2024年8月に再販となったのが、「カーボン強化スーパーFMシャーシセット」。
スーパーFMシャーシといえば、旧シャーシにも分類されるほど前に発売されたシャーシです。
なので実際に今のミニ四駆として改造しようとした場合、いろいろと手を加える必要が出てきます。
✅この記事の内容
- スーパーFMシャーシ
- スーパーFMシャーシの特徴
- FM-Aシャーシとの違い
この記事では、スーパーFMシャーシについて。
マシンの種類やシャーシの特徴、FM-Aシャーシとの違いについて紹介します。
旧シャーシになるスーパーFMシャーシの場合、改造しようとするといろいろと手を加える必要があります。
スーパーFMシャーシの特徴としてはこちら。
- 電池部分のサイズが小さい
- ボックスタイプのモーター周り
- シャーシの強度補強は必須
スーパーFMシャーシの場合、マシンデザインとしてはかっこいいマシンが多いです。
しかしいざ改造をしようとした場合、使いづらい部分も多くなってきます。
特に剛性の無さや改造のしづらさは、今のミニ四駆としては致命的。
スーパーFMシャーシが、大きく改良されて発売されたのがFM-Aシャーシ。
なので同じフロントモーターシャーシとして、違いはあきらかになってきます。
カーボン強化スーパーFMシャーシセットが再販となりましたが、いざ使おうとした場合は手間がかかる覚悟が必要です。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆限定シリーズ カーボン強化スーパーFMシャーシセット
スーパーFMシャーシ
スーパーFMシャーシマシンの種類
ミニ四駆のマシンの中でも、スーパーFMシャーシのマシンは種類も多くありません。
ミニ四駆の中でも、フロントモーターのマシンは少ない。
さらに旧シャーシでもあるスーパーFMシャーシとなると、種類も少なくなってきます。
スーパーFMシャーシのマシンで代表的なのは、フルカウルミニ四駆シリーズでもあるブロッケンギガント。
ガンブラスターXTOと共に、人気のマシンになっています。
他にもスーパーミニ四駆シリーズの、ストラトベクターもスーパーFMシャーシ。
このキットには、旧13mmボールベアリングもセットになった特別仕様のキットもありました。
さらにスーパーFMシャーシの特徴としては、カラーバリエーションが豊富。
限定のマシンキットとして、ブロッケンギガントの色違いなども。
プライズ商品として、ゲームセンターの景品として見かけることが多かった限定キットです。
スーパーFMシャーシは、今では旧シャーシの部類。
なのでブロッケンギガントなども、今では最新のFM-Aシャーシ仕様のマシンとして発売されています。
GUPとしての発売
スーパーFMシャーシは、GUPとしてシャーシだけの発売もされています。
2024年8月には、カーボン強化スーパーFMシャーシセットが発売に。
2016年に発売されたことのあるGUPということで、再販商品になります。
ただ気になるのが、スーパーFMシャーシマシンの発売がない中での再販。
最新のフロントモーターシャーシとしてはFM-Aシャーシもあるので、再販された理由も気になる部分です。
スーパーFMシャーシは好んで使われていることも多いので、それも理由になってくる部分があるのかどうか。
再販となったカーボン強化スーパーFMシャーシについては、シャーシだけのGUP。
実際に改造する場合、それ以外のパーツを準備する必要がある点には注意が必要です。
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スーパーFMシャーシの特徴
電池部分のサイズが小さい
スーパーFMシャーシは旧シャーシということで、シャーシの作りが今のシャーシとは違っています。
わかりやすく違いがあるのが、シャーシの電池部分。
今のシャーシのようにネオチャンプのサイズになっていないので、小さめの作りになっています。
旧シャーシでもあるスーパーFMが使われていた頃の電池としては、「ニカド電池」や「パワーチャンプゴールド」が主流でした。
今のネオチャンプやパワーチャンプに比べて電池のサイズが小さいので、シャーシの作りもそれに合わせて小さめになっています。
なのでスーパーFMシャーシにネオチャンプなどを取り付けた場合、シャーシが歪んでしまいます。
電池によって無理な負荷がかかることで、シャーシが捻れて3点接地になる場合も。
スーパーFMシャーシを使おうとした場合、電池部分の加工をするなどして3点接地しないような工夫が必要になってきます。
ミニ四駆の電池については、こちらの記事で紹介しています。
ボックスタイプのモーター周り
スーパーFMシャーシは、モーター周りの駆動の作りも今とは違っています。
スーパーFMシャーシの場合、モーターホルダーがカウンターギヤと一体になっています。
これは「ボックスタイプ」ともよばれ、同じく旧シャーシでもあるTZ-Xシャーシと同じ作り。
Aパーツでもあるモーターホルダーに、カウンターギヤを直接取り付け。
今のシャーシのように別々になっていないので、取り付けはカバーだけになります。
なので取り外しの際も、モーターと同時にカウンターギヤも取り外すことに。
ただボックスタイプは、駆動の面ではメリットになる場合も。
カウンターギヤが浮き上がることがないので、パワーのロスを防ぐことができます。
もちろんスーパーFMシャーシの駆動をしっかりするためには、手間は必要になってきます。
前述の電池部分の加工と合わせて、マシンの速さを出すためには駆動の調整が必要です。
シャーシの強度補強は必須
スーパーFMシャーシが使いづらい理由になってくるのが、剛性の無さや改造のしづらさです。
スーパーFMシャーシのフロントバンパーは、薄くてペラペラな作り。
ローラーの取り付け部分しかなく、FRPなどで補強しようとしても加工が必要になってきます。
またリヤバンパーについては、1点留めでの取り付け。
旧シャーシの中でも3点留めできるシャーシはありますが、スーパーFMシャーシの場合は1カ所だけ。
GUPなどは3点留めになっていますが、スーパーFMはビス穴が1つしかないので1点留めになってしまいます。
他にスイッチ周りも不安定で、走行中の衝撃でスイッチが戻ってしまう場合も。
サイドステーについても柔らかく、剛性はほとんど無し。
なのでスーパーFMシャーシを使う場合、強度の補強や加工が必須。
そのままではシャーシの剛性が無いので、無加工改造が基本のB-MAXとしては使いづらいシャーシになってきます。
FM-Aシャーシとの違い
フロントモーターシャーシということで、比較対象となってくるのは「FM-Aシャーシ」になります。
2017年に発売されたのが、FM-Aシャーシ。
スーパーFMシャーシ以来のフロントモーターシャーシということで、注目を浴びていました。
FM-Aシャーシは、スーパーFMシャーシが改良されたフロントモーターシャーシ。
シャーシとしての精度や改造のしやすさなどでも、大きく進化。
特にシャーシの剛性やリヤステーの取り付け部分などは、とても使いやすくなっています。
今ではフロントモーターマシンとして、FM-Aシャーシ採用のマシンが多く発売されているほど。
ただ同じフロントモーターマシンでも、ボディの互換性はむずかしいです。
スーパーFMシャーシが大きく改良されたのが、FM-Aシャーシ。
旧シャーシを特別改造してみたい以外であれば、FM-Aシャーシの方が使いやすくはなってきます。
FM-Aシャーシについては、こちらの記事で紹介しています。
スーパーFMシャーシ まとめ
旧シャーシでもあるスーパーFMシャーシは、改造するにはいろいろと手を加える必要があります。
スーパーFMシャーシの特徴がこちら。
- 電池部分のサイズが小さい
- ボックスタイプのモーター周り
- シャーシの強度補強は必須
スーパーFMシャーシのデザインはかっこいいマシンが多いですが、いざ改造をしようとした場合は使いづらい部分も多くなってきます。
特に剛性の無さや改造のしづらさは、今のミニ四駆としては致命的です。
スーパーFMシャーシが、大きく改良されて発売されたのがFM-Aシャーシ。
なので、同じフロントモーターシャーシとしての違いはあきらかになってきます。
2024年8月にカーボン強化スーパーFMシャーシセットが再販となりましたが、いざ使おうとした場合は手間がかかる覚悟が必要です。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆限定シリーズ カーボン強化スーパーFMシャーシセット
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