2025年7月に、ジャパンカップモデルとして2種類のカーボンプレートが発売されました。
しかし、これまで発売されてきたカーボンプレートには無かった形が特徴のカーボンプレート。
そのままでは使いづらい部分のあるカーボンプレートも、加工をすることで違った使い方をすることができます。
✅この記事の内容
- ピボット部分の作り方
- ピボットバンパーの作り方
- ピボットスライドダンパーの作り方
この記事では、J-CUP2025カーボンのおすすめの使い方について。
まずはむずかしい加工も少なく作れる、ピボットバンパー。
さらに、スライドダンパー用の加工治具を使って作るピボットスラダンについても紹介します。
2025年のJ-CUPカーボンは、これまでにない形状のカーボンプレートが2種類発売されました。
しかしこれまでのカーボンプレートとの違いが、ローラーの取り付け穴。
19mm用しかローラーの取り付け穴がないので、そのままでは使いづらい部分があります。
しかし新しいカーボンプレートの形状を活かした加工をすることで、使いやすくすることが可能に。
- STEP1ピボット部分の作成
- STEP2カーボンマルチ強化プレートを加工
- STEP3ピボットを取り付け
- STEP4完成
- STEP1ピボット部分の作成
- STEP2カーボンリヤステーを加工
- STEP3ピボットを取り付け
- STEP4完成
どちらのバンパーも、ピボット部分はフルカウル用プレートを使用。

ピボット部分の形状は同じなので、どちらのバンパーでも使うことができるのがポイントになっています。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆限定 HG カーボンマルチ強化プレート(1.5mm) J-CUP 2025
商品リンク:タミヤ ミニ四駆限定 HG カーボンリヤローラーステー(1.5mm) J-CUP 2025
ピボット部分の作り方
必要な材料
フルカウル用プレートを加工
まずは、バンパーのピボットの形にカーボンを加工していきます。
- STEP1フルカウル用プレート2枚を準備
- STEP21枚目はピボットの形に合わせてカット
- STEP32枚目はビス頭を隠すためにビス穴を拡張
- STEP42枚目をピボットに干渉しない形にカット
ピボット部分の作成には、フルカウル用プレートを2枚使用していきます。
さらにもう1枚は、取り付けた時にローラー用ビスの頭が隠れるようにビス穴を拡張させておきます。
ビス頭用に拡張しておくことで、コースと接触した時に引っかかる可能性を少なくすることが可能に。

キャップスクリューを使う場合、ビス穴を4mmに拡張しておくのがおすすめです。
加工したプレートを接着
2枚のプレートの加工が終わったら、プレート同士を接着させていきます。
加工が終わった2枚のプレートを接着しておくことで、走行中にズレてしまうトラブルを防ぐことができます。
ビス穴がズレてしまうと、ビスを取り付けた時に斜めになってしまいローラーなども斜めになってしまうことに。
しっかりビス穴同士を固定してから接着することで、ズレを防ぐことができます。

プレート同士を接着後は角を削っておくことで、よりコースへの引っかかりを抑えることができます。
カーボンプレートの加工については、こちらの記事で紹介しています。
ピボットバンパーの作り方
必要な材料
- HG カーボンマルチ強化プレート
- ハトメ×2
- 17・19mmローラー用ゴムリング×6
カーボンマルチ強化プレートの加工
HG カーボン強化マルチプレートを使って、ピボットバンパーのバンパー部分を作っていきます。
- STEP1プレート両端のビス穴部分をカット
- STEP2中央に5つあるビス穴のうち両端を2.5mmで拡張
- STEP3拡張したビス穴にハトメを圧入
- STEP4バンパーの可動域に合わせて斜めにドリルを入れる
カーボンマルチ強化プレートを使うことで、むずかしい加工無しでピボットバンパーを作ることができます。
特にハトメを加締めることでビス穴の補強になり、使い続けている時のビス穴の摩耗を抑えることができます。
ハトメ部分に斜めにドリルを入れることで、斜め方向の動きにもスムーズに動くようになります。
ハトメについては、こちらの記事で紹介しています。
ピボット部分の取り付け
加工したバンパーに、ピボット部分を取り付けていきます。
- STEP1バンパーにビスと1.5mmのスペーサーを固定
- STEP2ピボットにビスを通してバンパーに取り付け
- STEP3バンパーとピボット部分にゴムリングを巻きつける
- STEP4ピボットの動きをナットの締め付けやグリスで調整
バンパーに1.5mmスペーサーを挟むことによって、ピボット部分のストッパーにすることができます。
ナット部分をキツく締めすぎるとピボットが動かないので、ゴムの反発力によって戻りやすい強さに調整する必要があります。
ピボット部分の強さについては、ナットの締め具合やグリスを塗ることで調整が可能。

バンパーの取り付けとしては、ビスに通してバネなどで固定していくだけになります。
ピボットスライドダンパーの作り方
必要な材料
- HG カーボンリヤローラーステー×2
- HG カーボンマルチ補強プレート
- HG カーボンリヤワイドステー(ガイド用)
- スライドダンパー用加工治具(SKW)
- 17・19mmローラー用ゴムリング×4
バンパーの加工
スライドダンパー用の治具を使ってピボットスラダンを作る場合、いくつかの工程が必要になってきます。
- STEP1カーボンリヤローラーステー2枚を接着
- STEP2リヤローラーステーのフロント側2ヶ所のビス穴を埋める
- STEP3カーボンリヤワイドステーをガイドに新規ビス穴をあける
- STEP3スラダン用治具を固定し加工していく
- STEP4バンパーの不要な部分もカットしていく
- STEP5直カーボンも治具に合わせて加工していく
まずスライドダンパー用の治具をしっかり固定するためには、新しいビス穴をあける必要があります。
ただし加工後に強度面で不安な部分もあるので、あらかじめカーボンの粉などで近くのビス穴を埋めておくのがおすすめです。
スライドダンパーの加工については、加工の精度が重要になってきます。

少しずつヤスリなどで加工していき、組み上げた時にガタが出ないように注意していく必要があります。
スライドダンパー用の治具については、こちらの記事で紹介しています。
ピボットの取り付け
ピボットスラダンにするためには、加工したスライドダンパーにピボットを取り付けていく必要があります。
- STEP1スラダンにビスと大ワッシャー3枚を固定
- STEP2ピボットにビスを通してバンパーに取り付け
- STEP3バンパーとピボット部分にゴムリングを巻きつける
- STEP4ピボットの動きをナットの締め付けやグリスで調整
- STEP5ピボットスラダンをシャーシに取り付け
ピボット部分の取り付け方については、ピボットバンパーの時と同じように取り付けることができます。
さらにピボットスラダンの場合は、ピボット部分とスライドダンパー部分の2ヶ所の調整が必要。
ピボットとスライドダンパー、両方の動きがスムーズかの確認が大切になってきます。

J-CUP2025のカーボンリヤローラーステーとカーボンマルチ強化プレートがほとんど同じ形をしていることによって、ピボット部分の併用が可能になっています。
J-CUP2025カーボン まとめ
2025年のJ-CUPカーボンは、これまでにない形状のカーボンプレートが2種類発売。
ただしこれまでのカーボンプレートとは、ローラーの取り付け穴の違いがあります。
19mm用しかローラーの取り付け穴がないので、そのままでは使いづらい部分が。
しかし新しいカーボンプレートの形状を活かした加工をすることで、使いやすくすることも可能。
- STEP1ピボット部分の作成
- STEP2カーボンマルチ強化プレートを加工
- STEP3ピボットを取り付け
- STEP4完成
- STEP1ピボット部分の作成
- STEP2カーボンリヤステーを加工
- STEP3ピボットを取り付け
- STEP4完成
どちらのバンパーも、ピボット部分はフルカウル用プレートを使用しています。

ピボット部分の形状は同じなので、どちらのバンパーでも使うことができるのがポイントになっています。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆限定 HG カーボンマルチ強化プレート(1.5mm) J-CUP 2025
商品リンク:タミヤ ミニ四駆限定 HG カーボンリヤローラーステー(1.5mm) J-CUP 2025
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