ミニ四駆の速さに欠かせないのが、「モーター慣らし」。
モーターのパワーをあらかじめ引き出すことで、万全の状態でコースで使用することができます。
そんなモーター慣らしの方法は、モーターや人によってやり方はそれぞれ。
慣らし後のモーターの状態や回転数の目安を知ることで、どこまでやるかも見えてきます。
✅この記事の内容
- モーター慣らしに重要な部分
- モーター慣らし用オイルは2種類
- モーター慣らしの目安
この記事では、モーター慣らしの原理について。
モーター慣らし用オイルの種類や、回転数の目安についても紹介します。
モーター慣らしをする時は、モーターの「ブラシ」と「コミュテーター」が重要になってきます。
ブラシとコミュテーターが接触することによって、モーターは回転しています。
そんなブラシを均等に削っていくことで、モーターの回転数は上がります。
いま発売されているモーター慣らし用のオイルは、大きく2種類。
どちらもモーター慣らしに使われるオイルですが、それぞれ使われ方は違ってきます。
- 慣らしオイル=慣らし時間短縮用オイル
- コミュ用オイル=メンテナンス用オイル
さらにモーター慣らし後の目安となる回転数もそれぞれ違います。
銅ブラシモーター
- レブチューン2:22,000〜24,000(r/min)
- トルクチューン2:20,000〜22,000(r/min)
- アトミックチューン2:21,000〜23,000(r/min)
- ライトダッシュ:21,000〜24,000(r/min)
カーボンブラシモーター
- ハイパーダッシュ3:28,000〜30,000(r/min)
- パワーダッシュ:32,000〜34,000(r/min)
- スプリントダッシュ:35,000〜37,000(r/min)
- マッハダッシュ:34,000〜36,000(r/min)
モーター慣らしとは、仕上がりの回転数を目安に行なっていきます。
オイルを使う場合も使わない場合も、目安となる回転数を知っておくことが大切です。
モーター慣らしのやり方については、こちらの記事で紹介しています。
モーター慣らしに重要な部分
ブラシ
モーター慣らしをする上では、ブラシの削り具合が重要になってきます。
モーターのブラシとは、コミュテーターと接触し電気を供給する部分。
このブラシの削り具合や形状によって、モーターの回転数は変わってきます。
削れる前の状態では、コの字で接触面積の少ないブラシ。
このコの字型のブラシを、モーター慣らしをすることで接触面積を増やしていきます。
するとより多くの電流を流すことができるようになり、モーターの回転数としてもアップ。
ブラシには銅とカーボンの2種類がありますが、モーター慣らしをする理由は同じ。
ブラシを均一に削っていくことで、接触面積を増やしていく必要があります。
ブラシの違いについては、こちらの記事で紹介しています。
コミュテーター
モーター慣らしをする上でもうひとつ重要なのが、コミュテーターの保護になってきます。
モーターのコミュテーターとは、ブラシから受け取った電気をコイルに流す部品。
ブラシと接触する部分のため、モーター慣らしをする上では重要な部品となっています。
ミニ四駆モーターのコミュテーターは、銅でできています。
そしてモーター慣らしをする上では、このコミュテーターをいかに保護するかが重要です。
特に長時間や高電圧など、コミュテーターに負荷がかかるモーター慣らしの場合は特に。
モーター慣らしをする上では、コミュテーターを保護しながら行なっていく必要があります。
モーター慣らし用オイルは2種類
慣らし用オイル
「慣らし用オイル」とは、カーボンブラシを削りやすくするために使うオイルです。
ダッシュ系モーターに使われているカーボンブラシは、ブラシ圧が高いです。
そのためブラシ表面を均等に削っていくためには、低電圧でモーター慣らしをする必要があります。
しかし低電圧でブラシを削っていく分、カーボンブラシが削れていくのには時間がかかります。
通常オイルを使用しないでカーボンブラシを削っていく場合、数日かかることも。
そんな時間のかかるカーボンブラシの慣らしを、短時間で削れやすくするために使うのが慣らし用オイル。
慣らし用オイルに使われているオイル成分によって、カーボンブラシが削れる時間を短縮してくれます。
コミュテーターオイル
モーター慣らしに使われるオイルとしては、コミュテーターを保護する「コミュテーター用オイル」もあります。
前述の通り、モーターのコミュテーターとは電気を流す上で重要な部分。
そんなコミュテーターが汚れてしまうと、酸化銅と同じく電気抵抗になってしまいます。
これによってモーターに電流が流れにくくなり、モーターの回転数もダウン。
そんなコミュテーター部分を保護するために使われるのが、コミュテーター用オイル。
オイルをコミュテーター部分に注すことで、コミュテーター部分に被膜を形成してくれます。
この被膜によってコミュテーターが保護されるので、コミュテーターをピカピカの状態で保つことができます。
モーター慣らしの目安
慣らし後のモーターの状態
モーター慣らしをする上では、終わりどころを見極めることが大切になってきます。
初期状態のモーターでは、ブラシの挟む力が回転する上での抵抗になっています。
そんなブラシの挟む力が弱くなれば、抵抗が少なくなり回転効率も上がります。
しかし回転数が上がってくるにつれて、ブラシの接触する力も弱まります。
この力が弱まり過ぎると、ブラシの接触が無くなって通電しない。
これがブラシが削れ過ぎて、モーターが死んでいる状態になってきます。
この抵抗を減らして通電させるギリギリのブラシの状態が、理想のモーター慣らしになってきます。
モーター慣らし後の回転数の目安
モーター慣らしの終わりは人それぞれ違ってきますが、モーターの回転数はひとつの目安になってきます。
一般的なモーター慣らし後の回転数の目安はこちら。
銅ブラシモーター
- レブチューン2:22,000〜24,000(r/min)
- トルクチューン2:20,000〜22,000(r/min)
- アトミックチューン2:21,000〜23,000(r/min)
- ライトダッシュ:21,000〜24,000(r/min)
カーボンブラシモーター
- ハイパーダッシュ3:28,000〜30,000(r/min)
- パワーダッシュ:32,000〜34,000(r/min)
- スプリントダッシュ:35,000〜37,000(r/min)
- マッハダッシュ:34,000〜36,000(r/min)
もちろん、モーターによる個体差はあります。
モーター慣らしを続けていても、理想の回転数に届かない場合も。
それでも、モーター慣らしの目安を作っておくことは必要。
モーター慣らしオイルを使う場合も使わない場合も、回転数の目安を決めてそこまで慣らしを行なっていきます。
モーターの回転数を計測するのにおすすめなのが、スマホ用のアプリ。
回転するモーター音を拾うことで、アプリの画面に回転数の目安が出てくるのでおすすめです。
モーターの種類については、こちらの記事で紹介しています。
モーター用オイルもひとつの手段
モーター慣らしでは、モーターの「ブラシ」と「コミュテーター」が重要です。
ブラシとコミュテーターが接触することによって、モーターは回転。
そんなブラシを均等に削っていくことで、モーターの回転数が上がります。
いま発売されているモーター慣らし用のオイルは、大きく2種類。
- 慣らしオイル=慣らし時間短縮用オイル
- コミュ用オイル=メンテナンス用オイル
さらにモーター慣らし後の目安となる回転数もそれぞれ違います。
銅ブラシモーター
- レブチューン2:22,000〜24,000(r/min)
- トルクチューン2:20,000〜22,000(r/min)
- アトミックチューン2:21,000〜23,000(r/min)
- ライトダッシュ:21,000〜24,000(r/min)
カーボンブラシモーター
- ハイパーダッシュ3:28,000〜30,000(r/min)
- パワーダッシュ:32,000〜34,000(r/min)
- スプリントダッシュ:35,000〜37,000(r/min)
- マッハダッシュ:34,000〜36,000(r/min)
モーター慣らしは、仕上がりの回転数を目安も大事。
オイルを使う場合も使わない場合も、目安となる回転数を知っておくことが大切です。
モーター慣らしのやり方については、こちらの記事で紹介しています。
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