ミニ四駆のホイールにも、種類があります。
ホイールの種類によって、サイズや見た目はもちろん、シャフトを取り付ける部分の長さの違いも。
さらに最近の改造の中では、ホイールの軽量化のために蓋取り加工をしているマシンも多くなっています。
✅この記事の内容
- ホイールの蓋取りとは
- 蓋取りをするメリット
- ホイールの蓋取りのやり方
この記事では、ミニ四駆のホイールの蓋取りについて。
ホイールの蓋取り加工をするメリット。
さらに実際の加工のやり方についても紹介します。
ホイールの蓋取り加工とは、ホイールの蓋部分を切り落とす加工のことになります。
このホイールの蓋取りをすることによって、得られるメリットもあります。
- ホイールの軽量化
- ホイール幅を8mmまで詰められる
- 見た目のデザインが変わる
ミニ四駆は、軽いマシンほど速くなってきます。
なのでホイールを軽量化することによって、マシンの走りにも大きく影響することになります。
- STEP1ホイール幅が8mm以上になるようにマスキング

- STEP2デザインナイフやクラフトのこでカット

- STEP3ヤスリがけしてバリ取り

ホイールの蓋取りをすることでメリットがあるのはもちろん、マシンに合うホイール選びのハードルも下がるのでおすすめ。

またホイールの蓋取り加工用治具を使うことで、もっとかんたんに加工をすることもできます。
ホイールの蓋取り加工治具は、こちらの記事で紹介しています。
ホイールの蓋取り加工

あえてホイールの蓋部分を切り落とす

ホイールの蓋取り加工とは、ホイールの蓋となっている部分を切り落とす加工になります。
ミニ四駆のホイールには、サイズや形状などいろいろな種類があります。
中でもミニ四駆のホイールとして多いのは、ホイールのスポーク部分がそのまま見えるデザイン。
さらに他にも、ホイールのスポーク部分が蓋などで覆われているホイールもあります。
しかしディッシュホイールなども、内部が見えないだけで構造はしっかりスポークで支えられています。
ホイールの作りとしては、スポークだけで支えられているホイールよりも蓋などが付いている方が強度も高いです。

それでも、あえてホイールの蓋部分を切り落とすのが蓋取り加工になってきます。
ホイールの種類については、こちらの記事で紹介しています。
ホイール幅をレギュレーションギリギリまで詰める

ホイールの蓋取り加工では、ホイールの幅をタミヤ公式のレギュレーション範囲内まで詰めていくことになります。
タミヤの公式レギュレーションの中では、マシン改造をしていく上でのルールが決められています。
その中でもホイールの改造としては、タイヤ幅を合わせて8mm以上確保していなければいけません。
なのでホイールの蓋取り加工をする場合も、ホイール幅を8mm以上確保できるように加工していきます。
なのでディッシュホイールなどであれば、ホイールの蓋部分を切り落とすことでホイール幅を狭めることが可能。
ホイールの蓋部分を加工することで、ホイールの幅や重さが変化。

ホイールの見た目も変わってくるので、マシンによっては合わせやすくもなってきます。
ホイールの蓋取り加工をするメリット

ホイールの軽量化

ホイールの蓋取り加工をすることで、ホイールの重さを軽くすることができます。
前述の通り、ホイールは種類によって構造や重さも変わります。
特にディッシュホイールなどの蓋部分は、ホイールの重さの中でもそれなりの割合を占めている部分。
そんなホイールの蓋部分をカットすることで、ホイール自体の重さを軽くすることが可能。
しかし軽いマシンほど速いミニ四駆だからこそ、4本分のホイールの軽さは少なからず走りに影響してきます。
特にマシンの足回りとなるホイールだからこそ、軽い方がモーターなどへの負荷も少ない。

強度面ではデメリットになってきますが、マシンの速さの部分では蓋取り加工による軽量化はメリットになってきます。
ホイールのデザインを変えられる

ホイールの蓋取り加工をすることによって、ホイールの見た目も変わってきます。
ミニ四駆のホイールのデザインとしては、スポークが出ているホイールの方が多く好まれています。
昔からのミニ四駆のホイールというイメージはもちろん、スポークホイールの方が速いタイヤに見えるなどの意見も。
なので人によっては、ディッシュホイールなどの蓋付きのホイールを好まない場合があります。
どんなホイールも構造はスポーク部分で支えられているため、蓋を無くせばスポーク部分をむき出しにすることができます。
見た目のデザインのために蓋取り加工をすることで、結果的にホイールの重さも軽くなる。

マシンの見た目のための改造も、走りにメリットとして働いてくる部分があります。
蓋取り加工のやり方

治具を使わない方法
- STEP1ホイール幅が8mm以上になるようにマスキング

- STEP2デザインナイフやクラフトのこでカット

- STEP3ヤスリがけしてバリ取り

STEP1:ホイール幅を8mm以上にマスキング

まずはホイール幅をレギュレーションの範囲内に収めるため、マルチテープなどで目印をつけておきます。
ホイールの蓋取り加工も、手順を踏むことでかんたんに手作業での加工が可能。
まずは加工の前に、ホイールのリム部分をニッパーなどでカットしておきます。
そしてマスキングテープやマルチテープを、8.5~9mmの幅にカット。
なのでそれ以上に削りすぎないため、あらかじめマルチテープなどで目印を付けておきます。
目印のテープをカットしたら、あとはホイールに真っすぐ巻きつけておくだけです。
STEP2:カットラインに沿って切り落としていく

次に、目印に合わせてホイールの蓋部分をカットしていきます。
ホイールの蓋部分のカットについては、やり方もいろいろあります。
いきなり目印に合わせてクラフトのこでカットする場合もあれば、先にデザインナイフなどでカットラインをつけておく方法も。
今回は、先にデザインナイフの刃を入れてカットラインを入れています。
この時リューターの回転方向には注意が必要で、自分から離れる方向に回転させることで万が一の時のケガも防ぐことができます。
ある程度カットラインの目安がついたら、タミヤの薄刃クラフトのこなどでカットラインに沿って切り落としていきます。

最後までデザインナイフでのカットも可能ですが、作業効率や安全面から考えてクラフトのこでのカットがおすすめです。
商品リンク:タミヤ クラフトツールシリーズ デザインナイフ プラモデル用工具
商品リンク:タミヤ クラフトツールシリーズ 薄刃クラフトのこ
ホイール貫通については、こちらの記事で紹介しています。
STEP3:カット表面のバリ取りと仕上げ

ホイールの蓋部分のカットが終わったら、バリ取りをして仕上げていきます。
カット直後のホイール断面は、クラフトのこなどで切り落としただけだと断面がキレイではありません。
なのでまずは、大まかなバリをデザインナイフなどで切り取っていきます。
大まかなバリ取り後は、ヤスリなどを使ってホイールの表面をキレイに整えていきます。
またアルゴファイルのジルコナイトなどは熱を持たずにプラスチックの表面を整えることができるので、ヤスリよりもかんたんに速く加工できておすすめです。
最後にホイールの幅を確認し、8mm以上あれば完成。

もし8mmギリギリまで詰める場合は、少しずつヤスリなどで削っていくことになります。
商品リンク:アルゴファイルジャパン ジルコナイト シリンダー ミディアム
ジルコナイトについては、こちらの記事で紹介しています。
治具を使う方法

ホイールの蓋取り加工は、治具を使うことで効率良く加工作業をすることもできます。
ホイールの蓋取り加工用の治具は、いろいろなメーカーから発売されています。
クラフトのこで切り落とす際のガイドになる治具や、ホイールを固定してヤスリで削っていく治具など。
中でもおすすめなのが、ちぇりすくらふとのグラインドボード・ウィールになります。
加工作業がかんたんなのはもちろん、クラフトのこなども使わないので子どもでも扱いやすい治具になっています。
もちろん、フライス盤などを使った方が蓋取り加工も精度良くすることが可能。

しかし治具を活用するだけでも、加工作業の効率を上げることができておすすめです。
グラインドボード・ウィールについては、こちらの記事で紹介しています。
ホイールの蓋取り加工 まとめ

ホイールの蓋取り加工とは、ホイールの蓋部分を切り落とす加工のことです。
このホイールの蓋取りをすることによって、得られるメリットも。
- ホイールの軽量化
- ホイール幅を8mmまで詰められる
- 見た目のデザインが変わる
ミニ四駆は、重さの軽いマシンほど速いです。
なのでホイールを軽量化することによって、マシンの走りにも大きく影響することに。
ホイールの蓋取りをすることでメリットがあるのはもちろん、マシンに合うホイール選びのハードルも下がります。

ホイールの蓋取り加工用治具を使うことで、もっとかんたんに加工をすることもできておすすめです。







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