【ATスライドダンパーの作り方】フロントに最適|再販のカーボンとブレーキステーで作成可能

ATバンパー
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フロント用のATスラダンの作り方は?

 

現在のミニ四駆で多く見かけるのは、ギミックバンパー

特にマシンの傾きをいなす効果のある、「ATバンパー」を使っているマシンは多いです。

さらに公式大会のような5レーンのコースでは、コースの衝撃を抑える「スライドダンパー」も必要。

そんなAT機能とスライドダンパーの2つを搭載したバンパーが、「ATスラダン」になってきます。

 

 

✅この記事の内容

  • ATスラダンの土台プレートを作成
  • 純正スラダンで精度も問題なし
  • ATスラダンとしての動きを最終確認

 

この記事では、フロント用として使えるATスライドダンパーを。

実際に公式大会でも使っている、ATスラダンの作り方を紹介します。

 

 

公式大会ほど使っているマシンの多い、AT機能のあるスライドダンパー

実用性の高いATスラダンも、タミヤ純正のスライドダンパーを使うことでかんたんに作ることができます

 

  1. リヤブレーキステーでATの土台のプレート
  2. スラダン用の稼働プレートを作成
  3. 稼働域を調整したプレートにスラダン取り付け
  4. バネやロックナットで取り付け
  5. ビスの引っかかりなどを確認して調整

 

シャーシによっては、バンパー部分の形状が変わってきます。

しかし、ATスラダンの基本的な作り方としてはほとんど同じ

 

重要なのは、マシンがコースに乗り上げた時などにスムーズに復帰するような動き

しっかり調整することで、実用的なバンパーになってきます。

 

タミヤ製のカーボンスラダンも2022年に再販されたことで、比較的手に入りやすくなっています

強度もあって機能性もあるATスラダンを使ってみるのもおすすめです。

 

リヤ用のATスラダンについては、こちらの記事で紹介しています。

 

 

 

ATスラダンの土台プレートを作成

ATスラダンの土台プレートを作成

フロントのブレーキプレートを作成

フロントのブレーキプレートを作成

まずはリヤブレーキステーを使って、フロントのブレーキプレートを作成していきます。

 

使用するブレーキステーは、FRPでもカーボンでも作成可能。

しかし強度やブレーキのためにも、プレート2枚を瞬間接着剤で貼り合わせて使うのがおすすめです。

 

今回はバンパーの位置に合わせて、リヤブレーキステーの穴を1つカット

合わせて、不要なサイド部分もカットしておきます。

 

そこから、フロント用のブレーキとして使えるように加工。

バンクスルーを意識して、プレートを斜めに削っていきます

 

最後に、皿ビスを通す部分に座グリ加工をしておけばブレーキプレートは完成です。

 

商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツ No.518 GP.518 FRP リヤブレーキステーセット 15518
商品リンク:タミヤ ミニ四駆限定 HG カーボンリヤブレーキステー (1.5mm) J-CUP 2023 95156

 

バンクスルーについては、こちらの記事で紹介しています。

 

 

シャーシに合わせてガタつきを抑える

シャーシに合わせてガタつきを抑える

次に、ATスラダンの土台となるプレートを作成していきます。

 

ATスラダンの稼働部分も、FRPブレーキステーカーボンリヤブレーキステーを使って作成。

まずは作成したブレーキプレートと、稼働するプレートを取り付ける穴の位置を確認しておきます。

 

今回使うのは、1番外側の穴

取り付けた時にシャーシと干渉してくる部分と、不要なサイドをカットしておきます。

 

この時に大切なのが、シャーシとピッタリ合うようにカットすること

シャーシに合わせて加工することで、バンパーとしてのガタつきを抑えることができます。

 

 

動かしたい方向へドリルで拡張

動かしたい方向へドリルで拡張

バンパー全体がATとして稼働するためには、ドリルによる加工も必要になってきます。

 

まずは、稼働させる部分のビス穴2ヶ所を拡張

3mm径のドリルをして、ビス穴の大きさを拡張していきます。

 

この時、ATバンパーとして動かしたい方向へ削っていくことが重要。

まずは、フロント提灯と連動してスラストがかかるように前方向へ斜めにドリルを。

次に、バンパーが乗り上げた時などにいなせるように左右斜めにドリルを入れて削っていきます。

 

ビス穴の拡張が終わったら、スライドダンパーを取り付ける部分の穴を座グリ加工しておきます。

 

おすすめの加工用ドリルについては、こちらの記事で紹介しています。

 

 

 

純正スラダンで精度も問題なし

純正スラダンで精度も問題なし

使用するのはタミヤ純正のスライドダンパー

使用するのはタミヤ純正のスライドダンパー

次は土台となるATバンパーに、スライドダンパーを取り付けていきます

 

今回スライドダンパーとして使うのは、タミヤから出ているフロント用のスライドダンパーです。

自作のスライドダンパーでも作ることはできますが、精度や手軽さでは純正の方が使いやすくておすすめです。

 

今回使用したカーボン製のスライドダンパーも、少し前であれば貴重なGUPとなっていたGUP。

しかし2022年に再販されたことで、今では比較的手に入れやすくなっています。

 

限定のカーボンと通常品のアルミ製の違いとしては、「重さ」「強度」

スライドダンパーとしての精度に差はありませんが、重さや強度の面ではカーボンがおすすめになってきます。

 

商品リンク:タミヤ ミニ四駆特別企画 ミニ四駆40周年記念 HG フロントワイドスライドダンパー用カーボンステー 2mm 95641 オレンジ
商品リンク:タミヤ ミニ四駆特別企画 ミニ四駆40周年記念 HG リヤワイドスライドダンパー用カーボンステー 2mm 95642 オレンジ

 

カーボンスラダンについては、こちらの記事で紹介しています。

 

 

スラダンの上蓋と大ワッシャーで取り付け

スラダンの上蓋と大ワッシャーで取り付け

加工したATバンパーのプレートに、スライドダンパーを取り付けていきます

 

この時スライドダンパーの取り付けに使用するのは、付属の上蓋だけ

スライドダンパーの下側は、バネが飛び出さないようにマルチテープを貼り付けておきます。

 

ATのプレートにスライドダンパーをそのまま取り付けてしまうと、しっかり固定されて動きません

なので、ビスを通す時に大ワッシャーを1枚

これによって摩擦抵抗も減り、スライドダンパーとしての稼働もしっかりしてくれます。

 

上蓋だけ使って取り付けることによって、フロントローラーの位置も高くならないのもメリットになってきます。

 

 

ATスラダンをバネで取り付け

ATスラダンをバネで取り付け

最後に、ブレーキプレートにATスラダンを取り付けていきます

 

まずはブレーキプレートに、15mmの皿ビス

そこへ2段アルミローラー用5mmパイプを入れて、ATスラダンを取り付けます。

 

上からバネを通し、必要であればメタル軸受けを挟んでロックナットで固定します。

この時、バネの硬さを変えることでATとしての動きも変わってきます

 

バネによってATの動きやスラスト角も変わってくるので、マシンに合わせた調整が重要になってきます。

 

商品リンク:TAMIYA タミヤ 『 AO-1002 メタル軸受けセット 94381 』+『 AO-1034 ミニ四駆 スライドダンパースプリングセット 10305 』【2種セット】
商品リンク:AO-1046 ミニ四駆スライドダンパー2スプリングセット

 

取り付けるバネによる違いついては、こちらの記事で紹介しています。

 

 

 

ATスラダンとしての動きを最終確認

ATスラダンとしての動きを最終確認

キャッチャーでビスの引っかかりを無くす

キャッチャーでビスの引っかかりを無くす

ATスラダンとしてスムーズに機能させるためには、ローラー用のビスが引っかからないようにする必要があります。

 

ビスのコースへの引っかかりを抑える方法は、作り方によってもいろいろ。

ローラー用ビスの部分にプレートを1枚追加する方法や、今回のように「ミニ四駆キャッチャー」を加工して使う方法もあります。

 

今回フロントバンパーには、ミニ四駆キャッチャーを使用。

両方のビスの頭が隠れるように、長さや形を合わせてカットしています。

加工したミニ四駆キャッチャーは、ブレーキプレートに両面テープで貼り付けるだけで使うことができます。

 

ATスラダンとして機能しなくなる原因の多くは、コースの壁への引っかかり

上手く引っかかる要因を無くすことで、使いやすいバンパーになってきます。

 

商品リンク:ミニ四駆キャッチャー (ミニ四駆ステーション/ブルー) 【ミニ四駆ステーション限定】

 

 

稼働によるスラスト角には要注意

稼働によるスラスト角には要注意

すべてのパーツを取り付けたら、しっかりとATスラダンが機能するかの確認をしていきます。

 

ATスラダンを使う上では、最終的な確認がもっとも重要

いざコースを走らせた時に、ATスラダンとして機能するかがすべてになってきます。

 

  • スライドダンパーの動きは問題ないか
  • ATとしてちゃんと動くか
  • 稼働した時のスラストの入り方は問題ないか

 

もしATバンパーとしての稼働がスムーズでない場合は、微調整が必要

 

またフロントローラーのスラストが足りなければ、スラスト角がつくような調整も必要になってきます。

角度調整プレートや加工したFRPなどで、スラスト角を調整することもできます。

 

もしスラスト角がマイナス方向に働きすぎる場合は、バネの強さやシャーシとの隙間を調整するのもひとつの方法になってきます。

 

スラスト調整については、こちらの記事で紹介しています。

 

 

 

強度があって機能性もある「ATスラダン」

強度があって機能性もある「ATスラダン」

公式大会ほど使っているマシンも多い、AT機能のあるスライドダンパー

実用性の高いATスラダンも、純正のスライドダンパーを使うことでかんたんに作ることができます

 

  1. リヤブレーキステーでATの土台のプレート
  2. スラダン用の稼働プレートを作成
  3. 稼働域を調整したプレートにスラダン取り付け
  4. バネやロックナットで取り付け
  5. ビスの引っかかりなどを確認して調整

 

シャーシによっては、バンパー部分の形状が変わってきます。

しかしATスラダンの基本的な作り方としては、ほとんど同じ。

 

重要なのは、マシンがコースに乗り上げた時などにスムーズに復帰するような動き

しっかり調整することで、実用的なバンパーになってきます。

 

タミヤ製のカーボンスラダンも2022年に再販されたことで、比較的手に入りやすくなっています。

強度があって機能性もあるATスラダン、使ってみるのもおすすめです。

 

リヤ用のATスラダンについては、こちらの記事で紹介しています。

 

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