今のミニ四駆の改造パーツの中でも欠かせないのが、「マスダンパー」。
アップダウンの多い立体コースにマスダンパーは欠かせないですが、形や重さなど種類がたくさん。
なのでこの記事では、いまミニ四駆を始めるのならこのマスダンパーを使えば間違いないというものを厳選しています。
✅おすすめのマスダンパーランキング
ぼく自身、ミニ四駆をはじめたばかりの頃は、

結局どのマスダンパーを使えばいいの?
と悩んだ経験があります。
なのでこの記事では、
「ここで紹介するマスダンパーなら大丈夫!あとはマシンやセッティングに合わせて!」
という部分まで落とし込んでいます。
さらに記事の中では、マスダンパーの種類や取り付け方による違いについても紹介しているので参考にしてください。
マスダンパーの種類
ARサイドマスダンパーセット | スリムマスダンパーセット | アジャストマスダンパー | スクエア(8×8×32) | スクエア(6×6×32) | ショート(8×8×14) | ショート(6×6×14) | マスダンパーセット | マスダンパーセット(ヘビー) |
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形による違い
丸型のマスダンパー
マスダンパーとしてよく使われているのは、ビス穴が1つの丸型マスダンパーです。
マスダンパーも、元々はダンガンレーサーのスキッドホイール(前輪)で使われていたパーツ。
それが、ミニ四駆のマスダンパーとして使われるようになりました。
そんな丸型マスダンパーも、今では形や重さの違いでいろいろな種類があります。
中でもビス穴が1本の形は取り付けやすく、いろいろなマシンのセッティングとしても使われています。
しかしマスダンパーの場合、取り付ける穴の大きさが2mmとビスと同じ大きさになっている点には注意が必要。
マスダンパーの穴の大きさが変わって、ブレやすくなるという影響が出てきます。
マシンによっては、穴がビスによって削れないように取り付けている場合もあります。

モーターピンや2mmの中空シャフトを加工して使うことで、マスダンパーの穴の摩耗を防ぐことができます。
モーターピンや中空ピンについては、こちらの記事で紹介しています。
角型マスダンパー
角型マスダンパーは、ミニ四駆用として作られているため取り付けがしやすくなっています。
角型マスダンパーの特徴は、ミニ四駆用として作られている部分にあります。
なので取り付けるためのビス穴同士の幅も、シャーシなどと同じで取り付けやすくなっています。
なので角型マスダンパーは、シャーシやプレートへの取り付けもしやすいのが使いやすいポイント。
ネジ穴も少し大きくなっているので、取り付けた時の動きもスムーズになっています。

重さや大きさによる使いづらさもありますが、サイドマスダンパーとしてはシャーシにも合わせやすいです。
重さによる違い
スリム(短) | アジャスト | スリム(長) | ボウル | 6×6×14 | シリンダー |
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1.5g | 2.5g | 3.0g | 3.4g | 3.6g | 4.2g |
ノーマル | 8×8×14 | 6×6×32 | ヘビー | 8×8×32 |
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4.7g | 6.6g | 8.3g | 8.8g | 14.9g |
マスダンパーは、形や大きさによって重さの違いがあります。
いま現在のマスダンパーの重さは、11種類。
このマスダンパーの重さの違いによって、マシンの挙動や制振性も変わってきます。
マスダンパーは、重さのある方が制振効果は高くなってきます。
さらにマスダンパーの重さはマシンの重心にも関係してくるので、取り付ける際の高さも大切になってきます。
重さのあるマスダンパーの取り付けほど、マシン全体で重心や重さを考えていく必要があります。
色による違い
マスダンパーには、見た目の色の違いもあります。
基本的なマスダンパーは金色で、真鍮(黄銅)が材質となっています。
この金色のマスダンパーが、通常品といわれる種類。
マスダンパーには他にも、シルバーやブラックのマスダンパーも限定品として発売されています。
なのでシルバーやブラックも色が違うだけで、だいたいの重さや形には違いがありません。

シルバーやブラックのマスダンパーについてはメッキ加工されていることで、マシン全体のカラー合わせとして使われることが多いです。
マスダンパーの取り付け方
置きマスダンパー
標準的なマスダンパーの取り付けは、「置きマスダンパー」といわれる取り付け方になってきます。
置きマスダンパーは、プレートやシャーシに長めのビスを立ててそこへマスダンパーを通すだけというセッティング。
取り付けたネジの先端を、スタビキャップやロックナット、カットしたゴム管を取り付けるなどして外れないように調整していきます。
しかしビスを立てただけの状態なので、コースアウト時などの衝撃には弱いです。
なので気付かずに使い続けると、曲がったビスによってマスダンパーとしての働きにも影響が出てきます。
置きマスダンパーの取り付けは、むずかしい加工が必要ありません。

なので、初心者でもかんたんに取り付けられて効果のあるセッティングになってきます。
ゴム管の使い方については、こちらの記事で紹介しています。
吊り下げマスダンパー
提灯などによくみられる、プレートなどから吊り下げている取り付け方が「吊り下げマスダンパー」になります。
置きマスダンパーとは逆で、下向きのビスにマスダンパーを取り付け。
マスダンパーの動きとしては、ビスに沿って動くので置きマスダンパーと変わりません。
吊り下げマスダンパーの特徴は、提灯と連動させることによって制振効果が高いこと。
そこからさらにマスダンパーも動くので、可動域が広くなって制振効果も大きくなっています。
ただし吊り下げマスダンパーを取り付けようとした場合、シャーシやプレートを無加工の状態ではむずかしいです。
提灯のように加工をして取り付ける必要があるので、ある程度の加工技術も求められてきます。
提灯の作り方については、こちらの記事で紹介しています。
振り子式マスダンパー
マスダンパーの取り付け方としては、「振り子式マスダンパー」もあります。
代表的な形としては、「東北ダンパー」といわれるような取り付け方。
提灯のように、プレートが弧を描くように可動するのが特徴的です。
提灯との違いは、マスダンパーが固定されているということです。
置きマスダンパー用のプレートを取り付けることで、さらに制振性を上げることも可能。
ただし東北ダンパーは、むずかしい加工が必要となってくる改造です。

そんな東北ダンパーの特徴を使いやすくしたGUPが、ボールリンクマスダンパーになっています。
おすすめのマスダンパー
ARシャーシサイドマスダンパーセット
ミニ四駆のマスダンパーとしておすすめなのは、「ボウル」と「シリンダー」がセットになっている「ARシャーシサイドマスダンパーセット」です。
ARシャーシサイドマスダンパーセットのメリット
- 2種類のマスダンパーがセット
- 組み合わせて重さの調整が可能
- ナット用の座グリ加工がされている
ARシャーシサイドマスダンパーセットの気になるポイント
- 使い所が多いので数が必要になる
ARシャーシサイドマスダンパーセットは2種類のマスダンパーが付属されていることによって、セッティングとしての使い方の幅が広いです。
さらにマスダンパーにナット用の座グリ加工がされていることで、取り付けた際にマスダンパーの高さを低くすることができます。
それぞれ単体での取り付けはもちろん、組み合わせて重さを調整できる点でも使いやすい。

サイドマスダンパーとして使う場合は置きマスダンパーとして、提灯用のとして使う場合は吊り下げ式でも使いやすいマスダンパーです。
商品リンク:タミヤ グレードアップパーツシリーズ ARシャーシ サイドマスダンパーセット
スリムマスダンパーセット
フロントやリヤのバンパーの隙間に取り付けやすいのが、「スリムマスダンパーセット」になります。
スリムマスダンパーセットのメリット
- ショートとロングがセット
- 径が小さいので取り付け場所を選ばない
- 重さの微調整に使いやすい
スリムマスダンパーセットの気になるポイント
- ロングは重心が少し高くなる
スリムマスダンパーセットはその名の通り細い形状をしているため、少しの隙間にも取り付けることができるのが使いやすいポイントになっています。
またリヤの場合も、ローラーやキャッチャーダンパーの形に合わせて取り付けることができます。
さらに取り付け方を工夫することで、B-MAXマシンなどにも取り付けが可能。
FRPプレートなどで調整することで、ちょっとした隙間にも取り付けられるのはスリムな形状だからこそになっています。

ほんの少しマスダンパーの重さを付け加えたい場合などに、スリムマスダンパーは使いやすくなっています。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆 グレードアップパーツ スリムマスダンパーセット
スリムマスダンパーを使ったB-MAXマシンについては、こちらの記事で紹介しています。
ボールリンクマスダンパー
B-MAXのリヤ用マスダンパーとしては、「ボールリンクマスダンパー」もおすすめです。
ボールリンクマスダンパーのメリット
- 振り子式のマスダンパー
- 無加工でも提灯のような動き
- マシンに合わせた調整が可能
ボールリンクマスダンパーの気になるポイント
- パーツとしての重さがある
ボールリンクマスダンパーは、前述の通り振り子式に可動するマスダンパー。
ボールリンクを支点に上下に動くことで、マシンが着地した時の衝撃を和らげてくれます。
ボールリンクマスダンパーを改造として使いやすいのが、ストッククラスやB-MAXGPなどの無加工マシンになります。
しかしボールリンクマスダンパーであれば、無加工マシンでも提灯のようなマスダンパーを取り付けることが可能に。
取り付け方も、シャーシのリヤバンパー部分にビスどめするだけでかんたんに取り付けることができます。
ボディの形状やリヤバンパーの作りによっては干渉してしまう場合もありますが、ビスによってマシンに合わせた調整ができるのも使いやすいポイント。

無加工でもフロント提灯のような改造ができることによって、マシンの制振性を上げることができます。
商品リンク:タミヤ グレードアップパーツシリーズ ボールリンク マスダンパー (スクエア)
おすすめのマスダンパー まとめ
ミニ四駆のおすすめマスダンパーはこちら。
- 1番使われているのは→「ARサイドマスダンパーセット」
- 重さの微調整が可能なのは→「スリムマスダンパーセット」
- 無加工改造におすすめなのは→「ボールリンクマスダンパーセット」
あとは、マシンやセッティングに合わせて選んでいけば良いだけ。
マスダンパーの重さひとつで、マシンの挙動も変わってきます。
ジャンプ時の姿勢も、マスダンパーの重さや取り付け位置によって変化。

取り付けるマスダンパーの正解は、マシンやコースレイアウトによって調整が必要です。
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