【ホイール貫通のやり方】メリットは3つ|タイヤ外れやパーツを無くすリスクを減らす

ホイール
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ミニ四駆でホイール貫通をするメリットはあるの?

 

コースで速いマシンほど、ホイールを貫通させてタイヤを固定している改造をよく見かけます。

気になるのは、そんな「ホイール貫通」は初心者でもやった方が良い改造なのか。

ホイール貫通をすることによって、マシンの足回りは安定

タイヤが安定することによって、マシンの走りにも良い影響を与えることができます。

 

 

✅この記事の内容

  • ホイール貫通のやり方
  • ホイール貫通をする理由
  • メリットデメリット

 

この記事では、ホイール貫通のやり方について。

ホイール貫通のメリットとデメリットと合わせて紹介します。

 

 

手間がかかるイメージのあるホイール貫通ですが、初心者こそマネすべき改造にもなってきます。

 

ホイール貫通をするメリットは3つ。

 

  • シャフトが抜けにくくなる
  • タイヤのブレが無い状態で使い続けられる
  • マシンのトレッド幅の調整がしやすい

 

シャフトがホイールにしっかり入る分、抜けにくかったりマシンに合わせての調整も必要だったりとデメリットになる部分があるのも事実。

しかしマシンの走りや速さに影響してくるタイヤ周りだからこそ、安定性は必要となってきます。

 

マシンが速くなるほど、コーナーなどでホイールにかかってくる横の力は大きくなります。

そんな時にホイールが抜けるのを防ぐためにも、ホイール貫通は必要となってくる改造。

 

ホイール貫通という改造自体は、1.7mmか1.8mm径のドリルがあれば可能。

タイヤの精度が気になる場合なども、ホイール貫通専用の治具などを使えば間違いありません。

 

手軽にできる改造だからこそ、ホイール貫通は初心者もマネすべき改造

マシンを走らせながらホイールが抜けて、タイヤや軸受けを無くす心配も無くなります。

 

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治具を使ったホイール貫通については、こちらの記事で紹介しています。

 

 

 

ホイール貫通のやり方

ホイール貫通のやり方

必要なのは「ドリル」「72mmシャフト」「ゴム管」

必要なのは「ドリル」「72mmシャフト」「ゴム管」

ホイール貫通をする時に用意するものは、大きく3種類です。

 

  • 1.7mm,1.8mmのドリル
  • 72mmシャフト
  • ゴム管

 

1.7mm径のドリルの方が、シャフトを通すのも大変になってきます。

しかしホイールの種類によっては、無理に軸穴を広げずに貫通が可能に

ホイールの種類によって、ドリル径を使い分けるのもひとつの方法になってきます。

 

そして貫通させたホイールに使うのが、「72mmの長いシャフト」

貫通させて取り付けた後、はみ出したシャフトを覆うためにFRPなどに付いている「ゴム管」も必要になってきます。

 

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ドリルは真っ直ぐ垂直に

ドリルは真っ直ぐ垂直に

まずは、1.7か1.8mmのドリルでホイールを貫通していきます。

 

この時マシンの精度を求めるのであれば、治具などを使う方法も。

これによって、手作業よりも正確に貫通させることもできます。

しかし手作業での貫通も決してむずかしくなく、丁寧にやることでそれなりの精度を出すことも可能になってきます。

 

この時ホイールに対して、真っ直ぐ垂直にドリルを入れることが必要。

軸穴に対して真っ直ぐドリルを入れていれば、そこまで大きく精度を欠くことはないはずです。

 

 

シャフトを通してゴム管で隠す

シャフトを通してゴム管で隠す

貫通したホイールに使うのは、72mmの長いシャフトになります。

 

通常のホイールの取り付けと同様、それぞれのホイールでブレが無い位置を見つけてシャフトを刺し込むだけ

この時手で差し込んでいくよりも、ハンマーなどで叩いて押し込んでいった方がやりやすいです。

 

シャフトを通すと、ホイールからはみ出す部分があります。

そこを安全のため、ゴム管を切って隠しておくことも大切になってきます。

 

ゴム管の使い方については、こちらの記事で紹介しています。

 

 

 

ホイール貫通をする理由

ホイール貫通をする理由

治具が無くてもできる加工

治具が無くてもできる加工

ホイール貫通自体は、治具を使わなくてもできる加工になってきます。

 

「ホイール貫通」とは、マシンのホイールの軸穴を貫通させること。

これによって、通常より深くシャフトを刺すことが可能になります。

つまりシャフトが奥まで入ることで、ホイールから抜けにくくできます。

 

ホイール貫通も、マシンの精度を求めるなら治具が必要

しかし必要な大きさのドリルさえあれば、手作業でもできる改造になってきます。

 

走行中のマシントラブルの可能性を減らすためには、ホイール貫通は必要な加工になってきます。

 

 

B-MAXでも認められている改造

B-MAXでも認められている改造

ホイール貫通は、無加工が基本のB-MAXでも認められている加工になっています。

 

ホイール貫通をするとなると、むずかしい改造のイメージも

他にもシャフトが抜けにくくなる方法として、シャフトにヤスリでキズをつけたり、マッキーで塗ったりする方法もあります。

 

しかしマシンを走らせ続けていく中では、ホイールの軸穴もだんだんと摩耗

ホイールの軸穴が広がってきてしまい、シャフトとホイールが外れやすくなってしまいます。

 

そんなトラブルを無くすために必要な改造が、ホイール貫通。

なので初心者向けに考えられたB-MAXのレギュレーションの中でも、ホイール貫通は可能となっています。

 

B-MAXレギュレーションについては、こちらの記事で紹介しています。

 

 

 

ホイール貫通のメリット

ホイール貫通のメリット

シャフトが抜けにくくなる

シャフトが抜けにくくなる

ホイール貫通をする1番の理由は、ホイールからシャフトが抜けにくくなることです。

 

ホイール貫通後に使用するシャフトは、72mmのシャフト

通常通りホイールにシャフトを刺すよりも、奥までシャフトを通すことが可能になってきます。

 

これによって、マシンを走らせる衝撃で抜けることはありません。

また、シャフトの軸穴が摩耗し広がることも少なくなります。

 

マシンの走りを安定させる意味でも、ホイール貫通でシャフトを抜けにくくすることが大切になってきます。

 

 

タイヤのブレが無い状態で使い続けられる

タイヤのブレが無い状態で使い続けられる

ホイール貫通をすることで、ホイール自体のブレも減らすことができます。

 

まず通常のホイールの取り付けと同様、それぞれのホイールがブレない適切な位置でシャフトを刺し込みます。

ここで違いが出てくるのが、軸穴の摩耗度合い

ホイールの軸穴で止まっているシャフト奥まで入っているシャフトでは、軸穴の摩耗の度合いが変わってきます。

 

これによって、ホイールのブレが無い位置で合わせた状態でタイヤを使い続けることが可能になってきます。

 

 

マシンのトレッド幅の調整がしやすい

マシンのトレッド幅の調整がしやすい

ホイール貫通をすることで、マシンのトレッド幅を調整することができます。

 

マシンのトレッド幅によって、マシンの速さや安定性は変わります

特に速さを求めた場合、できるだけホイールをシャーシに近づけて履かせるのもひとつ。

 

この時、ホイール貫通をしていることでホイールの逆履きも可能に

マシンやコースレイアウトに合わせて、マシンのトレッド幅を調整することが可能になります。

 

トレッド幅や逆履きについては、これらの記事で紹介しています。

 

 

 

ホイール貫通のデメリット

ホイール貫通のデメリット

シャフトをから抜くのが大変になる

シャフトをから抜くのが大変になる

ホイール貫通のデメリットとしては、ホイールの抜き挿しが大変になることがあります。

 

ホイールの奥までしっかり刺さっているシャフトは、抜くだけでも一苦労に

セッティングでタイヤを替えようとした時や、シャフトが曲がって交換が必要な時に手間にはなってきます。

ホイールプーラーなどの便利な工具があれば問題ありませんが、手作業となると大変。

 

ホイールが抜けにくいというのはメリットの反面、抜きづらいというデメリットにもなってきます。

 

 

ホイールの微調整が必須

ホイールの微調整が必須

ホイール貫通では、マシンに合わせたシャフトの調整が必要になってきます。

 

ホイール貫通後は、シャフトをホイールの奥まで挿し込める分力の伝わり方も変わってきます

これによって、マシンが走るために必要なホイールの回転が鈍くなってしまうことも。

 

さらにシャーシとホイールを密着させすぎてしまうと、ホイールと軸受けの摩擦が大きすぎて抵抗にもなってきます

なので軸受けとホイールの間には、ほんの少しの隙間が必要になってきます。

 

通常のホイールと違ってシャフトを挿し込める限界が無い分、マシンによっての調整が必要となってきます。

 

ホイールの調整については、こちらの記事で紹介しています。

 

 

 

初心者こそするべき「ホイール貫通」

初心者こそするべき「ホイール貫通」

速いマシンほどホイール貫通をしているのは、メリットとなる部分も多いからになってきます。

 

  • シャフトが抜けにくくなる
  • タイヤのブレが無い状態で使い続けられる
  • マシンのトレッド幅の調整がしやすい

 

シャフトの抜きづらさホイールの微調整などデメリットに感じる部分もありますが、それ以外にやらない理由もありません。

ホイール貫通のやり方もむずかしくなく、ドリルさえあれば加工は可能

 

マシンが速くなればなるほど、ホイール貫通は必要。

だからこそ、初心者向けに考えられたB-MAXのレギュレーションの中でも認められています。

 

ホイール貫通というのはタイヤが外れたりパーツを無くしたりというリスクが減る部分でも、初心者こそマネすべき改造

 

商品リンク:CoCud 超硬ソリッド ドリル ビット 直径 1.7 mm

 

治具を使ったホイール貫通については、こちらの記事で紹介しています。

 

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