今のミニ四駆のターミナルには、2種類のターミナルが使われています。
キット付属の「ノーマルターミナル」と、GUPとして発売されている「ゴールドターミナル」。
マシンが速くなるために使われるGUPですが、ターミナルの場合は必ずしもGUPが正解とはなりません。
✅この記事の内容
- マシン改造でGUPを使う意味
- 昔はゴールドターミナルが良かった理由
- 今はゴールドターミナルが絶対ではない理由
この記事では、GUPのゴールドターミナルについて。
昔とは違って、今はゴールドターミナルが絶対ではない理由を解説します。
ミニ四駆のGUPとは、マシンを速くするための改造パーツです。
そんなGUPであるゴールドターミナルは、昔と今では使われ方が変わっています。
昔はゴールドターミナルが多く使われていた理由
- 主流の電池が「パワーチャンプゴールド」
- 電池の端子が金メッキ加工されていた
- 電池とゴールドターミナルの相性が良かった
金メッキ加工された同士、ゴールドターミナルと電池の相性が良かったのが大きな理由。
なのでマシンを速くするためには、ゴールドターミナルが当たり前の改造となっていました。
しかし使われている電池の違う現代ミニ四駆の場合、金属の材質によって良さが変わってきます。
マシンが速くなる通電率だけを考えれば、銅が材質のノーマルターミナルの方がマシンが速くなります。
ただしこまめなメンテナンスが必要だったりと、手間がかかってくる部分も。
なのでこまめなメンテナンスをせずにマシンを走らせたい場合は、ゴールドターミナルの方が扱いやすくなります。
昔は電池との相性で使われていたゴールドターミナルですが、今のミニ四駆としてはメンテナンス性の方が大切になってきます。
マシン改造でGUPを使う意味
マシンを速くするために使う
ミニ四駆の「GUP(グレードアップパーツ)」とは、マシンを速くするための改造パーツになります。
ミニ四駆でマシンを速くするために必要なのが、マシン改造。
キット付属のパーツから、さまざなパーツに交換することでマシンを速くすることができます。
ミニ四駆の改造用パーツとして発売されているのが、GUP。
モーターやタイヤなどの、マシンの速さに直結する部分はもちろん。
ギヤ類やターミナルなどの目立たない部分のGUPも大切になってきます。
基本的には、マシンを速くするために使われるのがGUP。
マシンやコースに合わせて、必要なパーツを選んでいく必要があります。
ターミナルはGUPだから速いわけではない
GUPとして発売されているゴールドターミナルですが、必ずしもマシンが速くなるわけではありません。
ミニ四駆のターミナルには、大きく2種類あります。
元からマシンキットに付属している、材質が銅の「ノーマルターミナル」。
そしてGUPの「ゴールドターミナル」は、金メッキ加工されているターミナルになります。
GUPで発売されているターミナルであれば、キット付属のターミナルよりもマシンが速くなるはず。
そんな考えもあることから、ゴールドターミナルは多くのマシンの改造パーツとして使われてきています。
しかし実際、金属としての特徴によって必ずマシンが速くなるわけではありません。
ミニ四駆のターミナルについては、こちらの記事で紹介しています。
昔はゴールドターミナルが良かった理由
昔のアルカリ電池は「パワーチャンプゴールド」
昔はゴールドターミナルが良かったと言われていた理由は、使われている電池が違ったからです。
今から25年ほど前、その時代にミニ四駆をやっていた人なら当時の電池にも見覚えがあるはずです。
当時使われていた電池といえば、充電池の場合は「ニカド電池」。
そしてアルカリ電池であれば、「パワーチャンプゴールド」になります。
ぼく自身、実際にコースで走らせる時や公式大会に参加する時はこれらの電池を使っていました。
タミヤ公式のレースなどでも、パワーチャンプゴールドが使われている光景をよく見かけていたほど。
当時のミニ四駆用電池の主流としては、この2種類。
なので今とは、コースを走らせる時に使われる電池が違っていました。
金メッキ同士で相性が良かった
その時代にゴールドターミナルが良いといわれていたのは、パワーチャンプゴールドという電池との相性が良かったからです。
パワーチャンプゴールドの端子は、「金メッキ」でできていました。
そして当時からGUPでもあったゴールドターミナルの端子は、「金メッキ加工」。
この金メッキ同士の組み合わせによって、ゴールドターミナルも多く使われていました。
電池で走るミニ四駆にとって、電池のパワーを伝える金属の通電率は重要。
「パワーチャンプゴールド+ゴールドターミナル」という金メッキ同士の組み合わせは、同じ通電率だからこそ電池とターミナルとしての相性も良かったです。
この相性の良さもあり、結果的にマシンも速くなってゴールドターミナルが当たり前の改造となっていました。
今はゴールドターミナルが絶対ではない理由
昔とは使われている電池が違う
今のミニ四駆の改造で、ゴールドターミナルが絶対とならないのは電池が違うからです。
今と25年くらい前では、使える電池が違います。
現代ミニ四駆で使われている電池の場合、充電池であればネオチャンプ。
これらの電池については、昔のパワーチャンプゴールドのように電池の端子は金メッキではありません。
電池そのものの性能としては上がっているものの、電池の端子だけをみれば昔とは違っています。
なので電池とターミナルが金メッキ同士で相性の良かった昔とは、電池とターミナルの関係性も変わっています。
ミニ四駆の電池については、こちらの記事で紹介しています。
相性よりも扱い方が大切
今のミニ四駆のターミナルとしては、相性よりも扱い方が重要になってきます。
ノーマルターミナルとゴールドターミナルの大きな違いとしては、金属の材質。
銅と金メッキでは、通電率や特徴も変わってくるためです。
ノーマルターミナル
- 材質は「銅」
- 通電率が高い
- 腐食しやすく手入れが必要
ゴールドターミナル
- 材質は「金メッキ」
- 通電率が低い
- 腐食しづらい
今のミニ四駆のターミナルとして重要なのは、それぞれのターミナルの特徴を理解した上で使うこと。
通電率の良いノーマルターミナルでも、メンテナンスの手間を怠ると性能を発揮することができなくなってしまいます。
ゴールドターミナル まとめ
ミニ四駆のGUPとは、マシンを速くするための改造パーツ。
そんなGUPであるゴールドターミナルも、昔と今では使われ方が変わっています。
昔はゴールドターミナルが多く使われていた理由
- 主流の電池が「パワーチャンプゴールド」
- 電池の端子が金メッキ加工されていた
- 電池とゴールドターミナルの相性が良かった
金メッキ加工された同士、ゴールドターミナルと電池の相性が良かったのが大きな理由。
なのでマシンを速くするためには、ゴールドターミナルが当たり前の改造となっていました。
しかし使われている電池の違う現代ミニ四駆の場合、金属の材質によって良さが変わってきます。
マシンが速くなる通電率だけを考えれば、銅が材質のノーマルターミナルの方がマシンは速いです。
ただしこまめなメンテナンスが必要だったりと、手間がかかってくる部分も。
なので手間を気にせずマシンを走らせたい場合は、ゴールドターミナルの方が扱いやすくなります。
昔は電池との相性で使われていたゴールドターミナルですが、今のミニ四駆としてはメンテナンス性の方が大切になってきます。
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