- ミニ四駆を持ち運びやすいボックスは何だろう?
- ポータブルピットって使いやすいの?
- ポータブルピットってどれくらい収納できるの?
ミニ四駆コースに行くと、よく持っている人を見かけるのが「ミニ四駆ポータブルピット」。
見た目は出前のおかもちのようですが、その分収納量はばつぐん。
使っている人が多いだけあって、コースにマシンやパーツ、工具を持っていく時の便利さは最高です。
✅ミニ四駆 ポータブルピットのおすすめポイント
- マシンを4台入れて持ち運べる
- ストッパーを外せば分割も可能
- 仕切りを工夫すれば便利さもアップ
もちろんマシンが多いとパーツをあまり収納できない点や、仕切りが独特で使いづらいなどのデメリットもあります。

そこらへんも含めて、実際にポータブルピットを使っている感想をレビューします。
商品リンク:タミヤ グレードアップパーツシリーズ ミニ四駆 ポータブルピット
ミニ四駆 ポータブルピット
- ミニ四駆を4台入れて持ち運べる、2段構造のキャリングケース
- パーツケースや電池、工具なども収納できる
- レースに参加する時に便利なケース
- ドアボックス内部に電池や工具などが収納できる
- 仕切りデッキはセッティング用のボードとしても使用可能
- センターのケースストッパーを外せば、分割可能
- サイズ:幅約210×高さ約430×奥行き約155mm
- 約2.5kgまで収納可能
出典:タミヤHP

要約すると、ミニ四駆の持ち運びに便利な上下分割式のキャリングケースになります。
ポータブルピットの気になる部分
マシン4台だと他の持ち物が限られる
ポータブルピットの場合、マシンを4台入れた場合に持ち運ぶことができるパーツ類が減ってしまう不便さがあります。
ポータブルピットの良さは、マシンを最大4台持ち運べること。
上下それぞれのボックスの中に、2台ずつマシンを収納して持ち運ぶことができます。
しかしマシンを並べて収納した場合、マシン以外に持ち運ぶものが限られてしまうという使いづらさも。
なので使い方によっては、マシンを減らしてケース類を持ち運ぶか、持ち運ぶパーツを少なくするかの選択が必要な場合も。
コースでのマシンセッティングには、予備パーツや工具類は欠かせません。

マシンを最大4台収納できるポータブルピットですが、マシンが多い場合は他のものを厳選する必要が出てきます。
蓋に合わせた仕切りが使いづらい
ポータブルピットではふた部分にも収納もありますが、独特な仕切りによる使いづらさがあります。
ポータブルピットの場合、ふたの部分が細かいパーツなどの収納によく使われます。
仕切りのない大きい部分に、パーツやモーター、電池などのケース類が1つ収納可能。
さらに空いたスペースには、大きめのパーツや工具などを入れることができます。
ただしその他に収納できる場所としては、ふたの形状に合わせたような独特な仕切りの部分だけ。
さらに工具類を入れようと思っても、スペースが狭いので小さな工具しか入りません。
ふた部分も収納に使えるのは、収納量の部分では便利なポイント。

しかし独特な仕切りのせいで、中途半端な収納スペースが使いづらいというデメリットにもなってきます。
ポータブルピットのおすすめポイント
マシンを最大4台持ち運び可能
ポータブルピットでは、マシンを最大4台収納できるのは大きなメリットになってきます。
前述のように、ポータブルピットではマシンを上下に最大4台収納可能。
タミヤのレギュレーション以内であれば、前後にGUPを取り付けた状態でも収めることができます。
マシンを4台収納してさらにパーツも入れて持ち運べることが可能なボックスは、他にはありません。
さらに蓋の部分にパーツや工具類を入れることで、コースで必要なものをいっしょに持ち運ぶことができます。
さらにマシンを4台入れない場合、パーツケースや電池ケースなどに使うことも可能。

実際マシンを4台同時に持ち運ぶことは少ないので、マシンスペースも自分なりの使い方をすることができます。
上下のボックスを分割も可能
ポータブルピットの場合、センターケースのストッパーを外すことで上下に分割することも可能です。
上下のボックスは、センターケースのストッパーによって固定されています。
使い方によっては、ボックスをそのまま持って行く必要がないので荷物を減らすこともできます。
さらに子どもであれば、兄弟でいっしょにポータブルピットを使う方法も。
マシンやパーツをそれぞれのボックスに収納後、持ち運ぶ時はいっしょに。
コースに着いて分割するだけで、それぞれのピットボックスとして使うことができてしまいます。
ポータブルピットを分割ができるというのは、他には無い使い方。

必要に応じて荷物を減らしたり、兄弟で分けて使ったりと使い方のバリエーションが多いのも特徴です。
マシン収納部分の使いやすさも変えられる
ポータブルピットの大部分を占めるマシン収納ですが、ここも使い方次第では快適にすることができます。
ポータブルピットを使う上でおすすめなのが、市販されている仕切りを使うことです。
タミヤ純正の仕切りではありませんが、これがあるだけでも収納のしやすさは変わってきます。
そして空いたスペースには、市販のパーツケースや100均で手に入るパーツケースを収納。
モーターや電池のケースはもちろん。
カットしたブレーキを入れたケースを持ち運ぶことで、コースでも使い勝手が良くなってきます。
自分の用途に合わせて工夫するだけで、ポータブルピットのデメリットもそこまで気にならなくすることが可能。

実際の使い方については、後述していきます。
商品リンク:ミニ四駆 ポータブルピット 仕切り板 ボックス用
ポータブルピットの実際の使い方
ポータブルピット上段
マシンの収納
ポータブルピットの上段には、仕切りを使ってマシン3台を収納しています。
マシンの収納は、その時にコースで使うマシンを上段に3台まで収納。
またボックスの端には、100均で発売されているクッションシールを使用。
クッションシールを貼ることで、収納しているマシンを持ち運ぶ時も安定させることができています。
通常の使い方の場合は、ポータブルピットの上段に収納できるマシンは2台まで。

しかし仕切りを使うことでスペースが増え、余裕は無くなりますがマシンを3台収納することができています。
商品リンク:ポータブルピット3段拡張 P-MAX garage
予備パーツの収納
ビスやナット、その他の細かい予備パーツについては、上段のふたの裏に収納しています。
予備パーツの収納には、メルカリなどで販売されているパーツケースユニットを使用しています。
なのでそこまで数は必要はなくても、種類が必要なミニ四駆のパーツには使いやすくなっています。
さらに細かいケースの下には、プロペラシャフトや長めのビスも収納が可能。
より多くの予備パーツをしっかり分けて持ち運べるので、使いやすさに一役買っています。
以前はタミヤのパーツケースに細かいパーツを入れ、ふた裏に収納していました。
しかし収納が限られ、パーツケースの中が不安定という使いづらさもありました。

今はふたの形に合わせた仕切りケースを使うことで、細かな予備パーツも数多く持ち運ぶことができています。
ローラーやマスダンパーの収納
予備のローラーやマスダンパーも、パーツ類といっしょにふた裏のスペースに収納しています。
小さい仕切りがあることによって、ビスなどの細かいものは入れやすいです。
しかしローラーやマスダンパーなど、ある程度大きさのあるものの場合は使いづらくなってしまう部分も。
ただしパーツケースユニットの使いやすいところは、ケースの中の仕切りを取り外せることです。
コースでマシンのセッティング変更ができるように、何種類かのローラーやマスダンパーを持ち歩けるようにしています。
また予備のタイヤについては、そのままふた裏の収納スペースに入れて持ち運ぶようにしています。

径の大きいタイヤでなければ、4本揃えて持ち運ぶことができます。
商品リンク:ポータブルピット・パーツケースユニット1
ブレーキの収納
セッティング用のブレーキは、あらかじめカットしたブレーキスポンジをケースに入れて持ち運ぶようにしています。
使っているブレーキ用のケースは、100均などでも手に入るケース。
カットしたブレーキの幅も1mmや1.5mm幅など、各厚さごとに用意するようにしています。
またブレーキの裏には、貼り直しもしやすいように両面テープをあらかじめ貼っています。
これによって、コースでは使いたいブレーキをすぐに使用が可能。

ブレーキもカットして持ち運ぶことで、そのままセッティングに合わせて微調整できるようにしています。
商品リンク:日東 再剥離可能強力両面テープNO5000NS
ブレーキの貼り方については、こちらの記事で紹介しています。
ポータブルピット下段
モーターや電池の収納
モーターや電池の収納にも、3Dプリンタ製のケースを活用しています。
モーターケースやバッテリーケースなどは、タミヤからも発売されています。
最初のうちは、タミヤ製のケースにモーターや電池を入れて持ち運んでいました。
しかしこれらのパーツケースはそこまで多くを収納できず、ポータブルピットで使った場合はサイズが合わずに使いづらさがありました。
そんな使いづらさを無くすため、今では3Dプリンタ製の収納ケースを活用。
何よりも使いやすいポイントは、ケースが車検ボックスに収まるサイズな部分。

ポータブルピットにはもちろん、フタとまケースなどに入れても持ち運びやすいサイズになっています。
商品リンク:バッテリー&モーターケース A 車検ボックスインサートタイプ
商品リンク:モーターケース A 車検ボックスインサートタイプ
充電器類の収納
充電器類の持ち運びには、チェックボックスを使っています。
いま現在、コースに持ち運んでいる充電器はISDT C4 EVO。
コースで使う分には機能も揃っていて、サイズもコンパクトなのが持ち運びに適しています。
ただしC4などの充電器の場合、充電器本体の他に電源用のUSBケーブルも必要になってきます。
さらにUSB変換用のアダプタといっしょに、チェックボックスに入れて持ち運ぶようにしています。
持ち運びのできる充電器については、コンパクトサイズなものに限られてきます。

それでもチェックボックスの中に充電器類をひとまとめにしておくことで、取り出しや片付けもしやすいのが使いやすい部分になっています。
おすすめの充電器については、こちらの記事で紹介しています。
工具類はふた裏に収納
ミニ四駆のセッティングや改造に必要な工具は、下段のふた裏に収納しています。
工具類はサイズもいろいろで、持ち運ぶ時にもっとも場所を取ってしまうもの。
厚みや太さもあるので、ふたがしっかり閉まるように収納するのはむずかしさもあります。
なので工具類の収納には、広く使うために仕切りなどはせずにそのまま必要な工具を収納。
なので細かな改造や加工で使う工具などについては、持ち運ばないようにしています。
それでも工具類の収納は、必要最低限の数にしても悩ましい部分。

なのでグリスなどの小さなものは別の収納スペースに入れることで、最低限必要な工具を持ち歩けるようにしています。
持ち運びにおすすめの工具については、こちらの記事で紹介しています。
レーサーズボックスとの比較
同じタミヤ製のポータブルピットとレーサーズボックスを比較した場合、今のミニ四駆用としてはポータブルピットの方が使いやすくなっています。
ポータブルピットの収納量としては、レーサーズボックスより少なくはなってきます。
ポータブルピットでは通常マシンを4台まで収納できるので、マシンの数においては3台までのレーサーズボックスよりは上。
しかしレーサーズボックスのメリットは幅広い収納力にあって、マシン以外の収納スペースも多くなっています。
しかしレーサーズボックスの場合、販売開始が昔なのもあってサイズ感が今のミニ四駆向きではない部分があります。
それに比べてポータブルピットは、フル改造したマシンでもストレスなく入れることが可能です。
なので2つのボックスの大きな違いとしては、持ち運ぶ時の高さ。

大人であればポータブルピットの方が実用的ですが、子どもには持ち運びのしやすいレーサーズボックスの方がおすすめになってくる部分はあります。
レーサーズボックスについては、こちらの記事で紹介しています。
ポータブルピット まとめ
今のミニ四駆の持ち運び用として、ポータブルピットはおすすめです。
ポータブルピットのおすすめポイント
- マシンを最大4台入れて持ち運べる
- ストッパーを外せば分割も可能
- 仕切りを工夫すれば便利さもアップ
マシンとパーツの収納のバランスや、ふたの仕切りが独特で使いづらいというデメリットはあります。
持って行く荷物の必要性に応じて分割できるのは、ポータブルピットだからできる部分にもなってきます。
ボックス自体の高さがあるので、子どもが持ち運ぶには使いづらさは出てきます。

それでも今のミニ四駆に合わせたサイズ感で作られているので、容量の多いボックスを探している場合ポータブルピットはおすすめです。
商品リンク:タミヤ グレードアップパーツシリーズ ミニ四駆 ポータブルピット
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