ミニ四駆を走らせる上で、欠かせないのが電池。
そんなミニ四駆用の電池も、アルカリ電池とニッケル水素の充電池があります。
この2つの電池の違いは何なのか。
どっちの電池を使った方が速いのかなど、ミニ四駆を始めたばかりの人ほど気になります。
✅この記事の内容
- アルカリ電池の特徴
- ニッケル水素電池の特徴
- アルカリ電池とニッケル水素電池の違い
この記事では、ミニ四駆に使う電池について。
アルカリ電池とニッケル水素電池の特徴と違いについて解説します。
ミニ四駆で使える電池には、アルカリ電池とニッケル水素の充電池があります。
それぞれの電池によって、特徴も変わってきます。
重さ | パワー | スタミナ | |
---|---|---|---|
アルカリ電池 | 重い | 高い | ない |
ニッケル水素電池 | 軽い | 低い | ある |
※2種類で比較した場合
そして2つの電池の大きな違いは、パワーとスタミナ。
高出力のアルカリ電池の方が、マシンの走り出しなどのパワーが優れています。
しかし高出力なため、電池が垂れやすかったり、ダッシュ系の高出力モーターとの相性もあまり良くないという面もあります。
逆にニッケル水素の充電池であれば、瞬間的な速さではアルカリに敵わないながらも、一定の出力を保てるというスタミナが特徴。
なのでタミヤ公式大会のような、長いコースほどニッケル水素電池の方が向いてきます。
アルカリ電池の特徴
アルカリ電池とダッシュ系モーターの相性は良くない
タミヤの公式大会で使えるアルカリ電池は、主に3種類あります。
アルカリ電池に限ったことではありませんが、電池は使用するたびに電圧が低下。
そしてアルカリ電池の場合は、その放出の影響が顕著に現れます。
なのでミニ四駆の中では特に、ダッシュ系などの高出力モーターには不向きとなってきます。
しかしタミヤの公式大会、決勝レースでは支給されるアルカリ電池を使用してのレースとなってきます。
公式大会での入賞を目指した場合、アルカリ電池の特性を理解した上でのマシンセッティングが必要になります。
パワーチャンプRS
タミヤの公式大会で使える、タミヤ製のアルカリ電池が「パワーチャンプRS」。
アルカリ電池としての容量や電流放電性能を高めているので、高いパワーを持ちます。
マシンの走り出しや、スロープの上りなどパワーが必要な時に力を発揮。
しかし高いパワーを持つ分、電池の消耗も激しくなってきます。
なのでレースでマシンの速さを求める場合、常にパワーのある新品の電池が必要となってきてしまいます。
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パワーチャンプRX
タミヤの公式大会で使えるパワーチャンプRSの、最新版が「パワーチャンプRX」。
パワーチャンプRSに比べて、大電流放電性能をさらに高めています。
また電池の液漏れもしにくく、長期保存後の放電性能も改善。
なので、パワーチャンプRSよりも力強い走りが期待できます。
しかしアルカリ電池ということで、電池の消耗が激しいのは同じ。
タミヤの公式大会の場合、ほとんどのコースが長いレイアウトになってきます。
なので決勝までの道のりを考える場合は、マシンのセッティングもパワーチャンプに合わせておくことになります。
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ニッケル水素電池の特徴
ニッケル水素電池は、しっかりとした管理が必要
2022年時点で、タミヤの公式大会で使える充電池は、「ニッケル水素電池のネオチャンプ」だけ。
90年代前後にミニ四駆で使われていたニカド電池は、環境面での問題から現在は使われていません。
なのでその代わりにタミヤから販売され、公式大会でも使用されているのがニッケル水素の充電池になってきます。
ニッケル水素電池は、科学反応で電力を作っています。
なので使用状況や保存方法など、扱う上でもしっかりとした管理が必要。
いつもと違う場合などはすぐに使用や充電をやめるなども、頭に入れておくことになります。
しかし適正な使い方をしていれば、ミニ四駆の速さにつながってくるニッケル水素の充電池。
このニッケル水素電池の使い方によっては、アルカリ電池よりも扱いやすい電池になってきます。
ネオチャンプ
タミヤの公式大会で使える、高性能な充電式のニッケル水素電池が「ネオチャンプ」です。
アルカリ乾電池に比べても低温に強く、パワフルなのも特徴。
約2000回くり返し充電して使えるので、アルカリ電池と比較しても経済的。
自己放電も少ないので、継ぎ足し充電も可能になってきます。
タミヤ製の充電池ということで、急速充電器Ⅱとのセット販売もあります。
なのでネオチャンプを使ってみようという初心者には、充電器とのセットもおすすめになってきます。
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アルカリ電池とニッケル水素電池の違い
速さに関係する電池の重さは、約10g変わってくる
ミニ四駆の速さを考える上で、マシンの重さは重要になってきます。
その中でも電池は、車重のほとんどを占めている部分。
アルカリ電池とニッケル水素電池で重さを比較した場合、アルカリ電池は2本で約46g。
ニッケル水素電池は2本で約36gと、約10gもの差が出てきます。
ミニ四駆にとっての10gの差は、速さの部分でとても大きいです。
なのでマシンの重量の大部分を占める電池が、軽いことに越したことはありません。
アルカリ電池は大電流で、マシンに伝わるパワーも大きい
走り出しの速さや電池のパワーの面では、アルカリ電池の方が優れてきます。
アルカリ電池の特徴は、大電流の放出性能。
放出される電流の量が多いので、マシンに伝わるパワーも大きくなってきます。
しかし、限られた容量の中で電流を放出していきます。
なので長いコースや、ダッシュ系の高回転モーターとの相性はあまり良くないのはこのため。
マシンのスタートの速さを考えたり、タイムアタックなどの短期勝負には、アルカリ電池が向いてきます。
電池のスタミナ部分で差をつけるのが、ニッケル水素電池
アルカリ電池に比べ、スタミナ面で勝ってくるのが、ニッケル水素電池のネオチャンプになります。
アルカリ電池の特徴は高出力なので、後半になっての電池のパワー不足が出てきます。
逆にニッケル水素電池の場合は、一定の出力を出し続けられるのが特徴。
なので瞬間的なパワーはアルカリ電池には敵いませんが、持続的に使い続けることができます。
タミヤの公式大会などのように長いコースになるほど、アルカリ電池とのスタミナの違いが現れてきます。
普段の3レーンコースのように、セッティングを替えながら何度もコースを走らせる場合。
長く走らせられる電池のスタミナや、充電できる使いまわしの良さで、ニッケル水素電池の方が使いやすくなってきます。
普段コースで走らせるのに使いやすいのは、ネオチャンプ
ミニ四駆で使える電池は、アルカリ電池とニッケル水素の2種類。
重さ | パワー | スタミナ | |
---|---|---|---|
アルカリ電池 | 重い | 高い | ない |
ニッケル水素電池 | 軽い | 低い | ある |
※2種類で比較した場合
それぞれの電池によって、特徴は違ってきます。
ミニ四駆の速さに関係してくる電池の重さも、アルカリ電池とニッケル水素電池では約10gもの差。
そして2種類の電池の大きな違いは、パワーとスタミナ。
高出力のアルカリ電池の方が、マシンの走り出しなどのパワーが優れています。
しかし高出力なため電池が垂れやすく、ダッシュ系の高出力モーターとの相性はあまり良くないという面もあります。
ニッケル水素の充電池であれば、瞬間的な速さではアルカリに敵わないながらも、一定の出力を保てるというスタミナが特徴。
なのでタミヤ公式大会のような長いコースほど、ニッケル水素電池の方が使いやすくなってきます。
また金銭面を考えても、普段コースを走らせる上で使いやすいのはニッケル水素電池のネオチャンプ。
電池単体の価格はアルカリ電池よりしますが、充電することで使い続けられることが可能になってきます。
電池の育成次第では、ニッケル水素電池もアルカリ電池のようにパンチのある電池にすることも可能です。
しかしそんな電池にするためには、それなりの充電器も必要になってくるのがミニ四駆の奥深い部分。
タミヤ公式大会での入賞も考える場合は、アルカリ電池でのマシンの走りに慣れておく必要も出てきます。
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