ミニ四駆の改造に欠かせないのが、FRPやカーボンプレートの接着。
瞬間接着剤などでしっかり貼り合わせたつもりでも、すぐに剥がれてしまうこともあります。
そんなFRPやカーボンの貼り合わせも、接着剤の使い分けやしっかりした手順を踏むことで、確実な接着が可能です。
✅この記事の内容
- プレートの接着、加工に必要なもの
- プレートを貼り合わせる手順
- 接着後のプレートの強度アップやビス穴埋め
この記事では、FRPやカーボンプレートの接着について。
貼り合わせる時の手順や、瞬間接着剤の使い分けについても紹介します。
FRPやカーボンプレートの接着は、手順を踏むことでしっかり貼り合わせることができます。
- プレート表面のヤスリがけ
- 貼り合わせる位置決め
- パーツクリーナーなどで表面を脱脂
- 強度のある瞬間接着剤で貼り合わせ
- 万力や硬化スプレーを使って固定
特にプレート表面の脱脂や、瞬間接着剤の使い分けも重要。
瞬間接着剤も、目的によって使い分けることが重要。
同じWaveの瞬間接着剤でもしっかり貼り合わせる場合は「×3G」、浸透させて強度を上げる場合は「×3S」を使う方が最適。
さらに「黒い瞬間接着剤」を使うことで、プレートの穴埋め加工も可能になってきます。
また瞬間接着剤での作業の時、下にクッキングシートを敷いて作業するだけでくっつく心配もなくなります。
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プレートの接着、加工に必要なもの
瞬間接着剤は、何種類かあると便利
FRPやカーボンの貼り合わせに欠かせないのが、瞬間接着剤です。
この瞬間接着剤も、何種類かあるとミニ四駆に使う上で便利になってきます。
ミニ四駆でよく使われる瞬間接着剤は、Waveだと主に3種類。
瞬間接着剤も、種類によって浸透度や強度が変わってきます。
何種類か用意しておくことで、目的によっての使い分けができて便利です。
確実な接着のために必要な、ヤスリやパーツクリーナー
FRPやカーボンプレートの貼り合わせる時、瞬間接着剤以外に必要なのがヤスリやパーツクリーナーなどです。
ヤスリは、貼り合わせる面を削る時に使用。
またパーツクリーナーも、貼り合わせる面がしっかりくっつくように脱脂をする時に必要となってきます。
表面を整えたり、油分を無くしたり。
ただ接着剤で貼り合わせるよりも、ひと手間加えることで確実な接着になってきます。
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プレートを貼り合わせる手順
1,貼り合わせる表面をヤスリがけ
まずはFRPやカーボンプレートなどの、貼り合わせる面をヤスリがけしていきます。
使うのは目の粗い、あまり細かくないヤスリがおすすめです。
今回使用しているヤスリも、340番くらい。
表面をヤスリがけすることで、目では気が付かないくらいの凹凸を平らにしていきます。
さらに荒い目でヤスリがけすることで、表面に小さなキズがつきます。
このキズに瞬間接着剤が浸透していくことで、ヤスリがけしない場合よりもしっかりと接着することができます。
2,貼り合わせるプレートの位置決め
表面のヤスリがけが終わったら、貼り合わせる位置を合わせていきます。
貼り合わせたいプレート同士の位置を、しっかり確認。
この時ビスや治具などを使うことで、ちょっとしたズレも無く貼り合わせることが可能になってきます。
ミニ四駆の場合、少し貼り合わせる部分がズレるだけでも後々問題に。
他の部分と干渉してきたり、ビスが通しづらくなったりしてきます。
そんな状況にならないためにも、最低2ヶ所以上を合わせていくことでズレがなく確実な貼り合わせになってきます。
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3,貼り合わせる表面を、パーツクリーナーで脱脂
プレートを貼り合わせる位置が決まったら、貼り合わせる前に表面を脱脂しておきます。
プレートの表面に汚れや手の脂などが付いていると、それだけでも接着度合いが変化。
どんなに強度のある接着剤を使っても、十分な貼り合わせになってきません。
それを無くすためにも、プレートの表面をパーツクリーナーで拭いておきます。
パーツクリーナーをキムワイプなどに染み込ませて拭くことで、表面を脱脂。
このひと手間だけでも、しっかりとした接着になってきます。
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4,強度のある瞬間接着剤で貼り合わせ
プレート表面の脱脂が終わったら、瞬間接着剤を使っていきます。
この時使うのは、浸透度よりも強度のある瞬間接着剤。
ウェーブの場合、3Sより3Gを使った方が接着後の強度が上がってきます。
瞬間接着剤で貼り合わせ後、位置決め用の治具やビスをはずして固定。
この時に、万力などで挟んでしっかり押し当てておく方がしっかり接着することができます。
また瞬間接着剤用の硬化スプレーなどを使うことで、早く乾かす方法もあります。
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接着後のプレートの強度アップやビス穴埋め
FRPプレートの強度をアップ
プレートを貼り合わせた後、瞬間接着剤を流し込むことでFRPの強度を上げることもできます。
特にFRPの場合、カーボンとの大きな違いはその強度。
そんな欠点を補う意味でも、瞬間接着剤は使いやすいです。
まずはFRPの側面をヤスリがけ。
そこへ今度は、浸透度の高い×3Sなどの瞬間接着剤を流し込んでいきます。
浸透度の高い瞬間接着剤はすぐに染み込んでいき、FRPの強度を上げることができます。
同じ瞬間接着剤でも、貼り合わせる強度か浸透させるかによって使い分けることになってきます。
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黒い瞬間接着剤を使って、ビス穴を埋める
FRPの強度アップという部分では、穴埋め加工も有効になってきます。
FRPに最初から空いている、ビス用の穴。
このビス穴を埋めることで、プレートの強度や見た目も変えることができます。
使うのは、黒い瞬間接着剤。
この瞬間接着剤は粘度が高いので、ビス穴に流し込むことでしっかりとビス穴を埋めてくれます。
流し込んだ黒い瞬間接着剤が乾いた後、はみ出した部分をヤスリがけ。
白化した部分が気になる場合は、ベビーオイルなどで拭くことで少し白化が無くなってきます。
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マッキーを使って、FRPの見た目も変化
FRPとカーボンの大きな違いには見た目もあります。
カーボンをメインに使っているマシンほどかっこよく見えるのも、ここにあります。
しかしそんなFRPでも、ヤスリがけをし、マッキーなどのマーカーで塗ることで見た目を変化させることが可能。
実用的にするために貼り合わせたFRPだからこそ、見た目も変えることで使いやすくなってきます。
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強度アップや見た目の変化に欠かせない、プレートの加工
ミニ四駆の改造の中で、FRPやカーボンプレートの接着も必要。
そんなプレートの接着も、手順を踏むことでしっかりと貼り合わせることができます。
- プレート表面のヤスリがけ
- 貼り合わせる位置決め
- パーツクリーナーなどで表面を脱脂
- 強度のある瞬間接着剤で貼り合わせ
- 万力や硬化スプレーを使って固定
また瞬間接着剤も、目的によって使い分けることで使い方の幅が広がります。
プレート同士をしっかり貼り合わせる場合は「×3G」。
浸透させてプレートの強度を上げる場合は「×3S」。
また「黒い瞬間接着剤」を使うことで、プレートの穴埋め加工も可能になってきます。
マシンの強度アップや見た目の変化にも欠かせないのが、FRPやカーボンプレートの加工。
瞬間接着剤での作業の時、下にクッキングシートを敷いて作業するだけでくっつく心配もなくなるのでおすすめです。
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