マスダンパーといっても、形や重さによって種類がいろいろあります。
それぞれのマスダンパーによっての違いは何なのか。
また取り付け方によっても制振効果が変わるのかなど、マスダンパーにはむずかしいことも多いです。
✅この記事の内容
- マスダンパーの形による違い
- 重さや色によるマスダンパーの違い
- 取り付け方による、制振効果の違い
この記事では、マスダンパーの重さや種類の違いについて。
取り付け方による違いも合わせて紹介します。
今現在発売されているマスダンパーは、重さによっても10種類あります。
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スリム(短) | アジャスト | スリム(長) | ボウル | ショート | シリンダー | ノーマル | 6×6×32 | ヘビー | 8×8×32 |
1.5g | 2.5g | 3.0g | 3.4g | 3.6g | 4.2g | 4.7g | 8.3g | 8.8g | 14.9 |
そしてその中でも、ビス1本で取り付ける丸い形や、ビス2本で取り付ける角型のものがあります。
それぞれのマスダンパーによって、取り付けやすかったり、ビスによって摩耗しづらいなどの特徴も。
またマシンによっては、限定品となってくるシルバーやブラックのマスダンパーを使うことで見た目を変えている場合もあります。
そんなマスダンパーの取り付け方も、大きく分けて3種類。
一般的な「置きマスダン」や、提灯などに使われる「吊りマスダン」。
ボールリンクマスダンパーのように、東北ダンパーが元となっている「振り子式」の使い方もあります。
それぞれの使い方によっても、メリットや加工の難易度も変わってきます。
マスダンパーは、ミニ四駆の制振性を高める反面、重さにもなってきます。
速度や重心に影響してくることからも、マシンに合った選択が必要となってきます。
マスダンパーの形による違い
よく使われている、ビス1本の丸い形
マスダンパーとして使いやすく、よく使われているのはビス穴が1つの丸い形です。
もともとはダンガンレーサーのスキッドホイール(前輪)で使われていたパーツ。
それがミニ四駆のマスダンパーとして、使われるようになりました。
そんなマスダンパーも、今では形や重さの違いでいろいろな種類が。
その中でもビス穴が1本の形は取り付けやすく、いろいろなマシンのセッティングとしても使われています。
しかしマスダンパーの取り付け穴の大きさが2mmと、ビスと同じ大きさ。
これによって、使っているうちに穴がネジ切りされているビスによって摩耗。
マスダンパーの穴の大きさが変わって、ブレやすくなるという注意点も出てきます。
マシンによっては、穴がビスによって削れないように取り付けている場合も。
その場合、モーターピンや2mmの中空シャフトを加工して使うなどの工夫があります。
商品リンク:ミニ四駆 2.0㎜空軽量プロペラシャフト タイプ5 スーパーFMシャーシ用
角型はミニ四駆用なので、取り付けがしやすい
「四角いマスダンパー」は、ミニ四駆用として作られているため取り付けがしやすいです。
丸い形は、もともとはダンガンレーサーからの流用。
しかし角型の場合、ミニ四駆用のマスダンパーとして作られています。
なので、取り付けるためのビス穴同士の幅もシャーシなどと同じになっています。
なのでシャーシやプレートへの取り付けもしやすいのが特徴。
またネジ穴も少し大きくなっているので、動きもスムーズになっています。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆 グレードアップパーツシリーズ No.517 GP.517 マスダンパースクエア ショート (8×8×14mm 2個入り) 15517
商品リンク:タミヤ グレードアップパーツシリーズ No.427 GP.427 マスダンパー スクエア (6×6×32mm) 15427
商品リンク:タミヤ グレードアップパーツシリーズ No.428 GP.428 マスダンパー スクエア (8×8×32mm) 15428
重さや色によるマスダンパーの違い
重さの違いによるマシンへの影響
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スリム(短) | アジャスト | スリム(長) | ボウル | ショート | シリンダー | ノーマル | 6×6×32 | ヘビー | 8×8×32 |
1.5g | 2.5g | 3.0g | 3.4g | 3.6g | 4.2g | 4.7g | 8.3g | 8.8g | 14.9 |
マスダンパーは、その重さの違いによって使い分けられています。
いま現在のマスダンパーの重さは、10種類。
このマスダンパーの重さの違いによって、マシンの挙動や制振性が変わってきます。
マスダンパーは、重さのある方が制振効果は高くなってきます。
しかしその分マシンの重量が増すので、速度の面にも影響が。
またマスダンパーの重さはマシンの重心にも影響してくるので、マシン全体でマスダンパーの重さを考える必要が出てきます。
金色の通常品と、シルバーやブラックの限定品
マスダンパーには、色の違う種類もあります。
基本的なマスダンパーは金色で、真鍮(黄銅)が材質となっています。
この金色のマスダンパーが、通常品といわれる種類。
他にシルバーやブラックのマスダンパーも、限定品として発売されています。
シルバーやブラックも色が違うだけで、だいたいの重さや形には違いがありません。
マシン全体のカラーとして、シルバーやブラックのマスダンパーは使われることが多いです。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆特別企画 マスダンパー スクエア 8×8×32mm シルバー 95346
商品リンク:タミヤ ミニ四駆特別企画 マスダンパー スクエア 8×8×32mm ブラック 95344
取り付け方による、制振効果の違い
初心者にもできる、基本的な置きマスダン
標準的なマスダンパーの取り付けは、「置きマスダン」といわれる取り付け方になってきます。
プレートやシャーシに長めのビスを立て、そこへマスダンパーを通すだけというセッティング。
取り付けたネジの先端を、スタビキャップやロックナット、カットしたゴム管を取り付けるなどして外れないように調整していきます。
しかしビスを立てただけの状態なので、コースアウト時などの衝撃には弱い。
コースアウトの衝撃などによって、ビスも曲がりやすくなってきます。
なので気付かずに使い続けると、マスダンパーとしての働きにも影響してきます。
置きマスダンはむずかしい加工も必要ないので、初心者でもかんたんに取り付けられて効果のあるセッティングになってきます。
提灯と合わせて制振効果も高い、吊りマスダン
提灯などによくみられる、吊り下げている取り付け方が「吊りマスダン」です。
置きマスダンとは逆で、ビスを下向きに取り付けてマスダンパーを通します。
マスダンパーの動きとしては、ビスに沿って動くので置きマスダンと変わりません。
しかしマシンの走りに合わせて、まずは提灯がしなって稼働。
そこからさらにマスダンパーも動くので、稼働域も広くなり、制振性としても効果が大きくなっています。
吊りマスダンを取り付けようとした場合、シャーシやプレートを無加工の状態ではまずむずかしいです。
提灯のように加工をして取り付ける必要があるので、ある程度の加工技術も求められてきます。
ボールリンクマスダンパーも、振り子式
マスダンパーの取り付け方としては、「振り子」のようにして使う場合もあります。
代表的な形としては、東北ダンパーといわれるような取り付け方。
提灯のように、プレートが弧を描くように稼働するのが特徴。
提灯との違いは、マスダンパーは固定されているということです。
この場合のマスダンパーは、プレートが動く時の重りとして制振性を補っています。
しかし作り方によっては、東北ダンパーとして動きながらマスダンパーも稼働させる場合も。
置きマスダン用のプレートも取り付けることで、さらに制振性を上げることもあります。
東北ダンパーは、むずかしい加工も必要となってくる改造。
そんな東北ダンパーの特徴を使いやすくしたのが、GUPにもなっている「ボールリンクマスダンパー」になってきます。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツシリーズ No.478 GP.478 ボールリンクマスダンパー (スクエア) 15478
制振効果のあるマスダンパーは、マシンに合った選択が必要
今現在発売されているマスダンパーは10種類。
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スリム(短) | アジャスト | スリム(長) | ボウル | ショート | シリンダー | ノーマル | 6×6×32 | ヘビー | 8×8×32 |
1.5g | 2.5g | 3.0g | 3.4g | 3.6g | 4.2g | 4.7g | 8.3g | 8.8g | 14.9 |
形の違いとしては、ビス1本で取り付ける丸い形かビス2本で取り付ける角型。
それぞれのマスダンパーによって、取り付けやすかったり、ビスによって摩耗しづらいなどの特徴もあります。
そんなマスダンパーの取り付け方は、大きく分けて3種類。
初心者でもかんたんな、標準的な「置きマスダン」。
や提灯などに使われる、制振性も高くなる「吊りマスダン」。
ボールリンクマスダンパーのように、東北ダンパーが元となっている「振り子式」。
それぞれの使い方によって、メリットや加工の難易度も変わってきます。
マスダンパーは、ミニ四駆の制振性を高める反面、マシンの重さにも。
速度や重心に影響してくることからも、マシンに合った選択が必要です。
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