ミニ四駆のパーツの中には、ビスやナット、ワッシャーなど細かいパーツが多い。
その中でもあまり目立たないのが、「ワッシャー」になります。
そんなワッシャーも種類ごとの使い方を知り、上手く使うことでマシンの改造の幅を広げることができます。
✅この記事の内容
- ワッシャーの種類
- それぞれのワッシャーの特徴
- ワッシャーのおすすめの使い方
この記事では、ミニ四駆のワッシャーについて。
ワッシャーの種類や違い。
実際のマシン改造への使い方も合わせて紹介します。
ミニ四駆で使われているワッシャーの中で、基本的なワッシャーは3種類になります。
- 大ワッシャー
- 小ワッシャー
- スプリングワッシャー
それぞれサイズも違えば、使われ方も違うのが特徴的。
また「スプリングワッシャー」は2mmナットを取り付ける時に欠かせないパーツで、段差のある切れ込みによって反発力があるので2mmナットが緩みづらくなっています。
他にもワッシャーの中には、ミニ四駆のモーターを分解することで「絶縁ワッシャー」や「お宝ワッシャー」も改造に使うことが可能。

それぞれのワッシャーの大きさや厚みなどを活かすことで、ブレーキや駆動の調整をすることができます。
ミニ四駆の「ワッシャー」
目立たないけど必要なパーツ
ミニ四駆の組み立てや改造において、目立たないながらも大切なパーツがワッシャーになります。
ミニ四駆といえば、マシンの組み立てや改造のためのGUP。
しかしそれ以外にも、組み立てや改造に欠かせない細かいパーツも多いのが特徴です。
中でもビスやナット、ワッシャーは、マシンやパーツを組み立てる上でも欠かせません。
付属の説明書などでは取り付け方も載っていますが、自分で改造していくほどあまり使われなくなってしまうパーツの代表格にもなっています。
一言にワッシャーといっても、ミニ四駆に使われるものにもいくつか種類があります。
ワッシャーの種類
大ワッシャー | 小ワッシャー | スプリングワッシャー | 絶縁ワッシャー | お宝ワッシャー |
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外径:6mm,厚さ:0.4mm | 外径:4mm,厚さ:0.3mm | 外径:2mm,厚さ:0.6mm | 外径:2.7mm,厚さ:0.4mm | 外径:3.7mm,厚さ:0.7mm |
ミニ四駆で使われているワッシャーは、基本的に5種類あります。
まず昔からあるのが「大ワッシャー」、そして大ワッシャーより一回り小さいサイズなのが「小ワッシャー」になります。
大ワッシャーや小ワッシャーとは違い、厚みもあって切れ込みが入っているのが「スプリングワッシャー」。
他にもモーターの内部に付属している、「絶縁ワッシャー」や「お宝ワッシャー」などもあります。
しかし絶縁ワッシャーやお宝ワッシャーは、モーターを分解することで使えるようになるという付属のパーツでは無いという特徴があります。

なので実際のミニ四駆の改造の中で使われているのは、「大小のワッシャー」と「スプリングワッシャー」が多くなっています。
それぞれのワッシャーの特徴
大小ワッシャー
ワッシャーの中でも代表的な大ワッシャーと小ワッシャーは、主にビスやビス穴周辺への負荷軽減のために使われています。
基本的に大小ワッシャーは、ビスとプレートの間に挟む形で取り付け。
それによって、プレートとの接触面積が増えることになります。
大小のワッシャーは、挟むことでビスだけの場合よりプレートとの接触面が増加します。
コースを走行中に負荷のかかりやすいローラー近くのビスやバンパーに対しても、多少負荷を軽減することが可能になります。
また大小ワッシャーの厚さを活かすことで、セッティングの微調整も可能。

小ワッシャーであれば、スペーサーと合わせることであまり目立たず取り付けることができます。
スプリングワッシャー
スプリングワッシャーは、2mmナットを取り付けた時に緩みづらくする特徴があります。
スプリングワッシャーの形状としては、段差のある切れ込みが入っています。
なので2mmナットと合わせて取り付けることで、反発力によってナットが緩みづらくなってきます。
大小のワッシャーでも、多少は2mmナットが外れづらくすることは可能です。
しかし効果としては、あくまでも多少は緩みづらくなるくらい。
取り付けた時の反発力は、切れ込みの入っているスプリングワッシャーだからこその特徴。

2mmナットを外れづらくするためには、スプリングワッシャーとセットで取り付けることがポイントになってきます。
ミニ四駆のナットについては、こちらの記事で紹介しています。
絶縁ワッシャー,お宝ワッシャー
絶縁ワッシャーやお宝ワッシャーについては、シャーシの駆動調整やピン打ちなどに使われることが多いです。
ミニ四駆のモーターを分解することで使えるのが、絶縁ワッシャーとお宝ワッシャー。
タミヤ公式のレギュレーションの中でも、タミヤ製のモーターを分解したパーツについては改造に使用が可能になっています。
そんな絶縁ワッシャーやお宝ワッシャーは、その厚みや絶縁性を活かしてシャーシの駆動調整などに使われることが多いパーツ。
なのでシャーシのギヤ同士の位置出しや、ちょっとした隙間を埋めるのにも使いやすいワッシャーになっています。
他にもお宝ワッシャーについては、モーターピンや中空ピンなどピン打ち改造の際の取り付けに使われるパーツ。
ピン打ちでお宝ワッシャーを合わせて取り付けることで、プレートなどにも固定しやすくすることができます。
同じワッシャーでも、マシンやGUPに付属しているワッシャー類とは違った使い方が特徴の2種類。

モーターを分解して取り出すという手間はありますが、ミニ四駆の改造をする上では使い勝手の良いワッシャーになっています。
モーターの分解については、こちらの記事で紹介しています。
ワッシャーのおすすめの使い方
ブレーキの高さを調整
大小のワッシャーについては、ブレーキの高さの微調整として利用する方法がおすすめです。
ミニ四駆のセッティングに欠かせないブレーキですが、ブレーキスポンジの厚みの選択肢としては3種類が一般的になります。
マシンやコースによっては「2mmだと効かないけど3mmだと効きすぎる」という場合も。
そんな時におすすめのセッティング方法が、ワッシャーなどを使ったブレーキ調整方法です。
これによって、同じ2mm厚のブレーキを貼っても効き具合が変わってきます。
2mmだと効かないけど3mmだと効きすぎる場合など、0.4mm高さが変わることでそれまでの2mmよりも効きを強くすることができます。

ワッシャーなどの細かいパーツの活用や組み合わせによって、ブレーキの微調整も可能になってきます。
ギヤ同士の駆動を調整
小さくて薄い絶縁ワッシャーについては、シャーシのギヤの位置出しなどに活用するのがおすすめです。
5種類のワッシャーの中でも、もっとも小さくて薄いのがモーターから取り出せる絶縁ワッシャー。
軸受けに挟んで抵抗抜きをする使い方もありますが、シャーシの駆動調整にも使いやすいです。
中でもカウンターギヤの位置出しなどには、薄くて小さい絶縁ワッシャーが便利。
ちょっとしたギヤ同士の噛み合いでも速さが変わるミニ四駆にとって、この微調整の効果は大きくなってきます。
シャーシによる個体差はありますが、複数枚重ねることでギヤの位置が調整できる場合も。
絶縁ワッシャーということで回転の抵抗にもなりにくいので、ギヤの位置出しにも使いやすくなっています。
ギヤの位置調整については、こちらの記事で紹介しています。
ミニ四駆のワッシャー まとめ
ミニ四駆で使われているワッシャーの中で、基本的なワッシャーは3種類。
- 大ワッシャー
- 小ワッシャー
- スプリングワッシャー
それぞれサイズも違えば、使われ方も違うのが特徴的です。
また「スプリングワッシャー」は、段差のある切れ込みによって反発力があるので2mmナットが緩みづらくなってきます。
他にもワッシャーの中には、ミニ四駆のモーターを分解することで「絶縁ワッシャー」や「お宝ワッシャー」も改造に使うことが可能。

それぞれのワッシャーの大きさや厚みなどを活かすことで、パーツの取り付け以外にもブレーキや駆動の調整をすることができます。
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