ミニ四駆を本格的に速いマシンにしようとした場合、必要になってくるのがモーター慣らし。
そんな時間もかかるモーター慣らしを、効率的に進めるのに欠かせないのが「モーター慣らし機」になります。
この記事では、これからモーター慣らしを始めるのならこのモーター慣らし機で間違いないというものを厳選して紹介します。
✅おすすめのモーター慣らし機ランキング
ぼく自身、ミニ四駆をはじめたばかりの頃は、

結局どれを使ってモーター慣らしをすればいいの?
と悩んだ経験があります。
なのでこの記事では、
「ここで紹介するモーター慣らし機なら大丈夫!あとは予算や使い方で選んで!」
という部分まで落とし込んでいます。
さらに記事の中では、モーター慣らし機を使ってモーター慣らしをする理由についても紹介しているので参考にしてください。
モーター慣らしのやり方については、こちらの記事で紹介しています。
モーター慣らし機を使う理由
安定した電圧で長時間の使用が可能
モーター慣らし機を使ったほうが良い1番の理由は、安定してモーター慣らしをできることになります。
モーター慣らしをする時に重要になってくるのが、モーターへの供給電圧。
ブラシの種類によって電圧設定は変わってきますが、常に安定した電圧を供給する必要があります。
そんなモーター慣らしを、安定した環境で行うのに必要なのがモーター慣らし機。
任意の電圧に調整が可能で、長時間の使用にも向いています。
モーター慣らし自体は、アルカリ電池などを使っても可能です。
しかしアルカリ電池は消耗品なので、使用しているうちに電圧が低下。
そして空になった電池を交換しながら、モーター慣らしを続けていく必要があります。
モーター慣らし機があれば、電圧の低下や電池交換の手間も無し。

安定した電圧で、モーター慣らしの前後のモーター回転数を比較をすることもできます。
購入した方がコスパが良い
トータル的に考えた時、モーター慣らし機を使った方がコスト面でもお得になってきます。
モーター慣らし機単体では、それなりに価格はしてきます。
しかしモーター慣らし機を使わずにアルカリ電池などでモーター慣らしを行った場合は、大量のアルカリ電池が必要になってきます。
特にハイパーダッシュモーターなどのカーボンブラシであれば、長時間の慣らしが必要になります。
何日かかけてモーター慣らしをした場合、1つのモーターだけでアルカリ電池を何本も消費することに。
一方モーター慣らし機の場合、最初の購入費用としては大きくなります。
特にサンダー(THUNDER)であれば、モーター慣らしだけでなく電池の育成や充電もできます。
モーター慣らし機も、機器としての価格だけみると高く感じます。

しかしトータル的なコストで考えた場合、最初にモーター慣らし機を準備した方が最終的にはコスパが良くなってきます。
おすすめのモーター慣らし機
サンダー(THUNDER)
いくつかあるモーター慣らし機の中でも、機能面や汎用性でも優れているのが「サンダー(THUNDER)」になります。
サンダー(THUNDER)のメリット
- 任意の電圧を安定して出力できる
- 長時間のモーター慣らしが可能
- 電池の充放電や育成にも使用できる
サンダー(THUNDER)の気になるポイント
- 初期費用がかかってくる
サンダー(THUNDER)の大きな特徴は、任意の電圧を安定して出力できること。
表示通りの電圧を出すことで、しっかりとしたモーター慣らしが可能になってきます。
さらにサンダー(THUNDER)は、モーター慣らしだけでなく電池管理にも使用できます。
さらに設定をすることで、電池の育成もすることができます。
ただしサンダー(THUNDER)の場合、他のモーター慣らし機に比べても初期費用は高くなってきます。
サンダー(THUNDER)は機器本体だけでの使用はできず、使うための「電源」やモーターなどに接続するための「ケーブル」なども別途必要になってきます。
それでもサンダー(THUNDER)は、多くのミニ四駆レーサーにも使われている機器。

その多機能性や安定性から、初期費用がかかっても幅広く使われているのも納得のモーター慣らし機になっています。
商品リンク:【 Turnigy Reaktor 250W 10A 同型 】THUNDER (ブラック)
サンダー(THUNDER)の使い方については、こちらの記事で紹介しています。
ミニブレークインシステム(Mini Break-In System)
手頃な価格帯ながら一定の電圧でモーター慣らしをする場合、「G-FORCEのミニブレークインシステム」がおすすめです。
ミニブレークインシステムのメリット
- ACアダプタでも使用可能
- タイマーで時間設定が可能
- 3必要なのはモーターホルダーだけ
ミニブレークインシステムの気になるポイント
- 出力電圧に誤差が生じる
ミニブレークインシステムは、電池とACアダプタのどちらを電源としても使用が可能です。
なのでアルカリ電池を使ったモーター慣らしとは違い、時間によって電圧が落ちてくることはありません。
さらにモーター慣らしに必要な機器としても、モーターホルダーだけ。
シャーシ付属のモーターホルダーに端子を繋ぐだけで、モーター慣らしをすることができます。
ただしG-FORCEのミニブレークインシステムの場合、正確な電圧の調整がむずかしいです。
この出力電圧の違いはチョッパ制御による電圧制御がおこなわれているためであり、一般的なテスターで電圧測定をした場合に誤差が生じてきます。
ただ出力電圧の誤差の範囲がわかっていれば、多少の調整は可能。
必要な電圧によって、ダイヤルを調整すればいいだけです。
ミニブレークインシステムは手ごろな価格の機器ということもあり、出力電圧が実際の電圧と違う点には注意が必要です。

それでもオフタイマーの設定もできるので、時間のかかるモーター慣らしで一定に使い続けられるのは大きいです。
商品リンク:G-FORCE ジーフォース Mini Break-In System +R G0321
G-FORCEのミニブレークインシステムについては、こちらの記事でも紹介しています。
パワーステーション
もっとも手軽に使えるモーター慣らし機としておすすめなのは、「パワーステーション」になります。
パワーステーションのメリット
- ACアダプタが付属
- 2V〜4Vで電圧設定が可能
- 安価でシンプルな使い方
パワーステーションの気になるポイント
- 出力電圧の誤差に注意が必要
パワーステーションは、モーター慣らし機の中でも1番かんたんに使うことができます。
電圧の設定もダイヤルを回すだけなので、むずかしい設定も無く直感的に使うことができます。
ただしミニブレークイン同様、出力電圧の誤差には注意が必要。
実際にテスターで出力電圧を測定しても設定とは誤差が出てしまうので、誤差を考慮しての使用が必要になってきます。
それでも他のモーター慣らし機と比較しても、価格が安くて手に入れやすい。

使い方もかんたんなので、初めてのモーター慣らし機としておすすめの機器になっています。
商品リンク:OPTION No.1 パワーステーション NO-PS01
結局どのモーター慣らし機を選べばいいのか
長く使い続けられるのはサンダー(THUNDER)
どのモーター慣らし機にしようか悩んだ場合、おすすめは「サンダー(THUNDER)」になります。
初期費用としてはかかってしまうサンダー(THUNDER)ですが、手元に置いておくことでいろいろな場面で活躍する機器になります。
- モーター慣らし
- モーターの回転数の測定
- 電池の育成
他のモーター慣らし機との違いは、モーター慣らし以外でも使えること。
さらに安定した出力電圧によって、モーターの回転数の測定をすることもできます。
モーターのコンディションを把握するためには、安定した出力電圧が必須。
出力電圧の誤差もないため、正確なモーターの状態を知ることができるのもサンダー(THUNDER)の特徴になります。

多くのミニ四駆レーサーに使われているサンダー(THUNDER)だからこそ、情報の共有をしやすいのも魅力のひとつです。
手頃でコンパクトなのはミニブレークインシステム
手頃な価格でモーター慣らし機を使いたい場合は、「G-FORCEのミニブレークインシステム」がおすすめになります。
ミニブレークインシステムは、タミヤ製ではないもののモーター慣らし専用に作られた機器。
設定電圧やタイマー機能など、モーター慣らしをしやすい環境をそろえることができます。
サンダー(THUNDER)との違いは、そろえる機器が少ないことです。
家での使用はもちろん、持ち込み可能なコースであればコースサイドで使用することもできます。
出力電圧の誤差はデメリットにもなってきますが、調整することは可能。

手頃な価格でコンパクトなモーター慣らし機になっているので、まずは使ってみたいという人にもおすすめです。
ミニ四駆におすすめのモーター慣らし機 まとめ
おすすめのモーター慣らし機はこちら
- 本格的に使いたいなら→「サンダー(THUNDER)」
- 手頃な価格で使いたいなら→「ミニブレークインシステム」
- 初心者向けなら→「パワーステーション」
あとは、予算や使い方で選んでいけば良いだけ。
モーター慣らしをしやすい環境を整えようとした場合、モーター慣らし機も必要になってきます。

ワークマシンでのモーター慣らしに限界を感じた場合、モーター慣らし機を使ってみるのもおすすめです。
モーター慣らしのやり方については、こちらの記事で紹介しています。
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