ミニ四駆のペラタイヤの作り方は、人それぞれ違ってきます。
その中でもまず大きく違うのは、「リューター」を使うか「ワークマシン」を使うか。
ある程度ミニ四駆用の道具もそろってきた場合は、リューターの方が効率的にペラタイヤ加工をすることができます。
✅この記事の内容
- リューターでのペラタイヤ作りで用意するもの
- ホイールとタイヤの準備
- リューターでのペラタイヤの作り方
この記事では、リューターを使ってペラタイヤの作り方について。
必要となる道具や準備、加工の手順を紹介します。
ワークマシンを使ったペラタイヤの作り方については、こちらの記事で紹介しています。
リューターでペラタイヤを作る場合、これらを用意した方が効率的に作業ができます。
特に大切になってくるのが、リューターのトルクやシャフト、ホイールのブレ。
ブレの無い道具やホイールを使うことで、精度の高いペラタイヤに仕上げることができます。
実際にペラタイヤを作る手順も、むずかしいことはありません。
- デザインナイフで少しずつカット
- 目の粗いヤスリで成形
- 目的のタイヤ径+0.5mmに
- 目の細かいヤスリで削る
- パーツクリーナーなどで仕上げ
大切なのは、一気に削り進めようとしないこと。
少しずつ削っていくことで、タイヤに熱を持たすことを防げます。
しっかり冷やしながら削っていくことで、タイヤ表面の仕上がりも良くなっていきます。
リューターでのペラタイヤ作りで用意するもの
リューター関係で必要なもの
リューターを使ったペラタイヤ作りには、ある程度トルクのあるリューターがあった方が便利です。
- リューター
- 六角シャフトビット
- コレットチャック
今回リューターには、プロクソンの「ハンディマルチリューターNo.28473」を使用。
さらにホイールをリューターに取り付ける用として、SIG WORKSの「六角シャフトビット」も用意しています。
ミニ四駆のシャフトでもペラタイヤの作成は可能ですが、あまり長すぎると回転でブレてしまうので注意が必要です。
また六角シャフトビットの取り付け用として、プロクソンの「コレットチャック」も使用。
リューターに付属の小径ドリルチャックではブレてしまうことがあるので、チャックを付け替えて使用するようにしています。
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商品リンク:六角シャフトビットVer.3
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ペラタイヤ加工に必要なもの
リューターでペラタイヤを作る場合に必要なものはこちら。
リューター以外は、ワークマシンで作る場合と使うものは変わりません。
- デジタルノギス
- ヤスリ(2種類)
- デザインナイフ
- パーツクリーナー
- メラニンスポンジ
- 防塵ボックス
「デザインナイフ」は、タイヤをカットしていく用として。
「ヤスリ」に関しては、目の粗いものと細かいものの2種類があった方が加工の精度も上がってきます。
さらにタイヤ径を測るのに欠かせないのが「デジタルノギス」。
100均のホビーノギスでは、だいたいの大きさしか測れません。
なのでペラタイヤ作りには、デジタルノギスが必須になってきます。
「パーツクリーナー」や「メラニンスポンジ」は、タイヤ表面の仕上げ用として。
また「防塵ボックス」などで削りカスが散らかることを防げるので、ストレスなく作業するのにはおすすめです。
ホイールとタイヤの準備
加工に使うホイールの準備
ペラタイヤ加工をするために、ホイールも準備しておきます。
- ホイール貫通
- ホイールの選別
- ホイールの成形
まず必要になってくるのがホイール貫通。
ホイールを「1.8mmのドリル」で貫通しておくことで、ビットやシャフトをしっかりと差し込むことができます。
貫通している場合としていない場合では、ホイールを回した時のブレ具合が大きく変わってきてしまいます。
そして本当に精度を求めるのであれば、ホイールもブレていないものを選別する必要が出てきます。
多少テーパー状になっているホイールは、タイヤを取り付ける前にヤスリなどで削って成形。
これによって、タイヤの偏りを無くすことができます。
これらのホイールの準備については、人によってどこまでやるか変わってくる部分。
本当にタイヤの精度を求める場合、欠かせない工程になってきます。
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加工のためにタイヤをホイールに接着
ホイールの準備できたら、加工していくタイヤをはめていきます。
この時、タイヤとホイールはしっかりと接着しておくことが大切。
タイヤが外れにくくするのはもちろん、加工でブレを無くすためにも欠かせません。
接着に使うのは、両面テープや瞬間接着剤など。
「プラスチック用の瞬間接着剤」の方が、確実に接着することができるのでおすすめです。
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リューターでのペラタイヤの作り方
まずは目的のタイヤ径+0.5mmに
まずはデザインナイフやヤスリで、タイヤ径を目的の大きさまで削っていきます。
- タイヤのブレがないか確認
- デザインナイフでカット
- 目の粗いヤスリで成形
作業効率の良い方法としては、まずは「デザインナイフ」で大まかにカットしていく方法。
最初からヤスリで少しずつ削っていくこともできますが、どうしても時間がかかってしまいます。
なのでデザインナイフで大まかにカットしていくことで、短時間で目的のタイヤ径に近づけることができます。
しかし回転しているタイヤをデザインナイフでカットしていくので、加工には注意が必要。
新品の刃で、自分とは逆の方向にタイヤを回転させてカットしていきます。
1~2mmくらいの幅でカットラインを入れ、タイヤの横から切り離し。
あまり一気にカットしようとせずに、少しずつカットしていくことでキレイに切り取ることができます。
デザインナイフでのカットが終わったら、「ヤスリ」で成形。
タイヤ径を測りながら、目的の+0.5mmくらいの大きさまで削っていきます。
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少しずつ削って測って仕上げていく
目的のタイヤ径の+0.5mmくらいまで削れたら、あとは仕上げの加工になっていきます。
- 目の細かいヤスリで少しずつ削っていく
- 熱を持たせないように冷やしながら
- パーツクリーナーなどでタイヤ表面を仕上げる
仕上げの削りで大切なのは、力を入れすぎずにほんの少しずつ削り進めていくこと。
タイヤに熱を持たせてしまうと、表面の仕上がりも変わってきてしまいます。
「パーツクリーナー」や「メラニンスポンジ」などを上手く使いながら、タイヤを冷やしながら削っていくことが大切です。
最後に、必要であればタイヤの角も削っておきます。
回転するタイヤを指で触って、削りムラが無ければペラタイヤ加工の終了になります。
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精度を上げるには、リューターのトルクも重要
リューターでペラタイヤを作る場合、用意するものはこちら。
特に大切なのが、リューターのトルクやシャフト、ホイールのブレ。
ブレの無い道具やホイールを使うことで、精度の高いペラタイヤに仕上げることができます。
実際にペラタイヤを作る手順はこちら。
- デザインナイフで少しずつカット
- 目の粗いヤスリで成形
- 目的のタイヤ径+0.5mmに
- 目の細かいヤスリで削る
- パーツクリーナーなどで仕上げ
一気に削り進めようとせずに少しずつ削っていくことで、タイヤに熱を持たすことを防げます。
しっかり冷やしながら削っていくことで、タイヤ表面の仕上がりも良くなっていきます。
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