改造のしやすさや駆動の良さから、初心者にもおすすめといわれるのが「MAシャーシ」です。
そのシャーシの剛性によって、デメリットとなってくる点もあります。
しかしシャーシとしての完成度や扱いやすさから、ストッククラスなどでも人気のシャーシになっています。
✅この記事でわかること
- シャーシの基本スペックと種類
- MEシャーシとの違い
- メリットデメリット
- MAシャーシの改造ポイント
- 実際の改造マシン
この記事では、MAシャーシについて。
MAシャーシマシンの種類や、メリットデメリット。
さらに改造する際のポイントを、実際に改造したMAシャーシマシンと合わせて紹介します。
2026年に後継のMEシャーシが登場しましたが、それでも多く使われているほどMAシャーシは人気のシャーシになります。
それほど、人気があって扱いやすいのがMAシャーシの特徴。
MAシャーシのメリット
- シャーシの剛性が高い
- 駆動周りが安定している
- 改造がしやすい
MAシャーシのデメリット
- シャーシが重い
- 電池が取り出しづらい
- 剛性によってシャーシが硬い
実際にMAシャーシは、幅広い改造によっていろいろなマシンを作ることができます。

流行りのギミックバンパーなども取り付けやすいのは、MAシャーシの改造のしやすさがあってこそになってきます。
MAシャーシとは?基本スペック

MAシャーシマシンの種類
※代表的なマシン例
MAシャーシはミニ四駆PROシリーズ

MAシャーシのマシンは、数あるミニ四駆シリーズの中でも「ミニ四駆PROシリーズ」に多くなっています。
ミニ四駆PROシリーズは、MAやMS、MEシャーシなどの両軸シャーシが中心のシリーズ。
なので取り付けるパーツによっては、ボディに干渉してきてしまう場合もある点には注意が必要。
そんなMAシャーシに合わせて、GUPも数々発売されてきています。
代表的なものとしては、MAシャーシファーストトライパーツセットやMAシャーシサイドマスダンパーセット。

特にファーストトライパーツセットは、FRPプレートやローラー、マスダンパーもセットになっているので最初の改造パーツとしておすすめになってきます。
ファーストトライパーツセットについては、こちらの記事で紹介しています。
スターターパックは初心者におすすめ

初心者向けと言われるMAシャーシだからこそ、スターターパックもおすすめになってきます。
MAシャーシは登場から10年以上経っていますが、レクサスLBXやシュティーアなどの実車系マシンが近年でも発売。
さらに限定商品としてデクロス-01 ブルーメッキボディやデクロス-02 クリヤーブラックスペシャルなども発売されるほど、MAシャーシマシンの発売は続いています。
そんな中でもMAシャーシマシンとしておすすめになってくるのが、スターターパックです。
なので説明書通りの組み立てでも、しっかりと改造できるほど初めての改造としてもおすすめのキット。

発売から時間が経っても新商品が発売されるほど、MAシャーシは初心者にもおすすめな良シャーシになっています。
スターターパックについては、こちらの記事で紹介しています。
MEシャーシとの違いは?MAシャーシの後継機

2026年にMAシャーシの後継機として発売されたのが、MEシャーシになります。
2026年9月現在でMEシャーシとして発売されているのは、ライザン1台のみ。
10月にはティクシブが発売されますが、MEシャーシのラインナップとしては2種類だけになっています。
MEシャーシはMAシャーシの後継機ということもあり、MAシャーシの気になる部分が改善されているシャーシになります。
さらにシャーシの裏面が切り抜かれていることで電池交換がしやすくなり、使いづらさも改良されています。
ただし発売直後ということもあり、マシンの種類が少ないのが気になるポイント。

ボディによっては互換性もあるので、好きなマシンのボディをMEシャーシで使うのもひとつの方法にはなってきます。
MEシャーシについては、こちらの記事で紹介しています。
MAシャーシのメリット・デメリット

MAシャーシのメリット
| シャーシの剛性が高い | ![]() |
| 駆動周りが安定している | ![]() |
| 改造がしやすい | ![]() |
MAシャーシの特徴としては剛性の高さがあり、これによって初心者でも扱いやすいシャーシになっています。
シャーシの剛性についてはマシンや好みによっても変わってきますが、頑丈なシャーシであれば駆動周りが安定してきます。
シャーシのしなやかさとしては足りない部分もありますが、前後バンパーの強度もあるのでローラーのスラスト抜けの心配もありません。
この駆動周りの安定性こそが、ミニ四初心者にも扱いやすいといわれている理由にもなってきます。
両軸シャーシということで方軸シャーシのようにプロペラシャフトも必要ないので、説明書通りの組み立てでもマシンの速さを出すことができます。
さらにMAシャーシは既存のビス穴が多くあることで、手軽にGUPを取り付けることが可能。

改造に慣れていない初心者でも、直感的にパーツを取り付けて改造することができます。
MAシャーシのデメリット
| シャーシが重い | ![]() |
| 電池が取り出しづらい | ![]() |
| 剛性によってシャーシが硬い | ![]() |
剛性の高さが特徴のMAシャーシですが、その剛性の高さがデメリットとなってくる面もあります。
剛性が高いということは、それだけシャーシの作りがしっかりしているということ。
しかしシャーシの作りがしっかりしていることによって、他のシャーシと比較して重さも増しています。
そしてシャーシの剛性が高いことでシャーシの柔軟性も無いため、コースアウトしてしまうパターンも増えてきます。
MAシャーシは柔軟性が低いため、柔らかいシャーシに比べてコースの壁などに弾かれてコースアウトしてしまうことも場合も多い。
さらに無加工改造ほどMAシャーシを使いづらいのが、電池の取り外しになります。

シャーシの剛性によって電池が取り外しづらい上に、取り出すための穴なども空いていないためさらに使いづらくなっています。
MAシャーシの改造ポイント

シャーシの軽量化

MAシャーシのデメリットともなってくるシャーシの重さについては、軽量化することでマシンの速さを出すことができます。
MAシャーシの重さは、タイヤや電池を合わせると約125gあります。
それに対して同じ両軸シャーシのMSシャーシは約124g、FM-AやVZシャーシなどの方軸シャーシはどれも110g前後の重さ。
ミニ四駆は軽いマシンほど速度が出るということからも、マシンの重さというのは速さにも大きく関係してきます。
特に前後のバンパーカットをしてFRPやカーボンに置き換えることで、素組み状態とはマシン重量も変わってきます。
もちろんシャーシを軽量化することによって、メリットでもある剛性の高さの良さを消すことにはなってきます。

なのでシャーシを軽量化する際は、軽量化の仕方によってもシャーシに与える影響が変わってくる点については注意が必要です。
バンパーカットについては、こちらの記事で紹介しています。
電池部分の加工で使いやすさアップ

MAシャーシの場合、シャーシの電池部分を加工するだけでも使いやすさがアップします。
前述の通り、MAシャーシの使いづらさになっているのが電池の取り外し。
しっかり固定されるのは良いものの、シャーシの切り欠きなども無いため電池を外す際はなかなか手間がかかってきます。
そんな電池の取り外しの手間を減らすためにも、オープンクラスなどであれば電池部分の加工は必須です。
マシンの中で1番の重量物である電池の重心を下げることで、マシンとしての安定性も上げることができます。
他にもシャーシの底面を加工して穴をあけるだけでも、電池の取り外しのしやすさは大きく変わってきます。

ただしストッククラスなどでは、電池のための加工もレギュレーション違反になってしまうので注意が必要です。
MAシャーシの電池落としについては、こちらの記事で紹介しています。
スラダンやATバンパーなどで柔軟性を上げる

シャーシの剛性がデメリットにもなってくるMAシャーシの場合、バンパーの柔軟性を上げる改造もおすすめです。
今のミニ四駆コースの多くは、ジャンプや着地、バンクの多い立体コース。
特にジャンプ後の着地においては、シャーシの柔らかさによって安定性も変わってきます。
なので剛性の高いMAシャーシの場合、前後バンパーの柔軟性を上げるだけでもコースアウトの確率は変わってきます。
ATバンパーであれば上下に動くので、ジャンプ後などにコースの壁に引っかかってもコース内に収まりやすくなります。
シャーシの柔軟性が上がることによって、ちょっとしたマシンの挙動の乱れにも対応可能。

硬いシャーシということでコースとの接触によって弾かれる場合も多いので、バンパーなどで柔軟性を上げる改造が有効になります。
MAシャーシマシンの改造例

オープンクラス
ハリケーンソニック(ATスラダン+リヤアンカー)

このマシンは、オープンクラス仕様に改造したハリケーンソニックになっています。
マシンのポイント
- フロント提灯
- ATスライドダンパー
- リヤアンカー
今のミニ四駆の改造に欠かせない、フロント提灯はもちろん。
シャーシ自体の柔軟性の低さを、ATスラダンやアンカーによってコースに収まりやすくなるように改造しています。

ボディもハリケーンソニックのポリカボディを使うことで、フルカウルミニ四駆らしさを残した改造になっているのが特徴です。
ハリケーンソニックの改造については、こちらの記事で紹介しています。
ライキリ(ピタダンパー)

このマシンは、フロント提灯とサイドマスダンパーを組み合わせたピタダンパーマシンになっています。
マシンのポイント
- ピタダンパー(フロント提灯+サイマス)
- ATスラダン
- リヤスキッドローラー
MAシャーシの改造として、2023年に話題になっていたのが「ピタダンパーマシン」になります。
「ピタダンパー」とは、フロント提灯とサイドマスダンパーを合わせた改造。
普通であればどちらかしかしない改造を、あえて両方取り付けています。
フロント提灯+サイドマスダンパーという組み合わせによって、MAシャーシの制振性が上がっています。

パーツ点数としては多くなってしまいますが、新しいMAシャーシの改造として話題になりました。
ピタダンパーマシンについては、こちらの記事で紹介しています。
ストッククラス
アバンテ(無加工フロント提灯)

このマシンは、ストッククラスの新しいレギュレーションに合わせて無加工のフロント提灯を使ったマシンになります。
マシンのポイント
- 新レギュレーションに合わせてマシン改造
- ストッククラス用の無加工フロント提灯
- ボールリンク+マルチブレーキの組み合わせ
2026年6月のストッククラスのレギュレーション変更によって、フロント提灯の改造方法も変わりました。
そんなレギュレーションに合わせて、ボールリンク+マルチブレーキによってフロント提灯を作成しています。
実際に提灯として動くのはマルチブレーキセットなので、「プレート類のグラつく改造」にも該当しません。

ゴムパイプも合わせて取り付けることで、走行中に外れやすいというボールリンクマスダンパーのデメリットを補うことができます。
フロント提灯のストッククラスマシンの改造については、こちらの記事で紹介しています。
トライゲイル(B-MAXGP)

このマシンは、無加工が基本のB-MAXGPに合わせて改造したMAシャーシのマシンになります。
マシンのポイント
- 無加工改造のB-MAXGP仕様
- 24mmの小径タイヤ
- バンクスルーできるブレーキ
MAシャーシはパーツの取り付けのしやすさというメリットがあるので、B-MAXなどの無加工改造もかんたんです。
さらにシャーシ形状に合わせてブレーキステーを取り付けることで、バンクスルーしやすいのも無加工で使いやすいポイントになっています。

ただシャーシの加工ができないため、電池の取り外しがしづらいのはデメリットにもなってきます。
MAシャーシのB-MAXGPマシンについては、こちらの記事で紹介しています。
スターターパック(GTアドバンス)

このマシンはMAシャーシのスターターパックをベースに改造した、GTアドバンスマシンになっています。
マシンのポイント
- 無加工改造のGTアドバンス仕様
- ベースはMAスターターパック
- スターターパックに足りないGUPだけで改造可能
「GTアドバンス」とは、B-MAXGPと同じく無加工での改造が基本のマシン。
さらにベアリング類が使えないことから、マシンのトータルコストとしても安く済ませることができます。
さらにここでも、MAシャーシの駆動の良さは大きなメリットに。
このPOM製パーツが、ベアリングが使えないというレギュレーションの中でも大活躍。

さらにMAシャーシのスターターパックは、付属パーツも優れていることからGTアドバンス用マシンとしても使いやすいです。
GTアドバンスマシンについては、こちらの記事で紹介しています。
シュティーア(ファーストトライパーツセット)

このマシンは、MAシャーシ用のファーストトライパーツセットをベースに改造したシュティーアになります。
マシンのポイント
- MAシャーシ ファーストトライパーツセット
- MAシャーシ サイドマスダンパーセット
- ローフリクション小径ローハイトタイヤ
マシン改造については、無加工でGUPを取り付けただけ。

さらにサイドマスダンパーを取り付けることによって制振性も上がるので、チューン系モーターであれば安定してコースを走らせることができます。
シュティーアの改造については、こちらの記事で紹介しています。
レクサス LBX(ボディ内マスダンパー)

このマシンは、実車がモデルのレクサスLBX MORIZO RRを改造したマシンになっています。
マシンのポイント
- 実車ボディ内にマスダンパー
- 520内蔵の2段低摩擦プラローラー
- ローフリクション小径ローハイトタイヤ
実車のレクサスがマシンのモデルということもあり、ミニ四駆でも目立ってきてしまうマスダンパーをボディ内に隠すように取り付けているのがポイント。
実際にコースを走らせても、それなりに制振効果を得ることができていました。

さらに19mmの低摩擦プラローラーに520ベアリングを内蔵させることで、ローラーとしての回転も良くすることができています。
レクサス LBXの改造については、こちらの記事で紹介しています。
よくある質問(FAQ)

MAシャーシとMSシャーシはどちらがおすすめですか?

初心者・無加工改造なら、MAシャーシがおすすめになってきます。
MSシャーシも人気のシャーシですが、MSフレキへの加工しての使い方が人気の理由にはなってきます。
GUPを取り付けるためのビス穴も多いので、直感的に改造していけるのもMAシャーシの魅力になっています。

無加工での改造ならMA、本格的なオープンマシンならMSシャーシになってきます。
MSシャーシについては、こちらの記事で紹介しています。
MAシャーシはストッククラスで使えますか?

MAシャーシは、ストッククラスでも人気のシャーシになっています。
MAシャーシの特徴として改造のしやすさがあることからも、ストッククラスなどの無加工改造でも多く使われているシャーシです。
むずかしい調整なども必要ないので、加工ができないレギュレーションの中でもシャーシの良さを活かすことが可能。

ただしGUPのポン付け改造ではマシンの重さも増していくので、マシン重量の面では使いづらさは出てきてしまいます。
MAシャーシとMEシャーシの違いは何ですか?

MAシャーシが改良されて、2026年に登場したのがMEシャーシになります。
MAシャーシの良さを残しながら、気になっていた部分を改良したのがMEシャーシです。
電池部分の切り欠きもされているので、使いやすさもアップしています。

無加工でバンパーレス改造をする場合は、ビスだけで取り外しのできるMEシャーシの方が使いやすくなってきます。
MAシャーシの改造 まとめ

初心者向けなシャーシといわれるだけあり、MAシャーシの作りの良さは間違いありません。
MAシャーシのメリット
- シャーシの剛性が高い
- 駆動周りが安定している
- 改造がしやすい
MAシャーシのデメリット
- シャーシが重い
- 電池が取り出しづらい
- 剛性によってシャーシが硬い
MAシャーシのマシンについては、発売から10年以上経っても新商品が発売されています。
他にも流行りのギミックバンパーなども取り付けやすいのは、MAシャーシの改造のしやすさがあってこそ。

MAシャーシはGUPの取り付けもしやすいので、幅広い改造ができるシャーシになっています。
































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