ミニ四駆でマシンを速くする場合、どのモーターを使うかが重要になってきます。
スペックの高いモーターを使うほど、マシンが速くなるのはもちろん。
さらにモーターの「回転数」と「トルク」を知ることで、速いモーターを使い分けることも大切になってきます。
✅この記事の内容
- 片軸モーターの性能を比較
- 両軸モーターの性能を比較
- 各モーターの使い分け方
この記事では、ミニ四駆の中で速いモーターについて。
片軸と両軸それぞれのモーターを、スピードとパワーで比較していきます。
ミニ四駆のモーターを速い順に考えた場合、モーターの回転数とトルクが重要になってきます。
2023年現在、ミニ四駆のモーターの種類はこちら。
片軸モーター
名称 | TT2 | AT2 | RT2 | LD | HD3 | PD | SD | UD | pD |
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画像 | |||||||||
スピード | ☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
パワー | ☆☆☆ | ☆☆ | ☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
両軸モーター
名称 | TT2P | AT2P | RT2P | LDP | HDP | MDP |
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画像 | ||||||
スピード | ☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
パワー | ☆☆☆ | ☆☆ | ☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
ミニ四駆のモーターは、「回転数」によって速さ。
「トルク」によって、モーターのパワーが変わってきます。
しかしミニ四駆のモーターのスペックは、個体差や性能向上などの要素もあるのがむずかしい部分。
開封直後から優れたモーターもあれば、その逆もあります。
またモーターも使っているほど性能が上がってくるので、モーター慣らしをしてから使い始めることで最高の状態からスタートすることも可能。
一般的なモーターのスペックで、速さを比較することはできます。
しかし実際にコースで走らせた時に速いモーターかどうかは、コースやマシンによっても変わってくる点には注意が必要。
おすすめのモーターについては、こちらの記事で紹介しています。
片軸モーターの性能を比較
方軸で「速い」モーター
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | |
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名称 | SD | PD | HD3 | LD | RT2 | AT2 | TT2 |
画像 | |||||||
回転数(r/min) | 20700-27200 | 19900-23600 | 17200-21200 | 14600-17800 | 13400-15200 | 12700-14900 | 12300-14700 |
ミニ四駆のモーターの「速さ」は、そのモーターの「回転数」で決まってきます。
基本的にモーターは、ダッシュ系モーターの方がチューン系モーターより回転数が高いです。
VZシャーシやFM-Aシャーシなどに使われているのが、片軸モーター。
そんな片軸モーターの中で、もっとも回転数の高いのが「スプリントダッシュモーター」。
チューン系モーターの中でみると、「レブチューン2モーター」が1番回転数としては高くなってきます。
片軸モーターの中には、ウルトラダッシュモーターやプラズマダッシュモーターなどの高スペックモーターもあります。
しかしタミヤの公式大会などでは、この2つのモーターを使用することはできません。
なのでタミヤ公式のルール内でモーターの速さを比較すると、1番回転数が高く速い片軸モーターはスプリントダッシュモーターになってきます。
商品リンク:タミヤ GP.318 スプリントダッシュダッシュモーター 15318
商品リンク:タミヤ ミニ四駆 グレードアップパーツ No.485 レブチューン2モーター 15485
方軸で「パワーのある」モーター
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | |
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名称 | PD | HD3 | SD | TT2 | LD | AT2 | RT2 |
画像 | |||||||
トルク(mN・m) | 1.5-2.0 | 1.4-1.9 | 1.3-1.8 | 1.6-2.0 | 1.3-1.9 | 1.5-1.8 | 1.2-1.5 |
ミニ四駆のモーターの「パワー」とは、モーターの「トルク」がひとつの目安になってきます。
片軸モーターだけでモーターのトルクを比較した場合、1番トルクが高いのは「パワーダッシュモーター」になります。
スプリントダッシュが回転数なのに対し、パワーダッシュモーターはトルク面で優れたモーター。
これはチューン系モーターでも同じで、「トルクチューン2モーター」がチューン系の中ではもっともトルクのあるモーターになっています。
マシンの再加速などに影響してくるモーターのパワーは、片軸の中ではパワーダッシュモーターが1番優れています。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツシリーズ No.317 GP.317 パワーダッシュモーター 15317
商品リンク:タミヤ ミニ四駆 グレードアップパーツ No.484 トルクチューン2モーター 15484
両軸モーターの性能を比較
両軸で「速い」モーター
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | |
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名称 | MDP | HDP | LDP | RT2P | AT2P | TT2P |
画像 | ||||||
回転数(r/min) | 17200-21200 | 17200-21200 | 14600-17800 | 13200-14900 | 12300-14500 | 12200-14400 |
ミニ四駆の両軸モーターも、モーターの回転数で速さを比較することができます。
MAシャーシやMSシャーシに使われているのが、両軸モーター。
そんな両軸モーターの場合、片軸モーターに比べても種類が少ないです。
ダッシュ系モーターとしては、マッハダッシュモーターPROやハイパーダッシュモーターPRO、ライトダッシュモーターPROの3種類。
この中でもっとも速いモーターが、「マッハダッシュモーターPRO」。
両軸モーターの中で1番回転数が高いので、多くの両軸マシンに使われています。
一般的にマッハダッシュモーターPROは、片軸のスプリントダッシュとパワーダッシュの間くらいの回転数になってきます。
商品リンク:タミヤ グレードアップパーツシリーズ No.433 GP.433 マッハダッシュモーター PRO 15433
両軸で「パワーのある」モーター
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | |
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名称 | HDP | TT2P | LDP | MDP | AT2P | RT2P |
画像 | ||||||
トルク(mN・m) | 1.4-1.9 | 1.7-2.1 | 1.3-1.9 | 1.3-1.8 | 1.6-1.8 | 1.2-1.5 |
両軸モーターのパワーを比較した場合、マッハダッシュモーターPROよりもハイパーダッシュモーターPROの方が優れている場合もあります。
両軸モーターの場合、片軸でいうスプリントダッシュやパワーダッシュに当たるのがマッハダッシュモーターPRO。
マッハダッシュは回転数が優れている反面、トルクの部分では物足りなさもあります。
そんなマッハダッシュPROとハイパーダッシュPROを比較すると、ハイパーダッシュPROの方がトルク面では多少優れています。
なので両軸モーターでモーターのパワーだけを比べると、マッハダッシュPROよりハイパーダッシュPROの方が使いやすい場面も。
ただマシンのパワーは、モーターだけで決まるわけではありません。
回転数の高いマッハダッシュモーターPROにセッティングを合わせることで、トルク面を補うことも可能になってきます。
各モーターの使い分け方
高速コースには、回転数の高いモーター
直線の多いコースや速さの求められるコースでは、回転数の高いモーターの方が適しています。
ミニ四駆では、コースレイアウトやマシンによってモーターを使い分けることも必要。
アップダウンや再加速の少ないコースの場合、回転数の高いスプリントダッシュやマッハダッシュが適しています。
ストレートの多いコースなどの場合、求められるのはマシンの速さや最高速。
マシンの速さはタイヤ径などでも変わってきますが、モーターの回転数も重要になってきます。
回転数の高いモーターを使用することで、最高速も出やすい走りにすることができます。
立体コースには、トルクのあるモーター
アップダウンの多い立体コースなどでは、トルク重視のモーターの方が相性は良くなってきます。
スロープやDBなどでブレーキによる減速が必要な場合、そこからの再加速も必要になってきます。
しかしトルクの少ないモーターでは、再加速の場面では多少のタイムロスに。
そんな時にパワーダッシュなどのトルクがあるモーターであれば、再加速のスピードも上がってきます。
立体コースの場合、常に最高速で走る高速レイアウトとは違った走りが求めます。
なので両軸モーターの場合、回転数の高いマッハダッシュPROよりもトルクのあるハイパーダッシュPROの方が適しているコースもあります。
ミニ四駆をコースで速く走らせる場合、コースレイアウトによっては回転数が高いモーターよりトルクのあるモーターの方が合っている場合もあります。
コースによって速いモーターは変わる
ミニ四駆のモーターを速い順に考える場合、モーターの回転数とトルクが重要になってきます。
片軸モーター
名称 | TT2 | AT2 | RT2 | LD | HD3 | PD | SD | UD | pD |
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画像 | |||||||||
スピード | ☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
パワー | ☆☆☆ | ☆☆ | ☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
両軸モーター
名称 | TT2P | AT2P | RT2P | LDP | HDP | MDP |
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画像 | ||||||
スピード | ☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
パワー | ☆☆☆ | ☆☆ | ☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
ミニ四駆のモーターは、「回転数」によって速さ。
「トルク」によって、モーターのパワーが変わってきます。
しかしモーターにも個体差などがあるため、開封直後から優れたモーターもあればその逆も。
またモーターも、使っているほど性能が向上。
モーター慣らしてから使い始める方が、効率的な部分もあります。
実際にコースで走らせた時に速いモーターかどうかは、コースやマシンによっても変わってくる点には注意が必要になってきます。
初心者にもおすすめのモーターについては、こちらの記事で紹介しています。
コメント
モーターって初心者のころは覚えるの大変ですよねw
私は脳筋なのでとりあえずパワダをブッ込んでましたw
ホントにモーターの区別つかないですよね 笑
そんな僕の経験が少しでも参考になればと思っています。