今のミニ四駆の改造をしていく上で欠かせないのが、ポリカ(クリヤー)ボディ。
ポリカボディを改造で使う上で必要なのが、ポリカボディのカットや塗装。
さらにマシンへの載せ方によっても、仕上がりのイメージが変わってきます。
✅この記事の内容
- ポリカボディの切り方
- ポリカボディの塗装方法
- ポリカボディの載せ方と固定方法
この記事では、ポリカボディの使い方について。
ポリカボディの切り方やスプレー塗装。
マシンへ載せる際の、提灯への固定方法も合わせて紹介します。
実際にポリカボディをマシン改造に使う場合、いくつかの加工が必要になってきます。
- STEP1ポリカボディをカット
- STEP1ポリカボディを塗装
- STEP1ポリカボディを載せる
- STEP1ポリカボディの固定
ポイントになってくるのは、ポリカボディのカットとスプレー塗装。
またポリカボディのスプレー塗装についても、通常の塗装とは手順が変わってくる点にも注意が必要です。
自由なカットや塗装ができるからこそ、オリジナリティが出せるのがポリカボディの魅力。

プラボディに比べて軽いというメリットもあるので、今のミニ四駆の改造にポリカボディは欠かせません。
おすすめのポリカボディについては、こちらの記事で紹介しています。
ポリカボディの切り方
- STEP1ボディ表面にマーカーでカットラインを書く
- STEP2まずは不要な部分を大まかにカット
- STEP3カットラインに合わせて少しずつカットしていく
おすすめはタミヤの曲線バサミ
ポリカボディのカットの際は、タミヤの曲線バサミがおすすめです。
ミニ四駆のボディは、タイヤのカウル部分などをはじめ曲線部分が多いです。
そんな細かな曲線部分を、普通のハサミでキレイに仕上げるのはむずかしい。
何度もハサミを入れると、切り口がガタガタになってしまい仕上がりもいまいち。
デザインナイフなどで少しずつ切っていくことも可能ですが、どうしても時間がかかってしまいます。
そんなポリカボディのカットにおすすめなのが、「タミヤの曲線バサミ」です。
使い方は普通のハサミと同じなので、ポリカボディのカットもキレイに仕上げることができます。

他にもミニ四駆曲線バサミも、刃先が曲線になっているのでポリカボディのカットに使いやすいです。
商品リンク:タミヤ クラフトツールシリーズ 曲線バサミ
商品リンク:タミヤ クラフトツールシリーズ ミニ四駆曲線バサミ(ポリカボディ用)
ポリカボディを切る時のポイント
ポリカボディのカットでは、まずカットラインを書いてから不要な部分を大まかに切り取るのがおすすめです。
なのでカットし始める前に、マーカーなどでカットラインを書いておくのがポイント。
ポリカボディ表面には透明な保護フィルムが貼られているため、上からマーカーでラインを書いても問題無し。
スプレー塗装後にフィルムは剥がすので、カットの失敗をしないためにもカットラインを書いておきます。
さらに大まかにカットする際に、製造上に作られた余白部分を残しながら切り取っていきます。
提灯の補助となる「リフター」や「スラスト角の調整」など、端材を活かした改造をすることもできるので残しておきます。

なので不要な部分をカットする際は、あまり細かく切りすぎないようにするのもポイントになってきます。
提灯のリフターについては、こちらの記事で紹介しています。
ポリカボディの塗装
- STEP1塗装前にしっかり洗浄と乾燥
- STEP2テープやステッカーでマスキング
- STEP3裏側から濃い色で塗装をはじめる
- STEP4マスキングを剥がしながら明るい色に
- STEP5裏打ちしてポリカボディの裏透けをなくす
- STEP6透明な保護フィルムを剥がす
- STEP7ステッカーなどで仕上げる
ポリカ用スプレーの使い方
使用前はしっかりと振る
ポリカボディの塗装では、ポリカボディ用のスプレーを使用していきます。
ポリカボディの塗装の場合に使うのは、ポリカボディ用のスプレー。
プラボディ用のスプレーとは違い、「PS」で始まるのがポイントになります。
塗装用の缶スプレーを使うときは、扱い方にも注意が必要です。
なので使用前に缶を振って塗料を撹拌させ、中の塗料を混ぜ合わせることが重要になってきます。
さらに塗装ムラをなくすためにも、スプレーの拭き始めと拭き終わりは塗装する部分から外して吹き付けないようにしていきます。
スプレー塗装の基本
ポリカボディのスプレー塗装では、吹き付ける時の距離と速さが大事になってきます。
スプレーの吹き付け方としては、ボディから20cm程度スプレーを離して吹き付けていきます。
逆にボディから遠すぎてしまっても、ボディに付着する前に乾燥し塗り付けが悪くなるので、塗装した表面が荒れてしまいます。
なのでスプレー塗装する際は、適度な距離でボディから離れた場所からスタート。
そして塗る面の上を通過するように、スプレーを進めていきます。

スプレー塗装は1度に全部塗ろうとせずに重ね塗りが基本で、薄く何度も塗り重ねていくイメージで塗装していきます。
スプレー塗装前の準備
スプレー塗装を始める前に必要なことが、塗装するボディ表面をキレイにしておくこと。
ポリカボディの場合はボディの裏側から塗装していくので、保護フィルムの貼られていない裏側をキレイにしておく必要があります。
そのために必要となってくるのが、ポリカボディの洗浄です。
なので塗装の仕上げを良くするためにも、スプレー塗装の前に中性洗剤などでボディを洗浄し、水滴の跡などが付かないようにしっかり乾燥させることが大切。
ボディの洗浄が終わったら、マスキングテープなどでボディの塗分けをするためのマスキングも忘れずにやっておきます。
ポリカボディの塗装のポイント
ポリカボディのスプレー塗装は、普通のプラボディなどとは違いボディの裏側を濃い色から塗装していきます。
今回であればブラックのような濃い色から塗装を始めていき、乾いたらマスキングを剥がしながら明るい色を入れていきます
塗装のムラをなくすためには1箇所に塗料を偏らせすぎないことが大切で、塗装する部分の上を通過するようにスプレーを動かしていくのがポイントになります。
さらにポリカボディの場合、最後に裏打ちする色によって見た目が変わってきます。
裏打ちすることでポリカボディの色透けが抑えられますが、フロストカラーの場合はあえて裏打ちしないという場合もあります。
ポリカボディの表面には、透明な保護フィルムが貼られています。
このフィルムのおかげで、塗装した時のボディ表面への塗料の付着も守られている状態。

なので塗装が終わってステッカーなどで仕上げる場合、フィルムを剥がしてからステッカーを貼っていくことになります。
今回使用したポリカ用スプレー
ポリカボディの裏打ちカラーについては、こちらの記事で紹介しています。
ポリカボディの載せ方と固定方法
- STEP1ポリカボディを大まかにカット
- STEP2提灯などと干渉する部分をカット
- STEP3ボディの固定位置を決めてマーキング
- STEP4取り付け位置を2mm以上のドリルで貫通
- STEP5ナットやゴム管などで固定
シャーシに載せる時のポイント
ポリカボディを提灯などに合わせてシャーシに取り付ける時のポイントは、少しずつカットして低く載せることです。
実際にポリカボディを載せた時に干渉してくるのは、フロント提灯やバンパーなど。
マスダンパーの稼働範囲などにも注意し、マシンの走りに影響しないようにポリカボディを切り取っていきます。
シャーシに合わせてカットしていく際は、一度にカットし過ぎないように注意が必要です。
干渉する部分にわかりやすく目印をつけてカットすることで、切り過ぎてしまう失敗を減らすことができます。
そして載せ方のポイントとしては、できるだけマシンに低くボディを載せられるようにカットすること。
低い位置にボディを載せることで、マシンの仕上がりとしても印象が変わってきます。

ポリカボディのカットはやり直しがきかないので、失敗をしないためにも慎重に作業を進めていくことが大事になります。
ポリカボディの固定方法
ポリカボディの固定方法としては、ゴム管などを使った3点固定がおすすめです。
ポリカボディを取り付ける際、マシン全体を見た時に真っ直ぐに取り付けることが大切。
真っ直ぐに取り付けるのがむずかしい場合は、直FRPプレートなどをガイドに使用するのもひとつの方法です。
そしてポリカボディの固定としては、3点固定がおすすめ。
ボディの先端にビス穴がある場合は、フロント提灯のビス穴とボディを固定することで3点固定にすることができます。
ポリカボディ固定用の穴としては、ビスより一回り大きい2.1mmのドリルが理想。
2mmでも固定は可能ですが、ピッタリ過ぎて付け外しがむずかしくなる場合があります。
ポリカボディの固定としては、ナットやゴム管などを使って取り付けていきます。
ゴム管の場合は、走行中の衝撃で外れないように長めにカットするのがポイント。

またボディの固定に中空プロペラシャフトなどを使えば、付け外しがしやすくビスより軽く仕上げることができます。
ポリカボディの使い方 まとめ
実際にポリカボディをマシン改造に使う場合、いくつかの加工が必要になります。
- STEP1ポリカボディをカット
- STEP1ポリカボディを塗装
- STEP1ポリカボディを載せる
- STEP1ポリカボディの固定
ポイントになってくるのが、ポリカボディのカットとスプレー塗装。
またポリカボディのスプレー塗装については、通常のスプレー塗装とは手順が変わってくる点にも注意が必要です。
自由なカットや塗装ができるからこそ、オリジナリティが出せるのがポリカボディの魅力。

プラボディに比べて軽いというメリットもあるので、今のミニ四駆の改造にポリカボディは必須です。
おすすめのポリカボディについては、こちらの記事で紹介しています。
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