マシンの速さに大きく影響してくるのが、シャーシの軸受け。
キット付属のPOM(低摩擦樹脂)などでも、速いマシンにすることはできます。
しかしさらに速いマシンにしようとした場合の選択肢が、「ボールベアリング」。
特に620ベアリングやHG丸穴ボールベアリングは、多くのマシンで使われているボールベアリングになってきます。
✅この記事の内容
- キット付属の軸受け
- 軸受けに使えるGUP
- 軸受けにおすすめのGUP
この記事では、シャーシの軸受けの種類について。
それぞれの特徴と、おすすめのボールベアリングを紹介します。
マシンを速くする上では、軸受けの精度も重要になってきます。
モータと電池のパワーを、シャフトからタイヤに伝えるのに大切な軸受けの回転。
そんな軸受けも、使うものによって精度が変わってきます。
最近のキットに付属されている低摩擦樹脂であるPOMも、素材による摩擦抵抗の小ささから軸受けとして使いやすくなっています。
そこからさらにマシンを速くしようとした場合は、ボールベアリングが必要に。
いくつか発売されているボールベアリングの中でも、軸受け用としておすすめなのは620ベアリングとHG丸穴ボールベアリング。
どちらもベアリングとしての精度が高く、それなりに耐久性もあります。
さらに「脱脂」をすることで、ベアリングとしての性能を上げることも可能。
GUPの価格としては、他のパーツより高くなってしまうのはデメリット。
しかし多くのマシンで使われているほど、2種類のボールベアリングは軸受け用としておすすめです。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆用AOパーツ AO-1011 620ボールベアリング 2個セット 94389
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツシリーズ No.519 GP.519 HG丸穴ボールベアリング 4個入 15519
キット付属の軸受け
POM(低摩擦樹脂) | ハトメ+プラリング |
POM(低摩擦樹脂)
今のミニ四駆のほとんどのキットに付属しているのが、「POM」とよばれる低摩擦樹脂の軸受けです。
「POM」は材質的に摩擦係数が低く、耐摩耗性にも優れています。
なので、軽くて滑りが良いのが使いやすい理由に。
使い方によっては、初期の丸穴や六角穴ボールベアリングよりもマシンの速度を出すことができます。
なので最近では、GUPとしてもPOM製の軸受けが発売。
ボールベアリングが使えないGTアドバンスマシンでも、しっかりと速度を出すことができます。
POMはキット付属の軸受けながらも、しっかりグリスアップすることで使いやすい軸受けになってきます。
商品リンク:低摩擦プラベアリングセット
GTアドバンスについては、こちらの記事で紹介しています。
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ハトメ+プラリング
昔のマシンキットに多いのが、真鍮のハトメとプラを組み合わせて使う軸受けです。
プラリングに、真鍮のハトメをはめ込んで使う軸受け。
真鍮製なのもあり、パーツの寿命としてもあまり長くは使えません。
今のキットの多くは、前述した低摩擦樹脂であるPOMに代わっています。
なので特別な理由がない限り、軸受けとしてはほとんど使われることもありません。
ただしハトメ部分は、AOパーツとしても発売されています。
ハトメについては、軸受け以外の補強として使われることも多いです。
軸受けに使えるGUP
メタル軸受け、フッソコート
GUPで発売されている軸受けの中でも、価格が安いのが「メタル軸受け」と「フッソコート620スチールベアリング」になってきます。
ボールベアリングの場合、どうしても価格が高くなってしまいます。
メタル軸受けやフッソコートは、パーツ代を安く抑えたい場合の選択肢のひとつ。
メタル軸受けであれば真鍮製で、価格も1セット110円と安い。
しかしハトメ同様、パーツとしての寿命は短いのですぐに使えなくなってしまうというデメリットもあります。
そんなメタル軸受けの上位互換となるのが、フッソコートベアリング。
硬質スチールにフッ素コートを施した作りになっているので、メタル軸受けよりも寿命は長くなっています。
どちらも手ごろな価格の分、パーツとして長く使い続けることはむずかしいです。
さらに最近はキット付属のPOMの方が優れているので、あまり使われることもありません。
ボールベアリング
速いマシンにするために軸受けに多く使われているのは、ボールベアリングです。
軸受けに使われるボールベアリングとして、現在発売されているのは4種類。
丸穴と六角穴ボールベアリングについては、発売された時期もかなり昔。
その加工方法から、ベアリングの精度としても決して高くはありません。
なのでこの2つのベアリングを軸受けに使うのであれば、キット付属のPOMの方が優秀な部分も。
今のミニ四駆の軸受け用ボールベアリングとしては、620ベアリングかHG丸穴ボールベアリングが多く使われています。
軸受けにおすすめのGUP
620ベアリング
軸受け用のボールベアリングとして、多くのマシンに使われているのが「620ベアリング」です。
620ベアリングは、ベアリング自体の個体差もありますが全体的に精度が高いです。
ベアリングとしてのガタが少なく、そこそこの耐久性も。
620ベアリング自体に厚みがあるので、使用する場合は72mmシャフトがおすすめ。
ホイール貫通やベアリングワッシャーを活用することで、マシントラブルも防ぐこともできます。
しかしAOパーツとして発売されている620ベアリングは、1セット2個入り。
マシン1台で使用するボベアリングは4つになるので、2セット必要になってきます。
ミニ四駆のGUPの中でも高めのパーツにはなってくるので、子どもや初心者には手が出しづらくなってしまうのがデメリットにもなります。
しかしマシンを速くするという目的であれば、620ベアリングは十分選択肢になってきます。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆用AOパーツ AO-1011 620ボールベアリング 2個セット 94389
ホイール貫通やベアリングワッシャーについては、こちらの記事で紹介しています。
HG丸穴ボールベアリング
軸受け用のボールベアリングとしては、「HG丸穴ボールベアリング」もおすすめです。
2018年に新しく発売されたのが、HG丸穴ボールベアリング。
従来の丸穴ボールベアリングよりも精度が高く、軸受け用としても使いやすくなっています。
また4個入りで発売されていることから、1セットでマシン1台分が揃います。
この使いやすさは、620ベアリングよりもメリットにもなってきます。
新品のHG丸穴ベアリングも、脱脂をすることでボールベアリングとしての精度が向上。
マシンや使い方によっては、HG丸穴ボールベアリングも十分使える軸受けになってきます。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツシリーズ No.519 GP.519 HG丸穴ボールベアリング 4個入 15519
ベアリングの脱脂については、こちらの記事で紹介しています。
軸受けはマシンの速さに影響
マシンを速くする上では、軸受けの精度も重要です。
最近のキットに付属されている低摩擦樹脂であるPOMも、素材による摩擦抵抗の小ささから軸受けとして使いやすくなっています。
そこからさらにマシンを速くしようとした場合は、ボールベアリングが必要に。
いくつか発売されているボールベアリングの中でも、軸受け用としておすすめなのは620ベアリングとHG丸穴ボールベアリング。
どちらもベアリングとしての精度が高く、それなりに耐久性もあります。
さらに「脱脂」をすることで、ベアリングとしての性能を上げることも可能。
GUPの価格としては、他のパーツより高くなってしまうのはデメリット。
しかし多くのマシンで使われているほど、2種類のボールベアリングは軸受け用としておすすめです。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆用AOパーツ AO-1011 620ボールベアリング 2個セット 94389
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツシリーズ No.519 GP.519 HG丸穴ボールベアリング 4個入 15519
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