないハズw
わかりますw