単三電池2本があれば、コースで走らせることができるのが「ミニ四駆」。
組み立て式のプラモデルとして、子どものころ遊んだことのある人も多いはずです。
2023年現在、そんなミニ四駆はマシンの種類も多く、いろいろな楽しみ方があります。
✅この記事の内容
- 「ミニ四駆」とは
- ミニ四駆の種類
- 何を買えばいいのか
- ミニ四駆の作り方
- ミニ四駆の楽しみ方
この記事では、タミヤのミニ四駆について。
マシンの種類や選び方、ミニ四駆の楽しみ方などを一通り紹介します。
タミヤから発売されている、組み立て式のレーシングホビーが「ミニ四駆」。
その歴史は長く、多くの世代から人気のホビーとなっています。
ミニ四駆の楽しさは組み立てることはもちろん、その後の改造も魅力のひとつ。
マシンキット自体はそこまでお金もかからないので、誰にでも始めやすいのが特徴でもあります。
今では気軽に走らせるコースも充実しているので、子どもにも始めやすいミニ四駆。
コースで走らせることだけでなく、公式大会や店舗大会に参加する楽しみ方もあります。
そんなミニ四駆の魅力を、この記事では紹介していきます。
「ミニ四駆」とは
多くの世代に人気のホビー
「ミニ四駆」とは、タミヤ模型が発売している四輪駆動のモーターレーシングホビーです。
ミニ四駆は組み立て式のプラモデルながら、小学生向けなのもあって組み立てにむずかしさはありません。
さらに、改造によってマシンの走りも大きく変わってくるのが大きな特徴。
ベースとなるシャーシに、「モーター」「ギヤ」「シャフト」「タイヤ」「ボディ」などを取り付け。
そして単三電池2本があれば、マシンを走らせることができます。
安価で手軽に楽しめるホビーとして、多くの世代に渡って人気なのがミニ四駆になっています。
改造してオリジナルなマシンが完成
ミニ四駆の醍醐味のひとつが、マシンを改造することにあります。
レーシングホビーというだけあり、それぞれのマシンの速さを競うのも楽しみのひとつ。
- シャーシ
- モーター
- タイヤ
- ローラー
- 電池 etc.
ミニ四駆はさまざまな要因によって、マシンの走りが大きく変化します。
さらに速く走るだけでなく、レースで勝つためにはコースアウトしないための改造も必要に。
どんなマシンを使って、どんな改造をしていくか。
マシンの改造方法は人それぞれなので、改造をしていくことで自分オリジナルなマシンが完成していきます。
ミニ四駆の改造手順については、こちらの記事で紹介しています。
ミニ四駆の種類
長い歴史で何度も訪れたブーム
ミニ四駆の歴史の中では、これまで4度のブームがありました。
ミニ四駆が1番最初に発売されたのは、1982年。
そこからテレビやアニメの影響もあり、それぞれの年代でブームが起きています。
ブーム | 第1次 | 第2次 | 第3次 | 第4次 |
---|---|---|---|---|
年代 | 1988年頃 | 1994年頃 | 2012年頃 | 2020年頃 |
要因 | ダッシュ四駆郎 | レッツ&ゴー | ミニ四駆30周年 | 親世代中心 |
代表マシン |
2023年時点では、第4次ブームといわれています。
「レーザーミニ四駆」が、代表的なシリーズとして発売。
残念ながらレーザーミニ四駆シリーズは終わってしまいますが、今でも新しいマシンは発売され続けています。
どの年代でも、コロコロコミックによる特集などがブームの火付け役にもなっているのも特徴です。
レーザーミニ四駆については、こちらの記事で紹介しています。
シリーズによって変わるマシンの特徴
ミニ四駆のマシンの種類は、2023年時点ですごい数が発売されています。
マシンの種類だけでも、相当な数がこれまで発売。
そんなマシンをすべて挙げていくとキリがありませんが、いくつかのシリーズに分けることはできます。
シリーズ | レーザーミニ四駆 | ミニ四駆PRO | ミニ四駆REV | レーサーミニ四駆 | フルカウルミニ四駆 | エアロミニ四駆 | ミニ四駆アニマル |
---|---|---|---|---|---|---|---|
画像 | |||||||
シャーシ | VZ | MA,MS | FM-A,AR | VZ,SII,VS | FM-A,AR,SII | スーパーX,XX | VZ,SII,VS |
マシン例 |
※旧シャーシは除く
それぞれのシリーズによって、ボディの形状やシャーシ、使うモーターなども変わってきます。
そんな特徴の違うマシンの中から選んで改造していくことで、それぞれ違った走りのマシンへとなっていくのが特徴です。
ミニ四駆の種類については、こちらの記事で紹介しています。
何を買えばいいのか
悩んだら初心者向けキット
数あるミニ四駆の中には、初心者向けのキットも発売されています。
ミニ四駆を始めようと思っても、数あるマシンの中から何を買えばいいのかは悩んでしまう部分。
もちろん1番は、自分の気に入ったマシンを選ぶことです。
しかしそれでも悩んでしまう場合は、初心者向けのマシンキットを選ぶのがおすすめになってきます。
スターターパック | アドバンスパック | |||
---|---|---|---|---|
画像 | ||||
タイプ | パワー | スピード | バランス | アドバンス |
シャーシ | MA | AR | FM-A | VZ |
マシン | ブラストアロー | エアロアバンテ | ラウディーブル | ネオVQS |
スターターパックやアドバンスパックであれば、マシンキットだけでなく改造のためのGUPもセットになっているのが特徴。
マシン+GUPというコスパの良さはもちろん、効率的に改造を進めていけるので何を買えばいいのか悩んだ時にはおすすめです。
初心者向けのキットについては、こちらの記事で紹介しています。
組み立て済みのマシンも発売
ミニ四駆の中には、はじめから組み立て済みの完成車も発売されています。
ミニ四駆というと、プラモデルということで自分で組み立てていくイメージ。
もちろん自分で組み立てるのが楽しみな部分もありますが、小さい子どもにはむずかしい場合も。
そんな時におすすめなのが、完成した状態で発売されているマシンキットになります。
ドッグレーサー | ピッグレーサー | パンダレーサー | パンダレーサー | |
---|---|---|---|---|
画像 | ||||
シャーシ | MAシャーシ | |||
カラー | ブルー | ピンク | グリーン | イエロー |
マシン | ライキリ | ジルボルフ |
種類としては少ないですが、どのマシンも動物が特徴的なマシンになっているので子どもにも大人気です。
組み立て済みなだけでなく、モーターもセット。
なので単三電池2本さえ用意すれば、コースで走らせることもできます。
今では家電量販店などで無料のコースが設置されているので、完成車と電池があれば子どもがミニ四駆を楽しむこともできます。
ビギナーズミニ四駆については、こちらの記事で紹介しています。
ミニ四駆の作り方
組み立てに必要な工具
ミニ四駆を組み立てる上では、最低限の工具が必要になってきます。
プラモデルがベースということもあり、マシンの組み立てには工具類が必要。
ニッパー | ドライバー | ピンセット | ボックスレンチ | デザインナイフ | ヤスリ | |
---|---|---|---|---|---|---|
画像 | ||||||
用途 | パーツの切り離し | ビス止め | パーツの取り扱い | ナット締め | バリ取り | 表面の加工 |
パーツ類の切り離しには、「ニッパー」。
またローラーなどはビスによって取り付けるので、「プラスドライバー」なども必要になってきます。
マシンの組み立てだけであれば、これらの工具があれば可能です。
ここからさらに改造していく場合は、これ以上に必要な工具を揃える必要があります。
しかし今では100均などでも工具は揃えることができるので、まず最初は100均で必要な工具を揃えてみるのもおすすめです。
ミニ四駆に必要な工具については、こちらの記事で紹介しています。
組み立てる時のポイント
マシンの組み立てについては、付属の説明書通りに組み立てればむずかしくはありません。
ミニ四駆の場合、細かいパーツが多いです。
「ギヤ」や「ビス」、「ワッシャー」などの細かいパーツもあるので、小さい子どもがいる場合は取り扱いに注意が必要。
そして少しでも速いマシンに仕上げたい場合は、いくつかのポイントを抑えて組み立てていく必要があります。
どれもむずかしいことはないので、初めての組み立てでも問題なし。
ちょっとしたひと手間によって、ミニ四駆の速さは変わってきます。
速いマシンにするためには、丁寧に組み立てることが大切です。
ミニ四駆の組み立てポイントについては、こちらの記事で紹介しています。
ミニ四駆の楽しみ方
マシンをコースで走らせる
ミニ四駆の楽しさは、作ったマシンをコースで走らせることにあります。
説明書通りにモーターやローラーを取り付け、電池を入れればマシンを走らせることができます。
実際ミニ四駆は、コースを走らせるまでどんな走りをするかわからない楽しさも。
今の時代、いろいろな場所でミニ四駆をコースで走らせることができます。
まずはタミヤから発売されているミニ四駆コースで、自宅用コースを用意する方法。
ミニ四駆専門店であれば、少しむずかしいレイアウトのコースを走らせることが可能。
ミニ四駆に詳しい人も多いので、困った時は心強いです。
また最近では、家電量販店でも無料のコースが開放されています。
そこまでむずかしいコースは少ないので、初心者も子どもも走らせやすいコースです。
ただミニ四駆をお店のコースで走らせる場合、それなりのマナーもあります。
コースを傷つけないようなセッティングはもちろん、他の人への配慮も意識する必要がある点には注意が必要です。
ミニ四駆のコースについては、こちらの記事で紹介しています。
大会に参加する
ミニ四駆のもう一つの楽しみ方として、大会レースへの参加もあります。
ミニ四駆の大会には、大きく2種類あります。
タミヤが主催するのが、「公式大会」。
そしてそれぞれの店舗が開催する、「店舗レース」になります。
どちらもむずかしいコースレイアウトが用意されているので、走らせるだけでも楽しみが。
また「5レーンコース」と「3レーンコース」という違いもあるので、同じミニ四駆でもまた違ったセッティングが必要となってきます。
初心者にも参加しやすいのが、タミヤの主催する公式大会。
レベルによってクラスも分かれていて、各地方でも開催されています。
せっかく作ったミニ四駆で大会に参加してみたい場合、公式大会であれば敷居も低く参加しやすいのでおすすめです。
タミヤの公式大会については、こちらの記事で紹介しています。
始めやすいのもミニ四駆の特徴
長い歴史の中で、多くの世代に楽しまれているのが「ミニ四駆」。
今ではマシンの種類も多く、自分オリジナルのマシンも作りやすいです。
また改造の仕方によって走りが変わってくるのが、ミニ四駆の特徴。
そんな改造したマシンを、立体的なコースで走らせるのが今のミニ四駆の楽しみ方。
タミヤの公式大会や店舗大会など、競い合う場所も多く準備されています。
ミニ四駆に懐かしさを感じる人も、初めてミニ四駆に触れるという人も。
始めるハードルは低いので、この記事がミニ四駆の楽しさを知るきっかけになることを願っています。
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